問い合わせ　産業振興課 商工観光・文化スポーツグループ 電話：025-382-4809

　毎年、8月25日・26日は、亀田の夏の風物詩とも言えるかめだ祭りが開催され、亀田甚句流しや大岩万燈押し合いなどで賑わいますが、今年は新型コロナウイルスの感染原因とも言える「3密」をつくりださないため、残念ながら中止となりました。
　今回は亀田甚句流しと大岩万燈に深く関わられているお二人の想いと、亀田本町通りなどで代わりに開催される催しについてご紹介します。

　今年は、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、甚句流しも中止となったので、踊りの輪はもちろん、唄や樽太鼓・笛の音も響かない、寂しいかめだ祭りとなりますね。私をはじめ踊りを心待ちにしていた多くの皆さん、心にぽっかり穴の開いたような気持ちではないでしょうか。

　亀田甚句は遠く江戸時代、新発田藩の時代から「亀田盆踊り」として踊り継がれ、昭和25年「亀田甚句」と改名したと言われています。
　その後、昭和48年からは今のかたちである、本町通りでの「亀田甚句流し」が始まりました。これまで、大雨での時間短縮はありましたが、中止となったのは初めてですね。

　そうですね。これまで経験したことがありませんし、何より亀田甚句流しの実施や継承に携わってこられた先輩方に対して申し訳ない気持ちもあります。
　ただ、亀田甚句流し自体が無くなるわけではありませんし、来年はきっと再開できると信じていますので、「2年分の想いを込めた熱い熱い亀田甚句をみんなで踊りたい」と気持ちを切り替えてからは、今から胸がわくわくする部分もありますね。

　新型コロナウイルスの一日も早い終息と皆さんのご健康をお祈りしています。来年の8月25日に元気でまたお会いしましょう。

かめだ祭り 甚句流し部会長
榎並 義則さん

　大岩万燈押し合いの歴史は古く、当初は岩万燈祭りとして1664（寛文4）年に始まったとされ、昭和にいったん途絶えましたが、1975（昭和50）年に有志が立ち上がり復活させ今日に至っています。
　そして今年が復活から45年目を迎えるという節目の年でしたが、新型コロナウイルスの影響で、かめだ祭り自体が中止となったことは、本当に残念ですね。

　そうですね。わたしたち保存会は、担ぎ手が徐々に減少し始めたころから「参加したくなる楽しい祭り」をめざして活動してきましたが、その一つとして、地元の小学校への木遣りや押し合いの指導もしてきました。
　昨年は地元の小学校２校による子ども岩万燈の押し合いも復活することができ、大変多くの観客の皆さんからもお越しいただきました。担ぎ手も増えつつあり、年々、盛り上がってきたこのタイミングでの中止には、保存会会員みんなが残念に思っていますね。

　今回の中止は、担ぎ手の減少や小学校の不参加などが原因ではなく、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための決定で、それ自体は当然のことだと思います。幸い大人の担ぎ手も、地元の子供たちもしっかりと育って、そして元気です。
　来年は、仕切り直しの復活から45周年目として、みんなで新しい生活様式に配慮しつつ、今まで以上に元気をだして、「参加したくなる楽しい祭り」を目指し、大いに盛り上げていきたいと思っています。

亀田岩万燈保存会 会長
榎仁多見 悟さん

　昔のかめだ祭りや、亀田本町通りなどの様子を写真で懐かしんでください。

令和2年8月7日（金曜）から8月31日（月曜）まで

（1）亀田駅前地域交流センター（亀田駅内）
（2）亀田本町通りほか参加店　27店舗内

亀田商工会議所　電話：025-382-5111

　大岩万燈押し合いの過去の映像を配信しています。ぜひ、お楽しみください。

令和2年8月7日（金曜）から公開中

令和元年 大岩万燈押し合い・小学生岩万
燈押し合い（約80分）
昭和50年 復活！大岩万燈（約40分）

次の2通りの楽しみ方があります。
（1）亀田商工会議所のホームページからご視聴できます
（2）江南区郷土資料館内にてご視聴できます（休館日：毎週金曜日、会館時間：午前10時から午後7時（日曜・祝日は午後5時まで））

亀田商工会議所　電話：025-382-5111

　亀田本町通りを中心に、亀田縞の短冊をつけた風鈴を飾り付けます。亀田縞の短冊と風鈴の音色をお楽しみください。

令和2年8月7日（金曜）から8月31日（月曜）まで

亀田駅（改札口付近）、亀田本町通り周辺 など

江南区産業振興課　電話：025-382-4809

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