新しい年度を迎えて
最終更新日:2023年4月18日
南区長 五十嵐 雅樹
うららかな春の陽気と共に、新年度がスタートしました。日頃より区役所の業務にご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、今年度はこれからの南区づくりの羅針盤となる「区ビジョンまちづくり計画」が新たに動き出します。この計画は、新潟市総合計画2030(新潟市総合計画)の一部である「区ビジョン基本方針」に掲げた将来像の実現に向け、令和12年度まで8年間のまちづくりの具体的な取り組みを示しています。策定にあたっては、区自治協議会やコミュニティ協議会をはじめ多くの区民の皆さまからご意見をいただきました。魅力あふれる南区を目指し、皆さまの力もお借りしながら取り組みを進めてまいります。
「南区と白根高校との連携・協力に関する協定」が締結されて、1年が経ちました。高校生らしい若い視点でまちづくりに取り組み、活躍してくれています。さらにこの度、白根高校は南区で活躍する民間団体から選ばれた若手の集まりである「にいがた南区創生会議」とも連携協定を結びました。若い力同士の結びつきが相乗効果を生み出し、さらに南区を盛り上げていくものと確信しています。
区内の小・中学校全17校では未来創造教室を実施しています。子どもたちは郷土の良さに気づき、郷土を愛し、よりよく生きていこうとする心を育んでいます。自分や地域の将来について考えてほしいと願っています。
南区は、300年の歴史を誇る「白根大凧合戦」、江戸時代の大庄屋「笹川邸」など、伝統と文化が今に継承されているまちです。6月1日から開催される白根大凧合戦は、ドローンを用いた迫力ある映像を凧合戦からライブ配信し、全世界にPRします。国が重要文化財に指定している市で唯一の建造物「笹川邸」では、地域の宝物としての魅力をより多くの人に伝えるため、地域の皆さまや中学校と連携して新しい季節イベントを展開する予定です。
農産物や伝統文化といった多種多様な南区の恵みに囲まれた環境の中で、子どもたちが南区に誇りを感じながら伸び伸び育ってほしいという思いと、区民がいつまでもここで暮らしたいと感じられるようなまちづくりを進めたいという思いで、区づくりを進めてまいります。
風通しのいい区役所づくりをさらに進め、職員一同全力で取り組んでまいります。区民の皆さまのより一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和5年4月1日
南区長 五十嵐 雅樹