持続可能なコミ協運営に向けて動き出したモデル事例3(有明台小学校区コミュニティ協議会)

最終更新日:2023年5月15日


 

有明台小学校区コミュニティ協議会の概要

有明台地域について

有明台地域は、新潟島の最南端に位置し、西は関屋分水路に面し、東は信濃川に囲まれている地域です。

関屋大川前1・2丁目一帯は歴史が古く、文京町、堀割町、有明大橋町は昭和48年に関屋分水路が完成した後に街並みができた比較的新しい地域です。

地域内の人口は7,222人、世帯数は3,393世帯、65歳以上人口の割合は27.9%です(いずれも2015年の国勢調査を基に算出)。

モデル事業に応募した動機

活動への関心が地域内で十分でなく、それに伴う担い手不足で一部の人へ負担が偏りがちになっていることや、部会の活動など、コミ協運営の仕組みが機能しない側面もあることに加え、新型コロナウイルス感染症などの影響により地域課題が多様化する中で、今後どのように活動していけばよいのか検討する必要があったことから、モデル事業へ応募がありました。

取組みの概要

全体プロセスと内容

有明台小学校区コミュニティ協議会では、以下のプロセスにより、活動の見直しに取り組みました。


 

活動の実態調査(洗い出し)

活動の実態調査は、現在コミ協で行っている事業(活動や会議、運営業務など)がどのくらいあり、かかる時間や人数を数値で洗い出すものです。

本作業は、活動や運営に主に携わる人たちで取り組みことが望ましいですが、有明台小学校区コミュニティ協議会では、会長や事務局長の業務が多く、活動実態に詳しいことが分かり、棚卸し表は事務局長が作成しました。

また、個々の活動についても、その内容や引継ぎ事項などを明らかにする「活動の振り返りと見直しシート」を作成し、ワークショップや今後の見直し作業の中で生かすことにしました。

このように活動内容を明らかにすることで、業務や活動に関する作業の量が膨大であることや負担が偏っていること、実際にどのようなことを行っているか、役員間で認識が異なっていることなどが浮き彫りになりました。

第1回ワークショップ~人口データから有明台地域の現在と予測される将来の姿を知る~

持続可能な地域づくり活動に向けては、まず地域の現在の状況と予測される将来の姿を理解する必要があります。

そこで、「有明台地区の現在と予測される将来の姿を知る」こと、及び「暮らしを支える地域活動を持続させるための見直し手法を学ぶ」ことをテーマとするワークショップ型勉強会を開催しました(コミ協役員、各部会メンバー約20名が出席)。

ワークショップでは、はじめに、「有明台地域の予測される将来の姿と、地域を支える活動」に関する勉強会を行いました。

地域活動の意義と、有明台地区における活動の課題に関する話のほか、同地区の人口推移に関する解説を踏まえた、活動や運営体制の見直しの手法や事例の紹介があり、理解を深めました。

また、その後、部会ごとに分かれ、事前に事務局長が作成した、活動の「棚卸し表」と「活動実績評価シート」を基に、地域活動に関する一人ひとりの考えを出し合い、共有しました。

※当日の解説で使用したスライドから抜粋しています。

第2回ワークショップ~活動の実態や問題点を深掘りし、解決につながるアイディアを出し合う~

第1回ワークショップにおける意見交換の結果を踏まえ、活動の実態やその問題点、原因を深掘りするとともに、その解決につながるアイディアを話し合うため、第2回ワークショップを開催しました(コミ協役員、各部会メンバー約20名が出席)。

冒頭、第1回ワークショップの振り返りや、多くの参加者が疑問に思っていた「自治会とコミ協の役割」について、解説がありました。

その後、有明台小学校区コミュニティ協議会では、事業ごとに携わる人が大きく異なることから、事業ごとにグループに分かれ、意見交換を行い、個々の事業目的や良い点や問題点、負担になっているところ、その原因、解決に向けたアイディアを出し合いました。

また、それぞれのグループで意見交換した内容を全体発表を通じて共有し、次年度以降も見直しのための話し合いを継続していくこととしました。

ワークショップをとおし、参加者からは、「普段思っていたことが少し発言できた」「実行可能な部分から実行していきたい」といった感想が聞こえるなど、より良いコミ協運営に繋がることが期待されます。

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