新潟産業の実力
最終更新日:2021年4月1日
(1)新潟産業の地位は?
新潟県内総生産(GDP)は、9兆789億円(平成18年)全国14位
京都府に次いで新潟県となっており、3大経済圏(京浜・中京・阪神)と準工業圏(その他太平洋ベルト地域)」につぐ、三番手の位置に属します。
(2)産業のイメージ
県内総生産(GDP)が同程度の京都府(10兆2,360億円=平成18年)と比べるとその産業のイメージが異なり、新潟の産業は基盤が脆弱なように思われがちです。
(3)その強さのDNAは?
DNA No.1 天然資源
古来より産出された石油をはじめ、豊富な「水溶性天然ガス」は有機化学の原料に使われております。また、日本の石油産業は新潟が誕生の地であり、国内最大の石油製造・卸会社の発祥地となっており、石油掘削機械の発達が機械・精密工業・精密測定の技術へと繋がっています。
DNA No.2 米・食品加工のオープン経営
素材の美味しさが自慢の米。そこから生み出された新たな加工技術を経営者間の「オープンな交流」により、中小メーカーが勝ち残りの結束を生み、長い期間、消費者が好む商品製造が地域全域の産業へと発展しています。(清酒の淡麗シリーズ・包装餅・かまぼこ・米菓など)
DNA No.3 金属加工の製品転換モデル
戦国・上杉軍団の鉄砲鍛冶・刀鍛冶を経て、打刃物・鍬・鎌などの農作業具や江戸時代には、和釘・キセルなどへと製品転換し、戦後は洋食器・ハウスウエア産地へと発展してきました。その技術は現在、チタンやアルミ合金などの成型と表面研磨へと進化を遂げています。
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