新年を迎えて
最終更新日:2022年1月1日
南区長 五十嵐 雅樹
南区民の皆さま、新年あけましておめでとうございます。
昨年末に新たなコロナ株が確認され憂慮される一方で、感染者数は落ち着いてきており、先行きに明るい兆しが見え始めているようにも感じます。これはワクチン接種の進展と区民の皆さまの感染対策へのご協力のおかげであると思っています。現在、3回目のワクチン接種もスムーズに行われるよう準備を進め、感染拡大防止と社会経済活動の維持の両立に取り組んでいるところでございますので、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大からほぼ2年が経ちました。コロナ禍でさまざまな催しが中止となり閉塞感が漂う中、昨年は何とか将来に地域の伝統行事をつないでいこうという思いから、6月には白根大凧合戦が短縮開催として復活し、中ノ口川堤防を若者が一生懸命凧綱を持って走る姿を見ることができました。月潟まつりにおいても角兵衛獅子の舞に限定し、子どもたちが2年ぶりに披露するなど、しっかりとコロナ対策を講じながら開催することができました。
また、5年の歳月をかけプラムの重さ世界一を達成した若手農業者をはじめ、ポストコロナを見据え、商店街にまち歩きが楽しくなるサイン看板を設置してくれたまち歩きガイドの会や白根高校生によるボランティア活動など、地域の皆さんの活躍は、私たちに元気を与えてくれました。
間もなく冬季オリンピック・パラリンピックが開幕します。選手たちが互いに切磋琢磨する姿に、私たちは必ずや心揺さぶられることでしょう。また、今年は大河津分水が通水100周年を迎えます。人々を水害から守り、豊かな大地を後世に継承するため、分水路建設に奔走した先人の姿とその偉業に思いを馳せ、区民の皆さんに安心と安全をお届けし、ウィズコロナの時代をどのように乗り切っていくか、区役所では本年も区民の皆さんと協働して課題解決に取り組んでまいります。
防災をはじめ、観光交流の促進や生活交通の充実、産業の活性化と次代を担う後継者育成など、南区らしい個性豊かなまちづくりに職員一同努めてまいりますので、特段のお力添えをお願いいたします。
新年が区民の皆さまにとって実り多き年となりますよう祈念し、年頭のあいさつといたします。
令和4年1月1日
南区長 五十嵐 雅樹