第325号(令和2年10月18日)1ページ目
最終更新日:2020年10月18日
学校が元気に!地域が元気に!そして子どもが元気に!
地域と学校パートナーシップ事業を紹介します 第1弾
問い合わせ 西蒲区教育支援センター(電話:0256-72-8560)
市では、学校が地域に開かれ地域とともに歩むことができるように、地域のネットワークづくりや協働事業などを推進し、「学・社・民の融合」による学校教育を進めています。全ての学校に「地域教育コーディネーター」を配置して、地域と連携・協働した様々な活動を行い、事業の目指す姿「学校が元気に、地域が元気に、子どもが元気に」の実現に向け取り組んでいます。
西蒲区にある小中学校および西特別支援学校20校の令和2年度パートナーシップ事業の活動の様子を今号と次号で紹介します。
岩室小学校
生活科「野菜を育てよう!」の学習では、苗の植え方や草取り、わき芽採り、支柱立て、カラス撃退など、地域の人から小まめに足を運んで指導してもらいました。子どもたちは愛着を持って「畑の先生!」と呼ぶなど、微笑ましい場面が数多く見られました。
中之口東小学校
ボランティアの皆様の気持ちを伝える場で、一緒に「中之口ふる里カルタ大会」を行いました。地域の宝を紹介する札を一緒に探しながら交流を深めることができました。みんなの心の距離も、ぐっと縮まりました。
曽根小学校
ぎっしりと実が詰まったそら豆。子どもたちは育てる苦労と収穫の喜びを畑の先生と一緒に経験しました。この経験を生かして、次に育てる野菜や生き物のお世話に向けて、新たな目標を持つことができました。
漆山小学校
校外学習は、直接地域の皆さんと会って話を聞くことができる大切な学びの場ですが、今年度は地域のお店や農家の方に協力してもらい、インタビューや仕事の様子を動画で撮影し、それを使って教室で学習をしています。
巻南小学校
4年生が北国街道の「歩き遠足」に向け、まち歩きガイドから遠足コースの街道の歴史や史跡について映像を交えながら講習を受けました。
一人ひとりが「ふるさと新聞」と称して学習をまとめ、「自分たちの住む地域の素晴らしい宝物」に気付き、深く追究する姿が見られました。
潟東小学校
今年も「学校田の田植え」を行いました。ボランティアの皆さんから機械で植えてもらい、周囲を子どもたちの手で植えました。「田んぼに裸足で入る」という貴重な体験でした。秋の収穫が楽しみです。
西特別支援学校
中学部3年生の生徒が、いつもお世話になっている地域にお手伝いしようと、学校近くの福祉施設でクリーン作戦を行いました。皆で協力して敷地内の草取りを行い、きれいになった施設に、子どもたちは達成感を得られたようです。
岩室中学校
今年度は矢川灯籠流しは実施できませんでしたが、全校生徒が自作の俳句を書いた灯籠を制作しました。コミュニティ協議会が俳句を審査し、表彰をしてくれました。今後、灯籠は地域や学校に飾られる予定です。
西川中学校
3年生の総合学習の時間にキャラバンメイト(地域包括支援センター西川)の皆さんを招き「認知症サポーター養成講座」を受講しました。この講座を通して地域での自分の役割を考えるきっかけになりました。
巻東中学校
西蒲区社会福祉協議会の協力を得て、ゴーグルやイヤーマフを付けて福祉体験活動「高齢者疑似体験」を実施しました。高齢者の身体の変化を感じることで、様々な立場の人の心情を考え、自分ができることについて考えを深めることができました。
頑張っています!地域教育コーディネーター
中学校区チーム(岩室小・和納小・岩室中)による協働でパワーアップ!
岩室中学校区(岩室小・和納小・岩室中)では、3校の地域教育コーディネーターの山田さん、脇田さん、加藤さん、石川さんが、2か月に1回程度集まり、計画的に情報交換を行うことを大事にしています。これにより校区の異なる小学校間でボランティアを共有することができ、「本の読み聞かせ」など、自校だけでなく各校の子どもたちの教育活動の充実を図っています。また、校種の異なる小中学校間では、小学校での学びの様子を中学校の先生に伝えることで、生徒の学びがより系統的になるように工夫しています。コーディネーター同士が、課題や問いを話し合うことで大きな力を生み出しています。「児童生徒、地域の皆さん、先生方の笑顔が増えることが一番の楽しみ」という3校のコーディネーターの言葉が印象的でした。
西蒲区データ
人口 55,914人(−47) 世帯数 20,670世帯(+11) 男 27,103人(−32) 女 28,811人(−15)
※9月末現在の住民基本台帳。カッコは前月末比