江南区役所だより 第423号(令和6年11月17日) 1ページ

最終更新日:2024年11月17日

江南区が誇る伝統織物 亀田縞

問い合わせ 産業振興課 商工観光・文化スポーツグループ(電話:025-382-4809)

【POINT1】丈夫で汚れに強い生地

 江戸時代後期、日本最北の和綿栽培地とされた亀田郷で、腰まで泥に浸かる過酷な米作りを支える農作業着として、丈夫で汚れに強い「亀田縞」が生まれました。


腰まで浸かった農作業の様子
(提供:亀田郷土地改良区/撮影:本間喜八氏)

【POINT2】美しい縞柄、伝統の色重ね

 1本の中に太い部分と細い部分がある糸を約3,000本使い、様々な色を混ぜることで、素朴であたたかい風合いの縞模様をつくります。

【POINT3】平成17年に復活、広がる活用の幅

 大正期には600者以上あった亀田縞関連業者は年々減少し、昭和中期に一度途絶えてしまいました。半世紀後の平成17年、縞見本帳を基に中営機業㈲と立川織物によって復活しました。平成26年には「亀田縞」が、地域ブランドとして特許庁の地域団体商標に登録されました。

 生地のバリエーションは、なんと350種類以上。立川織物ではシワ加工、中営機業㈲では丈夫な2重ガーゼなど、特色のある生地も生産されています。亀田縞を使って、様々な製品が作られ、多くの方に愛されています。

ますます広がる、亀田縞の活用

発見!こんなところに亀田縞

カメダジマストア(亀田中島2-1-5)

 
亀田縞の紹介パネルのほか、店内には亀田縞製品がずらり

かめじま珈琲(船戸山5-7-2)


イスや天井など、カフェ全体に亀田縞が施されています

北方文化博物館


区内28のお店や公共施設などにタペストリーを設置

消防団の半纏


新潟市消防団江南方面隊両川分団が亀田縞を使った消防半纏を製作し、りょうかわ夢まつりで披露されました


詳しい事例はこちらから

アンテナショップオープン式典
花角知事が亀田縞のベストを着用

 8月8日に、「THE NIIGATA」のオープニングイベントで、花角知事らが亀田縞のベストを着用しました。店舗スタッフのユニフォームには、亀田縞のエプロンが採用されています!

G7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議
各国の代表団を「亀田縞」でおもてなし

 昨年5月に新潟を訪れた各国の代表団とメディアに亀田縞の風呂敷がお土産として贈られました。

亀田縞利用促進協議会

 タペストリーの設置や新たな利活用支援など、加工業者、地域コミュニティ協議会、市民団体、江南区役所が協働し、亀田縞の認知度向上や利用促進に取り組んでいます!

「亀田の郷の縞だより」発行中!

 亀田縞を通じて区の魅力を発信しています。

亀田縞×にいがた2km事業

 昨年度、新潟大学創生学部の学生6人が亀田縞について学び、若者に親しんでもらうための提案を行いました。ここで出たアイデアを活かしながら、亀田縞の製造業者と企業・デザイナーが連携し、若者向けの商品開発やロゴ制作を進めています。今後の展開にご期待ください!


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