江南区役所だより 第411号(令和6年5月19日) 1ページ

最終更新日:2024年5月19日

新潟地震から60年 地震に備える

問い合わせ 地域総務課(電話:025-382-4526)

 昭和39年6月16日、突如、大地震が新潟を襲いました。折しも、新潟地震の発生から60年の節目である今年、能登半島地震が発生し、液状化を含む被害が広範囲に及びました。自然災害は、避けることができません。いざというとき、自分の身を守るためには普段からの準備が必要です。この機会に、周りの人と防災について話しあいましょう。


崩壊した排水路(亀田)


亀裂ができた田(横越)



用水路の護岸ブロックの崩壊(両川)


 津波や橋の落下、アパートの倒壊に加え、液状化現象も多発した新潟地震。
 亀田郷においても、至るところで砂の噴出や農地の陥没・隆起など、甚大な被害が起きました。

今からできる、備えのポイント

避難行動を確認しよう

 住んでいる地域の災害リスクを知ることで、いざというときに慌てずに避難することができます。
 洪水や津波の際の浸水箇所や近くの避難場所について、ハザードマップで確認しましょう。


ダウンロードはこちらから
(地域総務課でも配布)

備蓄、家具の耐震を確認しよう

 普段から食料や生活用品を備蓄しておきましょう。
 また、余裕をもって避難できるように、非常持ち出し品をリュックに入れて、玄関に用意しておきましょう。日頃から防災意識をもち、できるところから少しずつ準備を始めることが大切です。

ローリングストックとは

普段から食料や生活用品を少し多めに買い置きし、消費した分を随時補充することで常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つ方法

皆さんが安全に避難できるように…

 消防団やコミュニティ協議会での経験から、避難所運営委員会の立ち上げに関わっています。この度の地震では多くの方が避難され、エレベーターがない曽野木中学校では、車いすの方の介助なども行いました。
 今回の経験を活かし、いざという時に冷静に対応できるよう、今年も避難所運営訓練を実施し、委員会内での役割分担や緊急時の行動についてすり合わせを行う予定です。
 安心安全な避難所の運営には皆さんからのご協力も不可欠です。日頃からの備えをお願いします。


曽野木中学校 避難所運営委員会
委員長 平井 一己さん

避難所運営委員会とは

地域住民を中心に避難所生活の運営を行う組織。避難所のレイアウトや生活ルールを検討します。

防災の核となる子どもたちが育っています

 地域防災力の底上げを図るため、中学生を対象とした「ジュニアレスキュー隊育成講習会」を実施しています。
 毛布を使った担架の作り方、AEDや消火器の使い方などを体験してもらっています。


もしものときは、講習の内容を思い出しながら、地域の皆さんと協力して対応したいです!

今回の地震対応を振り返って

 新潟市では能登半島地震における対応を振り返り、今後の防災対策へ活かしていきます。
 災害時には「自分の命は自分で守るという精神(自助)」、「隣近所で助け合う精神(共助)」が不可欠です。
 日頃から、一人ひとりができる準備をお願いします。


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