西区役所だより 426号(令和7年1月5日) 1ページ
最終更新日:2025年1月5日
西区復興だより【Vol.2】
能登半島地震の発生から1年が過ぎました。今なお不便な生活を送られる人が多くいますが、少しずつ復興に向け進んでいます。
今号は、今年度発注予定の道路・下水道、今後の震災に備えるための液状化対策についてお知らせします。
道路等の復旧対応状況
公道(県道・市道)の復旧
令和6年12月より順次工事発注を行い、下水道などの占用工事と重ならない箇所では概ね2年以内の工事完了を目指していきます。
問い合わせ 西区建設課(電話:025-211-4394)
公道復旧工事の発注予定
令和6年度 | 令和7年度 | 計 |
---|---|---|
17箇所 | 217箇所 | 234箇所 |
下水道の復旧
国の災害査定件数35件のうち、令和6年度の発注予定件数は23件となっています。全体の復旧工事は令和8年度までの完了を目指していきます。
問い合わせ 下水道計画課(電話:025-226-2982)
私道の復旧
私道災害復旧支援制度に基づき、(一社)新潟市道路保全協会の協力のもと、被災した私道の原形復旧支援を行っています。
申請を受けた420件(11月末時点)は、沿線住民との現地立ち会いを概ね完了し、うち122件は復旧を終えています。
公道と宅地を含めた面的な液状化対策
市では、能登半島地震で一団の大きな液状化被害が確認されている、寺尾地区、黒埼地区を中心に、液状化層をより詳細に把握するため、地盤や土質の調査、および地下水位の観測を一年通して行います。
地下の地層を確認するためのボーリング調査箇所について、概ね下図のとおり決定し、順次着手していきます。
詳細な調査箇所は、現地を確認したうえで決定しますが、一時的に足場ややぐらを組み立てるため、交通規制を行う可能性がありますので、ご理解ご協力をお願いします。
問い合わせ 都市計画課(電話:025-226-2679)
災害復旧支援(主なものを掲載)
液状化等被害住宅修繕支援
申請期限
令和8年2月27日
宅地内のカーポートや物置を含む外構工事も対象
液状化等被害住宅建替・購入支援
申請期限
【立替】令和7年12月26日
【購入】令和8年2月27日
新潟市内で家の建て替えや購入をした場合に支援
被災者転居費支援
申請期限
令和7年3月31日
引っ越しの費用を支援
被災者生活再建支援金
申請期限
令和8年2月2日
お住まいの住宅に大きな被害を受けた世帯へ支援金を支給
支援制度の詳細は市ホームページ(下のリンクまたは二次元コード)に掲載しています。
新春区長メッセージ
西区の復興を進めてまいります
新年おめでとうございます。
昨年元日の能登半島地震から1年という節目を迎えました。この1年、区民の皆さまが復興に向けて力強く前進し、地域が一丸となって支え合う姿勢に、私自身、大きな勇気をいただきました。また、多くの皆さまからご支援いただきましたことを深く感謝申し上げます。同時に、今も多くの方々が厳しい状況に置かれていること、不便を感じながら生活されていることも承知しています。改めて被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
本年も、震災からの復興・復旧が西区最大の課題となります。昨年9月に設置した「新潟市ささえあいセンター」では、個別訪問による相談や見守り支援などをおこなっており、引き続き被災された皆さまの生活再建を支援いたします。また、インフラ面では、本復旧を進めており、道路については下水道等の工事と重ならない箇所では概ね2年以内の工事完了を目指していきます。
一方で、西区の魅力をさらに高めるための取り組みも進めてまいります。佐潟は来年度末にラムサール条約湿地に登録されてから30年を迎えます。昨年開始した遊歩道の整備をはじめ“里潟”としての佐潟の魅力向上の取り組みをさらに進めてまいります。海岸エリアでは、昨年は東日本サップレース選手権や水上オートバイの日本選手権など、大きな大会が開催されました。今年も更なる賑わいの創出に向け、さまざまなイベントを計画しています。こうした取り組みを通して、区民の皆さまにとって西区がより「住み心地のよいまち」「魅力あるまち」となるよう一層努力してまいります。
本年も、全力で復興・復旧に取り組むとともに、区民の皆さまと、新しい挑戦を重ねていく一年にしていきたいと考えています。新たな年が皆さまにとって健やかな年となりますよう、心よりお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年1月 西区長 水野 利数
仮設校舎建設中の坂井輪中学校前にて