江南区役所だより 第415号(令和6年7月21日) 2ページ
最終更新日:2024年7月21日
佐野藤三郎 名誉市民選定記念連載(2)
亀田郷の歴史と土地改良区の役割
かつての亀田郷の様子や、亀田郷土地改良区の役割について、現理事長である阿部さんに伺いました。
新潟市は全国でも有数の米どころで、夏になると、緑の絨毯のような美しい田んぼの風景を見ることができます。
皆さんは、この一帯が、かつて「芦沼」「地図にない湖」と表現されるほどの泥田だったことをご存じでしょうか。
「亀田郷」と呼ばれるこの地域は、周囲の川より2メートルも低く、鳥屋野潟を中心としたすり鉢状の地形で、放っておけば川から水が流れ込んできます。
当時の農家の方々は、腰まで水に浸かり、大変な苦労を強いられながら田植えや稲刈りを行ってきましたが、昭和23年に「栗ノ木排水機場」が稼働したことで状況は一変しました。当時東洋一とうたわれた排水機場は郷内の水位を1.5m下げ、さながら新しい土地が浮上したかのようでした。
乾田化が進むにつれ、耕運機などの機械の導入や圃場整備が進み、米の生産量は飛躍的にアップしました。
若き日の佐野さんは、この光景を目の当たりにし、その後も数々の難題の解決に駆け回り、農業技術の確立に努めました。
亀田郷土地改良区は皆さんにあまり馴染みがないかもしれませんが、農業を行う上で欠かせない用排水施設、道路等の維持や農地の区画整理などの仕事を行っています。
こうした施設は、大雨からの浸水を防いだり、自然環境を守る役割を持ち、実は皆さんの生活の身近な存在なのです。佐野さんの意思を引継ぎ、これからも豊かな自然を守りながら農業を支えていきます。
亀田郷土地改良区
理事長 阿部 徳威さん
栗ノ木排水機場
横越排水路上流調整ゲート
佐野さんについて市報5月5日号でも紹介しています
亀田東小学校合同防災訓練 地域住民約530人が参加
6月23日に、亀田東小学校区コミュニティ協議会主催の合同防災訓練が開催されました。
地域の住民が参加し、消火器の使い方や心肺蘇生法・AED の使い方を学んだほか、起震車で震度6強の地震を体験しました。
参加者からは、「地震の怖さが改めて認識できた。普段からの備えが大事だと分かった」と話していました。
能登半島地震をきっかけに改めて各地域で災害に対する考えや備えが見直されています。日頃から防災について意識し、知識や技術を身に着けることで、地域の防災力向上に取り組みましょう。
大江山中学校 自転車交通安全教室
交通事故を生々しく再現
6月5日に、自転車交通安全教室が大江山中学校で開催されました。このイベントは、スタントマンによる交通事故の再現を通じて、事故に繋がる危険な行動を未然に防ぐことを目的としています。
潤間校長は、「生徒が絡む事故が実際に発生している。自転車は被害者と加害者の両方になり得ることを、しっかりと意識して乗ってほしい」と呼びかけました。
教室では、2人乗りや並列運転などの乗車マナー違反により引き起こされる様々な状況での衝突事故が生々しく再現されました。タイヤが大きくゆがんだ自転車に、生徒は釘付けになっていました。
生徒代表の八木優果さんは、「中学校前の道路は狭く、通行者や車通りも多い。今回の教室を通じて自転車事故の怖さを改めて認識したので、これからは十分に注意を払って乗りたい」と話しました。
周囲に気を配り、ルールを守って自転車に乗ることは、自分も周りの人も守ることに繋がります。今一度、自身の乗車マナーを見直しましょう。
守ろう!自転車安全利用五則
- 車道が原則、左側を通行。歩道は例外、歩行者を優先
- 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
- 夜間はライトを点灯
- 飲酒運転は禁止
- ヘルメットを着用
りゅーとぴあ アウトリーチ事業
区内小学生が演奏や伝統芸能を楽しむ
丸山小学校 コントラバス演奏会
8月に行われるコンサート「オーケストラはキミのともだち」に出演する東京交響楽団所属の安田修平さんが、6月19日、丸山小学校の5年生に向け、コントラバスの演奏を行いました。安田さんは太く艶のある音色でオーケストラの有名曲やアニメのテーマソングを演奏しました。楽器を間近で見た児童からは「中はどうなっているのか」「筋肉痛にならないのか」など、多くの質問が投げかけられました。最後に、コントラバスとピアノの伴奏に合わせ、全員で「ビリーブ」を合唱しました。五十嵐ちなみさんは、「普段は合唱を頑張っているが、楽器の演奏にもチャレンジしてみたいと思った」と話しました。
オーケストラはキミのともだち
東京交響楽団による演奏会を開催します。ぜひお越しください!
日時
8月17日(土曜)(1)11時から正午(3歳以上入場可)(2)14時から15時(小学生以上入場可)
場所
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館(中央区一番堀通町3)
参加費
3歳から小学生 500円 中学生 1,000円 高校生以上 1,500円
申し込み
同館(電話:025-224-5521)
東曽野木小学校 能体験
6月20日には、東曽野木小学校の6年生を対象に、能楽師の川瀬隆士さんと上野能寛さんによる能体験学習が開催されました。
児童たちは、基本の姿勢や悲しみの表現を学び、手本を見ながら体験しました。能の衣装である「唐織」を身にまとった教務主任の先生は「重くて暑い。これで舞うのは相当難しい」と話しました。
川瀬さんは、「能は600年以上の歴史を誇る日本の伝統文化。りゅーとぴあには能楽堂があるため、ぜひ一度触れてみてほしい」と語りました。
母子の保健情報
問い合わせ 健康福祉課 健康増進係(電話:025-382-4340)
離乳食に関すること 事前の申し込みが必要 母子健康手帳を持参
はじめての離乳食講習会
離乳食の進め方、情報交換、試食
日時 8月16日(金曜)13時半から14時50分(受付:13時15分から)
場所 亀田健康センター
対象・定員 生後5か月頃の赤ちゃんの保育者 先着15人
持ち物 バスタオル(乳児連れの場合)
申し込み 7月24日(水曜)から市役所コールセンター(電話:025-243-4894)へ
妊娠中の相談など 事前の申し込みが必要 母子健康手帳を持参
安産教室
妊娠中の過ごし方、食生活、歯の健康、沐浴体験、赤ちゃんとの生活について
日時 8月20日、9月3日(火曜)13時半から(2時間程度)※全2回
場所 亀田健康センター
対象・定員 区内在住で、令和6年11月から令和7年1月出産予定の妊婦 先着16人 ※初産の方優先
申し込み 7月24日(水曜)から健康福祉課 健康増進係(電話:025-382-4340)へ
妊婦歯科健診 事前の申し込みが必要 母子健康手帳を持参
歯科健診・お口の個別相談
日時 8月1日(木曜)(1)13時(2)13時半(3)14時
場所 亀田健康センター
対象・定員 母子健康手帳の交付を受けた妊婦(30週頃まで) 先着25人
持ち物 妊婦歯科健診受診票
申し込み 市ホームページ=下=内の申請システムより申し込み
乳幼児の育児相談 事前の申し込みが必要 母子健康手帳を持参
日時 8月20日(火曜)(1)9時半(2)10時(3)10時半
場所 亀田健康センター
対象・定員 区内在住の乳幼児とその保育者 各回先着15組
申し込み 健康福祉課 地域保健福祉担当(電話:025-382-4138)
各種健診 母子健康手帳を持参
対象者には順次、案内を郵送します。
- 股関節検診・母体保護相談
- 1歳誕生歯科健診
- 1歳6か月児健診
- 3歳児健診