江南区役所だより 第383号(令和5年3月19日) 1ページ
最終更新日:2023年3月19日
江南区自治協議会通信【第21号】
第8期の江南区自治協議会は、令和5年3月末で任期満了となります。2年間の活動を振り返ります。
区自治協議会とは
区自治協議会は、区の特色を活かした魅力あるまちづくりを進めるため、地方自治法に基づいて設置された市の附属機関です。市民と行政をつなぐ「協働の要」として、区民に身近なまちづくりや地域課題の解決のため、多様な意見の調整や取りまとめを行う役割と、 総合計画などの計画や公共施設の設置、廃止などに関して、市長から諮問されたものについて意見を述べる審議機関という大きな2つの役割があります。
委員は、地域のコミュニティ協議会や公共的団体などからの選出者、学識経験者、公募による選出者の30人で構成されています。会議は原則月に1回開催し、必要なときには部会も開催しています。区の課題など自治協議会自ら必要と認めるものについて、審議し、 意見を述べたりすることもでき、自主的な活動なども行っています。
各部会の活動の成果をお伝えします
まちづくり部会
所管分野:道路、公共交通、産業振興、コミュニティ
メンバー:坂井信行/長場善信/西脇厚/畑野真由美/田村敏郎(部会長)/佐藤弘明/小野直樹/小菅奈穂子/遠藤二郎/小林勲/伊藤純一
第8期のまちづくり部会では、アフターコロナを見据え、区内への来訪者増や交流人口の拡大に向けて、地域の魅力を掘り起こし発信するなど、まちの活性化につながる取組を実施しました。
区内の各地区には、その地域を紹介する観光向けなどのマップがありますが、曽野木地区と横越地区(沢海エリア以外)にはないことから、両地区を紹介するマップを作成することとしました。
作成にあたっては、地域を学び名所などをめぐる「まち歩き」を実施するとともに、部会において意見交換を重ねながら、掲載内容を検討しました。
まち歩きの様子
作成したMAP
環境・教育部会
所管分野:生活環境、教育、生涯学習、文化、スポーツ
メンバー:渡邉寿子/齋藤真人/間島由夏(部会長)/今井麻奈美/藤田市男/堀川諭/中野高子/佐々木美枝子/安久津ひかり
環境・教育部会では、きれいで暮らしやすい江南区を目指し、これまでのごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、「競技」へと変換させた日本発祥の新しいスポGOMI 大会を横越地区と曽野木地区で開催しました。
また、江南区の特産である「亀田縞」を広めるため、子育て中の母親など若い世代の女性を対象に亀田縞生地のエプロンを製作するワークショップを開催しました。参加者からSNSなどで発信してもらうことで、亀田縞の認知度向上、生地の活用につなげました。
スポGOMI大会
亀田縞エプロン作り
安心安全部会
所管分野:防犯、防災、交通安全、地域医療、福祉
メンバー:石井尚之/石澤正明/阿部悠/山本卓也/上村亮子/横木春三/山﨑明(部会長)/樋浦久美子/工藤真美/松野弓子
安心安全部会では、防犯防災の啓発グッズの作成・配布のほか、江南区親善大使を活用した助け合いの絵本「みんなにこにこ」の紙芝居の読み聞かせやその動画を撮影しYouTubeにアップロードしました。
また、地域で行われている助け合い活動を知ってもらうとともに、自分でもできることから始めてもらうきっかけづくりのため、区内の助け合い活動の事例を集めたカレンダーを作成し、配布しました。
防犯防災グッズと助け合いカレンダー
「みんなニコニコ」紙芝居動画
~区自治協議会(第8期)を振り返って~
江南区自治協議会 会長 小林 勲
令和3年4月よりスタートした第8期の江南区自治協議会にて、会長を務めさせていただきました。
今期は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、企画したイベントの中止や、例年開催している研修会、委員同士の懇談会が開催できないなど、さまざまな活動の制限を余儀なくされた2年間だったと感じています。
しかしながら、このような状況下においても、毎月の本会議においては、活発な意見交換が行われるとともに、それぞれの部会では、各委員の専門性を活かし、知恵を絞りながら、目的達成に向けた取り組みが検討されました。手法を含めて工夫を凝らしながら、効果的な事業を実施することにより、地域の課題解決に向けて取り組むことができたと感じています。
また、今期は区ビジョンまちづくり計画を策定する時期であったことから、「江南区自治協議会ワークショップ」の開催や、「区ビジョンまちづくり計画策定特別部会」を設置するなど、区との協働をさらに深めながら策定を進めることができました。
こうした状況に鑑みると、コロナ禍においても、行政との協働の要である区自治協議会の役割を果たせたと考えています。
次期もひきつづき区役所と協働し、社会の変化や課題に対応すべく協議を重ねながら、目指す区のすがた「緑と調和した、賑わいと安らぎのあるまち」の実現に向け、努めてまいりますのでより一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
最後に、委員の皆さんとご協力いただいたすべての関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。