Q9 松くい虫について
最終更新日:2022年4月1日
近年、松くい虫による松枯れ被害(枯死)が多く発生しています。
一度、松くい虫の被害にあった松は治療方法がないため枯死します。これまで大切に育ててきた松を松くい虫から守る薬剤散布や樹幹注入などの予防を行うとともに、枯れた松は放置しておくと中に入っている幼虫が羽化して飛立ち、他の松を食べて被害が拡大するため適切な管理をお願いします。
Q9-1 松くい虫について
松が枯死する直接の犯人は、マツノザイセンチュウという体長1ミリメートルにも満たない小さな線虫です。
初夏になると、この線虫を健全な松に次から次に運んで被害をまん延させるのが、体長約3センチメートルのマツノマダラカミキリです。
詳しくは下記の農林政策課のページを参照してください。
Q9-2 松くい虫から松を守る方法を知りたい
松に薬を散布する方法(薬剤散布)と、松の中に薬を注入する方法(樹幹注入)があります。
薬剤散布は、6月上旬頃、松の木に薬剤を散布しておいて、松を食べるカミキリ虫を殺虫します。
樹幹注入は、11月頃から3月頃、松の木の中に薬剤を注入しておいて、松の中に入ってくる寄生虫を殺虫します。
詳しくは下記の農林政策課のページを参照してください。
Q9-3 松を守るには薬剤散布と樹幹注入のどちらがいいか知りたい
松の大きさ・種類、健康状態や周囲の状況など、条件によって異なるため一概には言えません。
どちらも現地確認が必要ですので、造園業者などの専門家にご相談してください。
Q9-4 松くい虫により枯れた松は処分をしなければならないか
枯れた松の中にはカミキリ虫の幼虫が入っており放置しておくと、6月頃に幼虫が羽化して飛立ち、他の松を食べるため被害が拡大します。
松くい虫の被害拡大を防ぐために、枯れた松は5月末までに適切な処分を行ってください。
なお、処分を行うには木の大きさや作業スペースなどの条件により、処分の方法や使う機械などが異なるので造園業者などの専門家にご相談してください。
詳しくは下記の農林政策課のページを参照してください。
Q9-5 個人の庭の松に行う予防や処理に対する助成を知りたい
助成はありませんが、これまで大切に育ててきた松を松くい虫から守るとともに、松枯れ被害の拡大を防止するため、今後も適切な管理を行ってください。
なお、新潟市樹木の保全及び緑化の推進に関する条例に基づき、保存樹・保存樹林の指定をした松については、所有者が実施する松くい虫予防に係る経費の一部を助成する制度があります。
詳しくは、「保存樹等の指定」紹介ページを参照してください。
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