350号(令和3年11月7日) 1ページ
最終更新日:2021年11月7日
津波から身を守るために
問い合わせ 西区 総務課 安心安全係(電話:025-264-7120)
平成23年の東日本大震災では、東北地方の太平洋沿岸を襲った津波によって、多くの人命が失われました。災害はいつ起きるか分かりません。地震に伴う津波に対する理解を深め、万一の際の避難行動や近くの避難場所を確認してください。
平成23年東日本大震災 仙台市の津波被害
津波災害前に知っておくこと
津波とは
津波は地震後に発生し、第2波、第3波と繰り返しやってきます。また、陸上での速さはオリンピックの短距離走選手並みで、津波を確認してからの避難では間に合いません。
地震がおさまって身の安全を確保できたら、すぐに避難を始めてください。
ハザードマップを確認!
ハザードマップ(下の二次元コード)で周辺の避難場所や津波避難ビル・安全な高台などを確認しましょう。また、家族が別々に避難することも考えられます。連絡先や集合場所を決めておきましょう。
市ホームページ
津波による避難情報はすべて「避難指示」
気象庁が津波注意報、津波警報または大津波警報を発表すると、市が対象エリアに「避難指示」(危険な場所から全員避難)を発令します。避難指示が出たらすぐに行動できるよう、普段からの準備が大切です。
津波災害時の行動
原則は「すぐに、より高く、より遠くへ避難!」
岩手県釜石市では、「津波が起きたら家族が一緒にいなくても気にせず、てんでばらばらに高所に逃げ、まずは自分の命を守れ」という三陸の言い伝え「津波てんでんこ」の精神があります。東日本大震災ではこの精神のもと被害を最小限に抑えられました。津波災害時は、大きな揺れを感じたら、すぐに避難することが何よりも大切です。
発災から30分未満(沿岸・沿川地域)
沿岸や川沿いは、津波が来るまでに時間の余裕はありません。強い地震を感じたら、津波警報などを待たずに、すぐに津波避難ビルや安全な高台などへ避難してください。
情報手段を確保しましょう
災害はいつ起こるか分かりません。例えば職場や病院などの自宅以外にいるときやみんなが寝静まっている深夜など、どんな状況でも確実に情報を入手できる手段を複数確保しましょう。
にいがた防災メール
市からの避難情報や災害に関する緊急情報などをお知らせします。自宅や職場がある区に関するメールのみ受信することもできます。市ホームページ(下の二次元コード)から登録できます。
新潟市LINE公式アカウント
自宅周辺の避難所やハザードマップなどの防災情報のほか、新型コロナウイルス情報、暮らしや生活に関する情報などについて、知りたい情報を選択して受信できます。市ホームページ(下の二次元コード)から登録できます。
新潟県公式アプリ「新潟県防災ナビ」
ハザードマップの閲覧や災害情報の入手、現在地周辺の避難所の表示など、さまざまな機能が備わっています。県ホームページ(下の二次元コード)からダウンロードできます。
避難の4つの行動を事前に考えておきましょう
小中学校や公民館などに行くことだけが避難ではありません。「避難」とは「難」を「避」けること。以下の4つの行動があります。
普段からどう行動するか決めておきましょう
市が指定した避難場所への立ち退き避難
自分で持ち出すもの
マスク、消毒液、体温計、スリッパなど
安全なホテル・旅館への立ち退き避難
通常の宿泊料が必要です。事前に予約・確認しましょう。
安全な親戚・知人宅への立ち退き避難
普段から災害時に避難することを相談しておきましょう。
自宅などでの屋内安全確保
ハザードマップで右の3つの条件を確認し、自宅にいても大丈夫かを確認することが必要です。
3つの条件が確認できれば浸水の危険があっても自宅にとどまり、安全を確保することも可能です
(1)家屋倒壊等氾濫想定区域に入っていないこと
(3)浸水の危険がない高い建物に住んでいること
〇今号掲載の情報は10月29日時点のものです。新型コロナウイルスの感染状況により催し等を中止する場合があります。開催状況はそれぞれの問い合わせ先までご確認ください
〇催しに参加する場合は、それぞれで実施される感染対策を確認し、徹底をお願いします