身体障がい者補助犬の受け入れにご理解・ご協力を
最終更新日:2022年10月4日
補助犬の同伴については、身体障害者補助犬法で、人が立ち入ることができるさまざまな場所で受け入れるよう義務付けられています。
「犬だから」という理由で受け入れを拒否せず、あたたかく見守ってください。
補助犬の受け入れについて
- 補助犬は、ユーザーの指示に従い待機することができるので、特別な設備は必要ありません。
・ レストランなど、飲食店では……食事が終わるまで、テーブルの下などで待機します。
・ ホテルや旅館など、宿泊施設では……上がり口や部屋の隅で待機します。
・ 電車・バス・タクシーなど、公共交通機関では…シートなどを汚さないように、足もとで待機します。
- 補助犬の同伴を受け入れる際に他のお客様から苦情がある場合は、「身体障害者補助犬法」で受け入れ義務があること、補助犬の行動や健康の管理はユーザーが責任をもって行っていることを説明し、理解を求めてください。
- もし、補助犬が通路をふさいだり、周りのにおいを嗅ぎ回ったり、その他、何か困った行動をしている場合は、そのことを補助犬ユーザーにはっきり伝えてください。
- 補助犬を同伴していても、補助犬ユーザーへの援助が必要な場合があります。補助犬ユーザーが困っている様子を見かけたら、まずは声をかけたり、筆談をしたりコミュニケーションをとってください。
- ユーザーがハーネスや表示をつけた補助犬を同伴しているとき、補助犬は「仕事中」です。仕事中の補助犬には、話しかけたり、見つめたり、勝手に触ったりして気を引く行為をしないでください。また、ユーザーは与える食事の量や水の量、時刻をもとに犬の排泄や健康の管理をしているので、食べ物や水を勝手に与えないでください。
- 補助犬は、ユーザーが指示した時に、指示した場所でしか排泄しないように、訓練されています。
- ユーザーは、ブラッシングやシャンプーなどで補助犬の体を清潔に保ち、予防接種や検診を受けさせるよう努めているので、衛生的です。
補助犬の同伴を受け入れる義務があるのは以下の場所です。
- 国や地方公共団体などが管理する公共施設
- 公共交通機関(電車、バス、タクシーなど)
- 不特定かつ多数の人が利用する民間施設(病院、ホテル、旅館、飲食店(注1)、スーパー、映画館、レジャー施設など)
- 事務所(職場)(国や地方公共団体などの事務所、従業員43.5人以上の民間企業)
補助犬の同伴を受け入れる努力をする必要があるのは以下の場所です。
- 事務所(職場)(従業員43.5人未満の民間企業)
- 民間住宅
(注1)食品衛生法に基づき、条例で動物が入ることができないと定められているエリアは、厨房です。飲食店のテーブル下での待機や生鮮食品売場などへの補助犬同伴は法令上、問題ありません。
身体障がい者補助犬とは…
身体障がい者補助犬とは、目や耳や手足に障がいのある方の生活をお手伝いする、「盲導犬」・「聴導犬」・「介助犬」のことです。
身体障がい者補助犬法に基づき認定された犬で、特別な訓練を受けています。障がいのある方の自立と社会参加に欠かせないパートナーであり、ペットではありません。
補助犬は、きちんと訓練され、ユーザーが責任を持って管理をしているため、社会のマナーを守ることができ、清潔です。
盲導犬
目の見えない人、見えにくい人が街なかを安全に歩けるように、段差や曲がり角などを教えるなどのサポートを行います。胴体にハーネスを付けているのが特徴です。
聴導犬
音が聞こえない、聞こえにくい人に、生活の中の必要な音を知らせます。車のクラクション、玄関のチャイムの音、FAXの着信音、赤ちゃんの泣き声、非常ベルの音などを聞き分けて教えます。”聴導犬”と書かれた表示を付けています。
介助犬
手や足に障がいのある人の日常の生活動作をサポートします。物を拾って渡したり、指示したものを持って来たり、ドアを開けたり、スイッチを押したりします。服の着脱の介助なども行います。”介助犬”と書かれた表示を付けています。
補助犬用トイレ
新潟市内の以下の施設に補助犬用のトイレが設置されています。
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