サイチョプレス 令和6年10月6日 vol.83
最終更新日:2024年10月6日
そのごみ、野生動物を呼び寄せているかも
カラス、ハクビシン、アライグマ、サル、シカ、イノシシ、クマなどさまざまな野生動物が私たちの周りには住んでいます。
近年、こうした野生動物が住宅や農地など私たちのすぐそばに現れることが多くなっています。その理由として、山に食べ物が少ないことなどがあり、最近ではごみを目当てに住宅街に現れる野生動物が多くなってきています。適切に処理しているように見えるごみが、思わぬところで野生動物の餌になってしまうことがあります。
具体例
家庭ごみが餌となるケース
生ごみの入った袋を家の外に置いたり、ごみ集積場の蓋が簡単に開くようになっていると、野生動物が民家周辺をうろつき、農作物だけでなく、人身被害も引き起こしてしまうことになります。
田畑に置いた農作物が餌となるケース
野菜くずや収穫しきれないカキやクリなどの農作物を畑にそのまま放置すると、野生動物は餌場として利用し、周辺に住み着いて繁殖したりするようになります。
公園などで食べ残しをごみ箱に捨てたものが餌となるケース
弁当の食べ残しなどの食品を公園のごみ箱に捨てると、野生動物は餌が簡単に食べられる場所と思い、何度も訪れるようになります。
人間と野生動物には、お互いの安全安心な暮らしのために適切な距離を保つことが必要です。ごみを適切に処理しないことで、野生動物との距離を不用意に近づけてしまったり、壊してしまうことがあります。最悪の場合、野生動物により人的被害がもたらされることもあります。
1 生ごみはごみ集積場に決められた時間内に出す。
2 ごみ集積場は野生動物が壊せない・侵入できない構造で作り、壊れたら早めに修理する。
3 果樹や農作物で余ったものはそのまま放置せず、人に配る、コンポストなどの適切な方法で堆肥化する、作る量を調節するなどして、畑に捨てない。
4 公園などでは不用意に食品を捨てない。
5 刈り払っていない草やぶや耕作放棄地などをできる範囲内で地域清掃活動などにより除草する。
詳細は市ホームページに掲載しています
問い合わせ 環境政策課 電話:025-226-1359