中央区役所だより 第302号(令和元年11月3日) 1ページ
最終更新日:2019年11月3日
災害が発生したら、どう行動する? 自然災害に備えましょう
11月5日は「津波防災の日」です。この日をきっかけに、自然災害に対する理解を深め、万一の際の避難行動や近くの避難場所を確認しておきましょう。
問い合わせ 総務課(電話:025-223-7064)
平時から備えておくこと
ハザードマップを確認しましょう
市のハザードマップは洪水・津波の浸水する範囲と深さ、浸水する時間がわかります。避難所や津波避難ビルも確認できます。
また下記から、中央区版のハザードマップを確認することができます。
中央区版総合ハザードマップ(新潟市ホームページ)
避難所・避難ルートを確認しましょう
自宅・職場から近い高台や津波避難ビルなど頑丈なビルがどこにあるか、そこまでの避難経路を確認しましょう。
非常用持ち出し袋を用意しましょう
災害発生時にすぐに持ち出せるように玄関などに用意しましょう。水や食料のほか、携帯用ラジオなどを入れておくと避難時にも情報を得ることができます。
津波警報・注意報について
津波発生時には以下の警報・注意報が発表されます。その際は、新潟市内の津波避難ビル(北越高等学校体育館を、新たに津波避難ビルに指定しました。)・避難所を開放します。津波から避難するときは低い場所にとどまらず、高い階へ避難しましょう。
警報・注意報 | 予想される津波の高さ | とるべき行動 | |
---|---|---|---|
数値での発表 (津波の高さ予想の区分) |
巨大地震の場合の発表 | ||
大津波警報 | 10メートル超 (10メートルから) |
巨大 | 沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなどの安全な場所へ避難してください。「ここなら安心」と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。 |
大津波警報 | 10メートル (5メートルから10メートル) |
巨大 | 沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなどの安全な場所へ避難してください。「ここなら安心」と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。 |
大津波警報 | 5メートル (3メートルから5メートル) |
巨大 | 沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなどの安全な場所へ避難してください。「ここなら安心」と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。 |
津波警報 | 3メートル (1メートルから3メートル) |
高い | 沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなどの安全な場所へ避難してください。「ここなら安心」と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。 |
津波注意報 | 1メートル (20センチメートルから1メートル) |
表記しない | 海の中にいる人は、ただちに海から上がって、海岸から離れてください。 |
災害が発生した時
洪水の場合
- テレビ・ラジオなどの最新の気象情報に注意し、危険を感じたら避難準備を始めましょう。
- 避難情報(避難勧告など)が発令されたら、避難所へ避難しましょう。
- 浸水により外出が危険な場合は、今いる建物の上階に移動しましょう。
津波の場合
- とにかく早く、津波が届かないところ、より高いところへ避難しましょう。
- 事前に確認した経路を通り、高台や津波避難ビルなどの頑丈な建物へ避難しましょう。
- 車でなければ避難できない方以外は、原則徒歩で避難しましょう。
- 避難したら、津波警報などが解除されるまでは、絶対に戻らないようにしましょう。
要確認
津波の浸水想定範囲内にある下記の避難所は、津波避難に対応していないため、開放しません。
- 旧豊照小学校体育館
- 白山コミュニティハウス
- 白新コミュニティハウス
- 新潟江南高等学校
- 上山コミュニティハウス
- 食育・花育センター
取材レポート! マツを育て安全なまちに
10月14日、西海岸公園内の海浜植物園周辺にクロマツの苗を植樹する「区民協働の森づくり」が行われました。
汐見台周辺の海岸林を再生し、地域を強風や飛砂から守ろうと実施している取り組みで、浜浦小学校および関屋中学校の児童・生徒のほか地域の皆さん約130名が参加しました。
初めは難しそうにしていた皆さんも、次第に慣れた手つきに。途中で降り出した雨にも負けず、一生懸命作業を進め、1時間ほどで900本(内、100本は新潟地域緑化推進協議会からの支援)のクロマツを植えました。
参加した浜浦小3年の三澤結子さんは「土と堆肥を力いっぱい混ぜるのが大変でした」と話し、「今日植えたマツが大きく育ってほしいです」と笑顔を見せました。
植樹後の様子
なぜ海岸にマツを植えるの?
- 冬でも葉が落ちない
- 塩水に強く、津波が侵入したときの威力を弱める
強い海風や飛砂、津波などからまちを守ってくれる!
男女が共に活躍する現場から子どもたちへ
10月7日、関屋小学校で「知って広げよう!わたしたちの未来」が開催されました。この事業は、未来を担う子どもたちに男女共同参画について考えてもらおうと、区男女共同参画推進員が企画したものです。この日は同小の6年生24人と保護者6人が参加しました。
市職員が男女共同参画についての説明をした後、異性の多い職場で働いている方をゲストに招いて意見交換。仕事のやりがいや、自分の性別で良かったこと・困ったことなどのエピソードに、参加した皆さんは熱心に耳を傾けていました。
児童の大坂昊(そら)さんは「今日の話を通して、男性、女性に関わらず、やりたい仕事ができるのだと思いました。松田さん(警察官)の、男性の多い職場だからこそ、女性にしかできない仕事を見つけて活躍しているというお話が特に印象に残っています」と笑顔で話してくれました。
性別にとらわれず、自分の強みを生かしてのびのびと仕事をするゲストの皆さんの姿は、児童が将来の可能性を広げるきっかけになったようです。
ゲストスピーカーの皆さん
警察官 松田夏海さん
バス運転士 五十嵐敏子さん
電車車掌 目﨑沙智子さん
保育士 佐藤龍平さん
男女共同参画とは?
男女が性別にとらわれず、対等なパートナーとして、自分の個性や才能を発揮しながら社会のいろいろな分野に参画し、利益や喜びを分かち合うこと、また責任も一緒に担うこと。