356号(令和4年2月6日) 1ページ
最終更新日:2022年2月6日
融合による人づくり、地域づくり、学校づくり
地域と学校パートナーシップ事業
問い合わせ 西区教育支援センター(電話:025-264-7530)
コロナ禍でも子どもたちの安全を確保しつつ、各校が今できることを工夫しながら、さまざまな活動を行っています。今号では各校の取り組みを紹介します。
地域と学校パートナーシップ事業とは
地域と学校パートナーシップ事業とは、「学・社・民の融合による教育」を進め、学校が今まで以上に地域に開かれ地域とともに歩むための事業です。学・社・民のそれぞれが役割を果たし、一体となって教育活動を進め融合することで大きな力が発揮できるという考え方のもと「人づくり、地域づくり、学校づくり」を推進しています。
「学」…学校
「社」…公民館や図書館などの社会教育施設
「民」…地域住民、家庭、地域の諸団体や企業
学校が元気に!
・地域の参加により、多様な学習活動ができる
・学校への理解と協力が広がる
・地域に根ざした特色ある学校づくりができる
地域が元気に!
・学校が地域にとって身近な「学びの拠点」に
・大人と子どもの交流が活発になることで地域の活性化につながる
子どもが元気に!
・自分を認めてもらえる場が増えることで自己肯定感が高まり、社会性が育成される
・多様な学習活動により、学力向上につながる
各校の取り組み
地域の魅力を学ぶ場に 赤塚中
地域住民の学びを深める「学びの拠点づくり」として、地域の魅力を学び、再認識する講座や展示会を毎年行っています。
講座や校区内の個人宅から作品を借りて行う展示会などを通して、「歴史や文化の奥深さを実感できる」という声もあり、これからも地域の特色を生かした取り組みを進めていきます。
児童が発信 地域住民とあいさつ運動 西内野小
登校時間に児童と地域住民であいさつ運動を行いました。5年生・6年生で構成している生活委員会から「あいさつ運動を地域の皆さんと一緒にやりたい」という声があり、今回のあいさつ運動が実現。
一緒に活動に取り組んだことで、あいさつをする児童が増え、地域住民からは、児童から元気をもらったという声もあります。さらに学校と地域の絆が深くなりました。
防災ずきんプロジェクト 立仏小
平成26年度に立仏校区ふれあい協議会や後援会などの支援を受け、「防災ずきんプロジェクト」を立ち上げました。
初年度は保護者や地域住民が3枚のタオルを縫い合わせた手作り防災ずきんを作り、全児童と職員に配布しました。次年度からは毎年新入生の分を作って配布し、避難訓練では全児童と全職員が着用しています。
聞いてほしいな ぼくの わたしの 九九 新通つばさ小
2年生の学習の成果を地域ボランティアに聞いてもらう「九九検定」を行いました。「九九検定」に合格することは子どもたちにとっての小さな挑戦です。
「聞いてもらえてうれしかったです」と元気にはきはきと九九を唱えた子どもたち。地域ボランティアは表情を見ながら真剣に向き合い、「がんばる子どもたちに感動しました」と話していました。お互い充実した学習の時間になりました。
児童・ボランティアの声
ハスの不思議を見つけたよ
赤塚小 5年 譜久村(ふくむら)マリアさん
佐潟で一番すごいと思ったことは、ハスは何にでも使えるということです。例えば、ハスの葉で水を飲んだり、ハスの実を食べたりすることができます。食べ方も味も分からず、わくわくしながら食べたハスの実は、ちょっと甘く、かんでみるとちょっと苦く、不思議な味がしました。
きれいに咲いたハスを見て、他の人たちにも見てほしいと思いました。いろいろな生き物が住めるすてきな場所を、私たちが守っていきたいと思ったし、私たちが今育てているハスも、いつか佐潟できれいに咲いてほしいです。
助ける側になるために
小針中 防災士 長濱直也さん
地域の防災士として3年間、防災学習の協力をさせていただきました。生徒の真摯な姿勢や一人一人の価値観、創造力は私自身も大変刺激となりました。
生徒には、自分の命だけでなく、他者の命を思いやる力を身に付け、今後「助けられる側」から「助ける側」になるための知識と心構えを持ち続けることを期待します。
学校支援ボランティアを募集しています
未来を担う子どもたちのために、一緒に活動しませんか。活動に関心のある人は各学校または西区教育支援センターまでお問い合わせください。
〇今号掲載の情報は1月31日時点のものです。新型コロナウイルスの感染状況により催し等を中止する場合があります。開催状況はそれぞれの問い合わせ先までご確認ください
〇催しに参加する場合は、それぞれで実施される感染対策を確認し、徹底をお願いします