東北電力との基本協定

最終更新日:2021年3月31日

東北電力株式会社と仮想発電所(バーチャルパワープラント:VPP)技術を活用した再生可能エネルギーの有効利用に関する基本協定を締結し実証を行いました。

 平成31年4月17日、東北電力株式会社と本市における仮想発電所(バーチャルパワープラント:VPP)技術を活用した再生可能エネルギーの有効利用に関する基本協定を締結し、実証を行いました。
 今回の取り組みは、太陽光発電設備と蓄電池が設置されている新潟市内の小中学校において、東北電力株式会社が仮想発電所技術を活用した遠隔監視・最適制御を行い、環境負荷の抑制および地域防災機能の一層の強化に寄与することを目的としています。

基本協定に基づく検証項目と結果


1 太陽光発電の余剰電力の有効活用
2 設備管理の効率化、蓄電池の長寿命化
3 電力需給バランス調整機能としての活用可能性


東北電力の高野新潟支店長(左)と中原市長

以下の学校でVPP遠隔監視・制御システムを構築し、実証を行いました。
・新津第一中学校 蓄電池15kWh(太陽光10kW)
・小須戸中学校 蓄電池15kWh(太陽光10kW)
・金津小学校 蓄電池15kWh(太陽光10kW)

検証結果
項目 結果

余剰電力の
有効活用

・蓄電池の遠隔からの放電制御により夏季のピークカットによる電力コスト削減効果を確認

設備管理効率化
蓄電池長寿命化

・実証開始時から比べ蓄電池の劣化は認められなかった。
・学校の蓄電池運用は、災害に備え一定容量を維持しているが、時間帯でこの容量を変化させれば更にピークカット可能であることを確認

調整機能の可能性

・蓄電池の充放電により受電電力を制御することで、安定供給のための調整力としての活用可能性を検証した。
・時間帯によっては活用可能性があるケースもあったが、需要変動により活用が難しいといった課題も確認

協定書

※協定期間、実証は終了しました。

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