貧血の予防
最終更新日:2021年11月24日
貧血とは
赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)の濃度が低くなった状態をいいます。
貧血にはいくつかの種類がありますが、もっとも多いのは「鉄欠乏性貧血」です。
ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割を担っていますが、濃度が低くなることによって酸素の運搬能力が低くなり、「疲れやすい」「頭痛」「息切れ」などの症状を招きます。
月経のある女性は貧血になりやすいと言われています。また、胃潰瘍など他の病気が原因の場合もあります。
貧血が疑われる場合には、医師の診察を受けましょう。
検査項目 | 異常なし | 保健指導判定値 | 受診勧奨判定値 |
---|---|---|---|
血色素(ヘモグロビン)(g/dl) |
男性13.1以上 |
男性12.1から13.0 |
男性12.0以下 |
ヘマトクリット値(%) | 男性39.0以上 |
男性38.9以下 |
(新潟市国民健康保険特定健康診査判定基準)
食生活のポイント
鉄は毎日体内から失われています。
鉄を体内で作ることはできないため、損失分を食事から取り入れる必要があります。
1日の必要量
男性7.5ミリグラム
女性6.5ミリグラム(月経がある方は10.5ミリグラム)
注釈:日本人の食事摂取基準2020年版
予防するために気を付けたいこと
- 1日3食、きちんと食べる
1日の食事量が少ないと、いろいろな栄養素が不足してきます。鉄を多く含む食品を取り入れた、主食、主菜、副菜をそろえた食事をしましょう。
- ビタミンCを取り入れる
ビタミンCは鉄の吸収を助ける働きをし、野菜、果物などに多く含まれています。
<主食(ごはん、パン、めん類)>
玄米ごはん(ごはん150g)0.9ミリグラム
干しそば(乾燥100g)2.6ミリグラム
ライ麦パン(60g)0.8ミリグラム
<主菜(肉、魚、卵、大豆・大豆製品)>
豚レバー(生50g)6.5ミリグラム
まいわし(生80g)1.7ミリグラム
卵(生1個50g)0.8ミリグラム
生揚げ(生80g)2.0ミリグラム
<副菜(野菜、きのこ、海藻、いも類)>
小松菜(ゆで80g)1.7ミリグラム
乾燥きくらげ(乾燥5g)1.8ミリグラム
ほしひじき(乾燥5g)0.3ミリグラム
注釈
鉄を多く含む食品(1食の目安量g)、鉄量ミリグラム
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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