新潟ニューフードバレーの推進
新潟市は、環日本海地域の拠点空港として発展する新潟空港をはじめ、新潟港、新幹線、高速自動車道路など高い都市機能を持つとともに、国内最大の水田面積を持つ田園型の政令指定都市です。
市内では、豊かな農業基盤や、食に関する高度な教育・研究・支援機関を背景に、食品関連産業も大きく成長するなど、食品関連産業の集積地として発展してきました。
市では、この強みを更に活かし、農業を含めた食産業全体が連携し成長産業として一体となって発展し、食産業No.1都市となることを目指す「新潟ニューフードバレー構想」を掲げ、その実現に向けた取組みを進めています。
ビジョン
新潟ニューフードバレー構想では、食産業No.1都市を目指し、フードデザインをひろめ、新たなネットワークを創り、イノベーションを起こし続けることをビジョンとしています。
フードデザイン
食の戦略として、マーケティングを基本とした売れる商品・仕組みづくりの普及・実践を進めます。また、新商品の開発や域外への販路拡大にも取り組みます。
ネットワーク
農商工連携を中心にネットワーク化を図り、食に関するあらゆる情報をプラットフォーム化してマッチングを図ります。また、このネットワークを活かし、食品リサイクルを進め循環型社会の実現を目指します。
イノベーション
産学官連携など域内ネットワークの強化とともに、域外の企業や研究機関との提携・共同研究も視野に入れ、「市場ニーズを満たし、国際競争力ある高付加価値」を有する新たな食関連商品の持続的な創出を目指します。
6つの取組み
市では、上記ビジョンを達成するため、6つの取組みを進めています。
1. 農商工連携と6次産業化の推進
農商工連携と6次産業化を進め、地域ビジネスの展開や新たな産業の創出を促進します。
2. フードデザインの普及・実践
食の戦略として、売れる商品・仕組みづくりの普及・実践を進めます。
3. 新潟ブランドの構築・情報発信
新潟の食のブランド価値を向上させ、情報発信を強化します。
4. 食品リサイクルの推進
循環型社会の実現に向け、食品リサイクルの調査研究等に取り組みます。
5. 高度な技術研究・人材育成
高付加価値な食品等を創出するため、高度な技術・研究開発に取り組み、人材育成に努めます。
6. 食産業の集積・創業
地域経済の発展のため、食品・バイオ関連産業の誘致や創業を支援します。