令和6年4月　区長あいさつ

　区民の皆さまには、日頃から区政の推進にご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。
　能登半島地震の発生から、3か月余りが経ちました。改めて、被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く心穏やかに過ごせるよう、引き続き全市を挙げて尽力してまいります。
　折しも、今年は新潟地震から60年目の節目の年です。今年度は、この度の地震の対応を振り返り、今後に活かすための防災関連の事業を実施することで地域防災力の向上を目指します。
　その安心・安全の土台の上で、区の魅力と特色を活かしたまちづくりを進めてまいります。新たに、公園を快適に利用できる環境を整備することで、利用促進と健康増進を図るとともに、区が誇る伝統織物である「亀田縞」のさらなる利活用や若年層への発信に向け、「にいがた2km」の企業と連携した取組を進めます。
　さて、桜が咲きはじめ、春の陽気を感じる季節になりました。北山池公園では、緑色の花を咲かせる希少な桜「御衣黄(ぎょいこう)」が間もなく見ごろを迎えます。ぜひ皆さまから足をお運びいただき、鑑賞いただければ幸いです。そして、この桜の花言葉は「永遠」「心の平安」であり、緑色や安らぎは江南区の区ビジョンに通じるところがあります。
　引き続き、区の将来像である、「緑と調和した、賑わいと安らぎのあるまち」の実現に向けて区民の皆さまと心を寄せ合い、連携をさらに深めながら、職員一丸となって江南区を盛り上げてまいります。
　皆さまのご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
江南区長　坂井玲子（さかいれいこ）