令和2年1月1日　新年を迎えて

南区長　渡辺　稔

　あけましておめでとうございます。
　令和になって初めてのお正月、区民の皆さまにおかれましては、ご健勝のこととお慶び申し上げます。
　昨年中は皆さまからさまざまな場面で、区政にご協力いただき大変ありがとうございました。引き続き皆さまとの協働により、南区を盛り上げていきますのでよろしくお願いいたします。
　さて、昨年は自然災害が多い一年でした。特に台風19号は多くの命や財産を奪いました。安心安全の必要性が改めて見直されています。南区では区民の安心・安全を守るため、11月に「南区総合防災訓練」を実施しました。約3千9百人の方から参加いただいたことは、皆さまの防災意識の高さの表れであると実感しました。当日は多くの小中学校で防災教育を実施したほか、炊き出し訓練などを行ったことは、さらなる防災意識の向上のため大変重要だったと思います。
　ハード面では、3月に白根バイパスが、8月には高井橋がそれぞれ開通し、大勢の区民の皆さまとお祝いしました。また、北部工業団地の造成が開始されました。優良な企業が集積し、多くの雇用が創出されるなどの効果を期待しています。
　現在、新潟中央環状道路も全線開通に向け、工事が急ピッチで進められています。交通基盤の充実により、交流人口が増加し、区の人口減少に歯止めがかかるものと思います。
　また、民間事業者から白根バイパス沿線の開発に手を挙げていただきました。これは「にいがた南区創生会議」が進めるまちづくりの成果であり、今後の大きな活力になると確信しています。
　ソフト面では、10 月に開催された「白根子行進曲」は、白根商工会・白根商店街・白根高校など大勢の皆さまのお力で、90年前の仮装行列を復活させた素晴らしいイベントとなりました。複数のメディアに取り上げられ、南区を全国にPRしていただきました。
　結びになりますが、今年は災害のない年になることを心から祈念申し上げますとともに、区の皆さまのご健勝とご多幸を祈念しまして、年頭の挨拶といたします。

令和2年1月1日
南区長　渡辺　稔