にいがた市議会だより 第83号(平成30年11月4日) 5ページ
最終更新日:2018年11月4日
常任委員長報告の要旨
9月26日の本会議で行われた各常任委員長報告の要旨です。
総務
通学路等の安全対策事業
防犯カメラの設置には地域の合意形成に時間がかかるため、市は運用マニュアルを作成するなどの手助けとともに、恒常的に予算を確保されたい。
また冬期間の通学路の早急な除雪、凍結防止、消雪パイプ設置のため予算を拡充されたい。
平成30年度新潟市一般会計補正予算関係部分
臨時財政対策債について、当初予算額と算定結果との差を誤差の範囲であるとする認識は改めるべきである。
文教経済
平成30年度新潟市一般会計 補正予算関係部分
危険ブロック塀撤去事業について、全校の状況を速やかに調査したことを評価する。児童・生徒の安全確保のため、迅速に撤去、改修されたい。これまでの点検作業を検証し、従来の基準にとらわれずに再点検をすべきである。学校現場における環境整備のため、定期的に点検するとともに、予算の拡充を国に求められたい。
子ども見守り事業について、スクールガードリーダーの活動日数の増加を評価するが、各区の状況により、人数および活動回数について検討すべきである。より多くの大人の目で子どもたちを見守り、子どもたちが、安心・安全な学校生活を送れるよう引き続き努力されたい。
市民厚生
平成30年度新潟市一般会計および特別会計補正予算関係部分
通学路等の安全対策事業について、予算確保を評価する。自治会などの要望に応え、補助金などを求める団体に十分行きわたるよう求める。異なる所管の類似事業の情報共有を図られたい。防犯カメラの設置補助について、子どもが日常的に利用する公園、広場なども設置対象として検討されたい。また設置に関して、関係課との調整を至急進められたい。
介護保険システムの改修について、マイナンバーを活用した情報連携に対応するためのシステム改修であり、今後もこのような改修が考えられることから、国庫負担を要望されたい。
新潟市区自治協議会条例の一部改正
条例改正により現在の位置付け以上が担保され、地域課題の解決に向け、市と区民などとの協働の要となるよう望む。各区の実情にあった組織の在り方を明らかにし、情報を発信されたい。本市の区自治協議会の経験を踏まえ、国に対する地方自治法改正の提案も検討されたい。
決算の認定について関係部分
市民病院について、脳卒中科の立ち上げを評価する。緊急対応宣言に基づき、医師などの勤務状況の改善が図られたことを評価する。成果、課題を整理して今後も改善に取り組まれたい。職員のモチベーションを維持しながら、高度急性期医療を担う重要な病院として、持続可能な経営への改善を期待する。医師確保に努め、市民から信頼される病院を目指されたい。地域医療機関との連携をさらに強化し、本市全体の医療水準を高めるようリーダーシップを発揮されたい。女性にとって働きやすい環境整備と、男性も育児休暇などが積極的にとれる体制づくりを求める。医療収益に対する材料費の割合が多いため、精査・検討されたい。
環境建設
平成30年度新潟市一般会計補正予算関係部分
危険ブロック塀等撤去工事補助事業について、所有者に対し、より迅速な対応を促す制度として評価する。児童の安全な通学路を確保するために、速やかに工事が完了するよう努められたい。指摘箇所が想定以上でも、必要と認められる危険ブロック塀については、全て撤去されるよう取り組まれたい。早期に対応を図り、すでに解体を行った物件に対しても、補助対象とすることを要望する。
決算の認定について関係部分
下水道部について、南区・西蒲区は合併処理浄化槽を汚水処理の選択肢とされたい。引き続き接続率の向上に努められたい。浸透ますではなく下水道管での雨水対策をされるよう要望する。
水道局について、水道料金滞納による給水停止は命に関わることであり、停水に至らないよう丁寧に聞き取り対応されたい。空き家の水道管凍結による漏水対策について、所有者に対策を講じるよう広報、啓発することを要望する。災害時相互援助について、緊急連絡管の整備の済んでいない近隣市町村においては、整備されるよう求める。水道工事の前後にガス管などの工事が行われる場合、工事を一度で済ますような対応を望む。
決算特別委員会
決算特別委員会は、決算関係の議案を認定すべきかどうかについて審査するために設置する特別委員会です。
9月13日の本会議において、平成29年度の一般会計および特別会計の歳入歳出決算の認定議案が市長より追加提案されました。
市議会では決算特別委員会を設置し、委員46人(議長および監査委員2人を除く議員で構成)を選任、4つの分科会に分かれ予算の執行状況や成果について審査を行いました。
10月10日の委員会で各分科会の委員長報告、意見・要望を行い、採決の結果、賛成多数をもって決算を認定すべきものと決定しました。
なお、この委員会での審査の経過および結果については、直近の本会議で報告し、採決する予定です。
決算特別委員会の様子
9月13日 | 決算特別委員会設置および委員の選任 正副委員長の互選および分科会の設置 各分科会正副委員長互選 |
【本会議】 【決算特別委員会】 【各分科会】 |
9月21日 | 閉会中の継続審査、審査日程を決定 | 【決算特別委員会】 |
9月26日 | 閉会中の継続審査を決定 | 【本会議】 |
9月28日 | 決算の総括説明(副市長) 決算審査意見書の概要説明(監査委員) 副市長・教育長説明 |
【決算特別委員会】 |
10月1日から4日 | 所管事項の審査 | 【各分科会】 |
10月5日 | 意見集約 | 【各分科会】 |
10月10日 | 各分科会委員長報告、意見・要望、採決 | 【決算特別委員会】 |
決算特別委員会名簿
委員長佐藤 豊美
副委員長渡辺 仁
第1分科会(11人)
(総務常任委員会所管分を審査)
委員長小山 進
副委員長宇野 耕哉
委員 古泉 幸一 小野清一郎 内山 航 高橋 三義 内山 則男 佐藤 耕一 倉茂 政樹 金子 孝 青野 寛一
第2分科会(11人)
(文教経済常任委員会所管分を審査)
委員長串田 修平
副委員長平 あや子
委員 平松 洋一 深谷 成信 荒井 宏幸 渡辺 仁 渡辺 均 山際 務 松下 和子 青木 学 小泉 仲之
第3分科会(12人)
(市民厚生常任委員会所管分を審査)
委員長水澤 仁
副委員長志賀 泰雄
委員 山田 洋子 阿部 松雄 志田 常佳 伊藤健太郎 飯塚 孝子 野本 孝子 南 まゆみ 佐藤 豊美 石附 幸子 中山 均
第4分科会(12人)
(環境建設常任委員会所管分を審査)
委員長渡辺 和光
副委員長佐藤 正人
委員 佐藤 幸雄 皆川 英二 高橋 哲也 田辺 新 田村 要介 五十嵐完二 金子 益夫 栗原 学 佐藤 誠 竹内 功