新潟市立学校適正配置審議会第12回会議議事録

最終更新日:2012年6月1日

第9次新潟市立学校適正配置審議会 第12回会議

 日時:平成21年11月30日(月曜)午前9時30分~
 会場:市役所本館6階 第1委員会室

雲尾委員長

ただいまから、第12回新潟市立学校適正配置審議会を開催いたします。
 最初に、本日の出席状況につきまして事務局から報告してください。

朝妻学務課長

それでは、出席状況を報告させていただきます。
 本日は、伊藤委員、上田委員がご欠席でらっしゃいます。
 12名の委員の出席をいただいておりますので、会議は成立しておりますことをご報告いたします。

雲尾委員長

ただいまの事務局報告のとおりです。
 本日は、新潟日報社、それから建設速報社より取材したいとの申し出がありましたが、許可することとしてよろしいでしょうか。
 それでは許可します。
 次に、議事録署名委員の指名を行います。
 本日は杉中委員、大野委員にお願いします。
 それでは、先回の審議概要について説明をお願いします。

朝妻学務課長

第11回の概要でございます。
 本日の資料1にございます。
 下の6会議の経過でございますが、南区の方向性をまとめまして、西区まで終了して、西蒲区の資料説明が終わったところでございます。

雲尾委員長

次に、先回審議いただいた、南区、西区の現在の方向性についてですが、説明をお願いいたします。

朝妻学務課長

同じく資料2の4ページからをご覧いただきたいと思います。
 適正配置審議会の審議状況については、市議会と区の自治協議会に説明するためにまとめたものでございます。
 概要としまして、南区では中学校が4校減で2校に、小学校が6校減の5校になる案になっております。
 西区では、中学校が2校減で6校に、小学校が4校減の14校になる案になっております。
 具体的に表しましたものが別紙1と別紙2になります。
 このうち、別紙2、6ページでございますが、西区では小針中学校と新通小学校で通学区域を変更する案になっております。
 また、赤塚中学校につきましては、原案の3校案を示しておりますけれども、付帯意見があることを説明してまいりたいと思います。
 この資料で、12月中に市議会と南区、西区の自治協議会に、また、今日まとまりましたら西蒲区の自治協議会にも説明させていただきたいと考えております。

雲尾委員長

今の説明につきまして質問はありませんか。
 よろしいですか。
 では、3 本日の「審議」に入ります。
 本日は、西蒲区の審議を行います。
 資料については、先回事務局から説明していただいておりますので、資料に沿って進めてまいります。
 まず、資料17になりますが、5ページをお開きください。
 岩室中学校区を対象とした再編案でございます。
 具体的には資料の6ページ、岩室中学校の再編案でございます。
 先回の説明では案1が最も適当なのではないかという事務局からの提案がございました。
 これにつきまして、ご意見、ご質問等がありましたらお願いいたします。
 いかがでございますか。
 先般の西区の方ですと同じような6学級の赤塚中学校については、場合によってはという付帯意見もございましたが、違いますのは減少傾向が継続しそうであるというところが、赤塚中学校との違いというように、私自身は考えます。
 存続するよりは将来的な減少傾向の継続を見込んで巻東中学との統合案の案1でよいのではないかと思いますが、いかがでございますか。
 よろしいでしょうか。
 それでは続きまして、岩室中学校につきましては案1が指示されたという形で、次に7ページでございます。
 岩室小学校と和納小学校の再編案についてご意見やご質問はありませんでしょうか。
 岩室小学校、和納小学校につきましては、再編案としては両校の統合の案1ということが提示されておりますけれども、旧岩室村内の2小学校を統合するという案でございますがいかがでしょうか。

小野沢委員

もともと同じ村ですので、岩室小学校と和納小学校の統合が一番スムーズではないかと思います。

雲尾委員長

というご意見がございましたが、そのほかいかがでございますか。
 よろしいでしょうか。
 それでは、岩室小学校、和納小学校につきましては案1ということでございます。
 岩室中学校区の方向性としましては、岩室中学校は巻東中学校と統合する。
 岩室小学校と和納小学校を統合するということでよろしいでしょうか。
 ありがとうございました。
 それでは続きまして、資料の8ページ、西川中学校を対象とした再編案の検討に入ります。
 9ページにございます、曽根小学校、鎧郷小学校、升潟小学校の再編案についてご意見やご質問はありませんでしょうか。
 第1案の3校統合という案が候補として上がっております。
 いかがでございますか。
 これにつきましても、旧西川町の3小学校を統合するという提案でございます。
 ただし、岩室につきましては、先ほど中学校統合の話がございましたので、1中2小ないしその後の検討にもございますけれども、1中複数小学校という形にはなりますけれども、西川につきましては、西川中1校とこの3校統合の1中1小体制ということが原案になるかと思いますがいかがでございますか。

小林委員

比較的曽根小が大きいので、どこかとくっつけられればと考えたのですが、曽根が真ん中で升潟と鎧郷が両端にということになっていますので、やはり升潟と鎧郷を一緒にはできませんので、第1案でいくしかないのかなという感じがいたしますが。

雲尾委員長

そのほか、ご意見はいかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 それでは、西川中学校区の方向性といたしましては、曽根小学校、鎧郷小学校、升潟小学校の3校を統合するということでよろしいでしょうか。
 では、次に11ページ、潟東中学校区、中之口中学校区を対象とした再編案の検討に入ります。
 資料は12ページでございます。
 潟東中学校、中之口中学校の再編案でございます。
 潟東中学校6学級、中之口中学校6学級ということで、両校を統合した1案ですが、9学級というものが候補として提示されております。
 これにつきまして、ご意見ご質問はございませんでしょうか。

市川委員

第2案だと17学級で大規模になるのではないかと思うのですが、第1案で9学級が適正だと思います。

雲尾委員長

1案ということでございますね。
 わかりました。
 そのほか、いかがでございますか。

朝妻学務課長

ここの案が10個あるわけでございますけれども、区ごとに見ていくという順番から考えますと、地理的に一番端から考えていくと整理ができやすいのかと思います。
 そうしますと、中之口中がまずどこと可能性があるのかということになります。
 境界として接しておりますのは、巻東、それから潟東のどちらかということになると思います。
 巻東と先ほど岩室とのグループができましたので、案10でいくことになると、これは19学校になって少し大きいと思います。
 そしてまた、日本海側と中ノ口川のところまでという形で、かなり広い範囲になるということがあると思います。
 残るのは潟東との組み合わせ、案1なのですが、案1にするか、もう一つスケールを大きくして、例えば案2の西川にするかということになります。
 例えば西川と潟東と中之口であれば、非常に広大な校区になります。
 また、西側へいって巻西中との組み合わせとしますと、これもかなり広大な校区になると思います。
 そのようなことから、案1というものを提案させていただいた次第でございます。

笹川委員

西蒲区はなかなか意見が出ないのですが、これは非常に難しいから意見が出ないのではないのです。
 分かり切っているという、原則で言えばこうなるであろうということがわかってしまっているのです。
 さらに言えば、岩室中学校と巻東が統合するという線になれば、もう自動的に中之口は潟東ということになってくるのです。
 西川中学は9学級ありますので、これは地理的にもありますので一つの学校として存続して、あとは潟東と中之口を統合する、巻東と岩室を統合、これは非常に簡単なのです。
 だから、かえって意見が言えないという感じです。
 確かに簡単は簡単なのですが、問題があるとすれば、市街地と違うところに適正規模校だということで、あるいは小規模校だということでパパッと統合していいのかどうかという問題が残るだけ、従来の委員会での原理原則に基づけば、この二つが統合するということは、別に難しい話でも何でもない。
 加えて言えば、小学校もみんなそうです。
 これもそれほど大きな議論をしなくても、答えは委員の皆さん方はみんなわかっているのです。
 だから、問題は岩室が一応巻東と一緒になるという案が出まして、まとまりましたので、蒸し返しになると大変申しわけないのですが、この地域もそのように適正規模という原則をパチッとあてはめて、全く問題がないのかどうかというところだけだと思います。
 そういう点では、特殊な事情といいますか、そういうものはありますか、どうですか。

朝妻学務課長

その地域ごとの昔からのことというのは、地域の皆さんのところへ伺わなければ。
 なかなかわからないことかと思います。
 今ほどの笹川委員からのご発言内容については、やはり答申後、教育委員会が担うべき役割と考えております。

笹川委員

では、そういうことであるとすれば、今まで進めてきた考え方と、それからこの西蒲区については岩室、巻東という統合案、方向性が出ていますので、ここのところは先ほども説明がありましたけれども、潟東と中之口の統合という、西川は西川でそのままいくという案が一番妥当なのではないかと思います。

雲尾委員長

ありがとうございます。
 趣旨としては、いわゆるこうなるだろうということは皆さんもおわかりで、ただ積極的に賛成しにくいということでご意見がなかったという意味のことかと思います。
 それでは、潟東中学校、中之口中学校につきましては、第1案という形でよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。
 次に、資料の13ページから14ページにございます、潟東東小学校、潟東西小学校、潟東南小学校、中之口東小学校、中之口西小学校の5校の再編案についての検討でございます。
 これにつきましては、今、申しました5校を統合した第2案17学級ということが第一候補として提示されておりますが、また潟東の3小学校及び中之口の2小学校統合の第2案ということが提示されております。
 ただ、第2案の場合は、いずれも11学級という形です。
 つまり第1案と第19案の組み合わせによる2校体制というものが第二候補でございます。
 第一候補は旧潟東村、旧中之口村の5小学校全校統合による第2案、これが第一候補でございます。
 そして第二候補が旧潟東村の3校統合による第1案と旧中之口村の2校統合による第19案を組み合わせたものが第二候補ということになります。
 これにつきまして、ご意見いかがでございましょうか。

坂上委員

中学校を二つ合併するのはそうだなと思いますが、小学校を五つ合併するということは、少し無謀のような気がするので、潟東の方は潟東の方で、中之口の方は中之口の2つにした方が小学校はいいのではないかと思いました。

雲尾委員長

第二候補の方を支持するという形かと思います。
そのほか、ご意見いかがでございますか。

笹川委員

小学校を全部一緒にしてしまうと、どちらかが小学校も中学校も1校もなくなるという可能性がありますよね。
 それはよくないですよね。

坂上委員

幾ら子供が少なくてもね。

朝妻学務課長

13ページの案1でございますけれども、潟東村の時代に新潟市との統合に際しまして合併建設計画がございました。
 平成26年度だったと思いますけれども、この3小学校を統合するという調査費が盛られております。
 西蒲区の中ではそういう合併建設計画についても、ひととおりオーソライズされているのではないかと思われます。
 そうしますと、適正規模にこだわれば案2になるのですが、目安だという前提に立てば、案1の方が合併建設計画にも適合すると思われます。
 説明を追加させていただきました。

雲尾委員長

合併建設計画のご説明もございましたが、例えば案1を見ていただきますと246名という児童数となります。
 ということは、1学年40人をわずかに超えるのでギリギリ11学級と、一つの学年以外は複数学級でありますけれども、これが240名になりますとすべての学年が単学級という形になるわけです。
 1年生、2年生につきましては1学級32人を上限とする県の施策が継続されれば複数学級でありますけれども、3年生以上はすべて単学級になる可能性も高いということで、平成27年度時点では5学年で複数学級でありますけれども、その後、数年のうちに1、2年生以外はすべて単学級になる可能性もあるということを見越すと2案ということが第一候補として示されたのかと思います。
 どちらを今回は候補として上げるかということでございます。
 いかがでしょうか。

小野沢委員

 私は、第1案に賛成します。
 11学級で小規模校にはなるのですが、ただ、中学校が統合する案になりまして、どちらも全部一緒になるとあまりにも大胆すぎるような気がしますし、旧村の中に学校がなくなるというような意識は非常にさみしいものがありますので、小学校は中之口2校を一つに、そして潟東3校を一つにという案がいいのではないかと思います。

杉中委員

今ほど、事務局の合併建設計画があるというお話をいただき、なるほどと思ったのですが、例えば潟東の3校を第1案でいくとすると、自ずと中之口、西、東で一つになります。
 そうすると、そこも11学級ということで適正規模にはならないわけです。
 それで、少し引っかかっているのがそこの適正規模という、それぞれ11というところをどのように考えるかというところが一つポイントではないかと思っています。
 特に旧中之口村については、先ほどの潟東のようなことがあるのでしょうか。

朝妻学務課長

中之口村の方には、合併計画はございませんでした。

小林委員

中之口の2校を一緒にする、それから潟東の3校を一緒にしても、先ほど話が少し出ましたけれども、一クラスの人数からすると、もしかすると学級編制を2学級編制にできない学年が出てくる。
 そうすると、その学年はずっと6年間同じクラスということが、統合した後も出てくる可能性が、人数も下がってきていますのでその後のことを考えると少し厳しいかなと、先ほどからそこだけ気になっているのです。
 案2であれば間違いなく学級編制できる規模にはなるのですが、ただ、二つの村が一緒になるというところなので、提案の仕方、この前付帯事項を付けるというものがありましたので、人口が増えるとか、児童生徒数が増えるという見込みがないにしても、第1案と第19案を組み合わせるにしても、その話を進めていく段階で人数がさらに落ち込んでいるのであれば、第2案もあるというような二段構えでいくというのはどうでしょうか。

朝妻学務課長

適正規模を将来的にも確保していくという視点で考えていくと、今の感覚からすると非常に大きすぎるのではないかという懸念がある案2というように議論がすすんでいくということなのですが、その中を見ますと、平成27年度ですけれども、潟東西小は69人という人数です。
 これはいつ複式になってもおかしくない人数でございます。
 実は合併当初から将来推計で複式学級になりそうだということで、潟東の教育事務所があった時代に、地域に情報提供してきた箇所でございます。
 幸いといいますか、複式にはならずに済んでいるというようなことでございます。
 また中之口側の2校の人数を見ますと、今の段階ではなかなか複式というインパクトが生まれてこないような人数ではないか、平成27年度でも100人くらいいますともう少し先だと思います。
 ところが、潟東の方は3校とも100人をきっていますので、かなり現実味のある話と思います。
 そうしますと、それぞれで温度差が生じて、受け止め方の緊迫感が大分違うのではないかと思います。
 例えば少し先を見越して案2に下として、それぞれでワンステップおいて、潟東3校、中之口2校の統合をまずあり得るというような付帯意見があっても、やはりおかしくないのかと感じました。

笹川委員

私も第1案、潟東は潟東で、中之口は中之口でまとまるというのが、問題はありますよね。
 学級編制問題とか、さまざまあると思います。
 ですけれども、住民感情その他から言えば、これが一番わかりやすい統合の仕方かなという感じがします。
 そこで、今ほど、将来的な人口減ということになってきますと、将来的に結局この3校と2校の統合では間に合わないということになりかねないという自体も想定されるわけです。
 ですから、小林委員が言われたように、潟東は潟東、中之口は中之口で統合するけれども、将来的には5校全部を統合することも視野に入れておかなければならないというような付帯事項を付けていくということに賛成です。

雲尾委員長

ということで、今までの審議では「統合するけれども、場合によっては統合しない」という付帯意見が多かったわけですが、今度は逆の形で、「現段階では2校体制だけれども、将来的には1校になるのではないか」というような提案というご意見でございます。
 当審議会の範ちゅうとしては、平成27年度を視野に行っているということで言いますと、確かに2校体制であるけれども、その次の審議会でまたすぐ統合になるとも、つまり10年に1回ずつ統合を繰り返していくということは大変ではないかということで、最初から2案という案もあるわけですが、現在の皆さんのご意見としては1案と19案の組み合わせを第一候補として地元に協議に入り、しかし将来的には案2の5校の統合も考えられるという話で進めていっていただきたいというご意見かと思います。
 それでは、今のことで言いますと旧潟東村の3校統合とそれから旧中之口村2校統合という形で話を進めるということになったかと思います。
 それでは、潟東中学校区、中之口中学校区の方向性につきまして、この2学区につきまして潟東中学校と中之口中学校の統合という案、それから潟東東小学校、潟東西小学校、潟東南小学校の3小学校統合、そして中之口東小学校、中之口西小学校の2小学校を統合ということでよろしいでしょうか。
 では、続きまして資料は16ページでございます。
 巻東中学校区、巻西中学校区を対象とした再編案でございます。
 この中では、資料17ページにございます漆山小学校、越前小学校、松野尾小学校でございます。
 この再編案につきまして、第1案、漆山小学校につきましては、第1案の巻南小学校との統合で19学級というもの、それから18ページにございますが、越前小学校と松野尾小学校につきましては、越前小、松野尾小、巻北小学校3校統合による21学級第6案というものが、それぞれ第一候補として提示されております。
 これにつきまして、ご意見、ご質問はありませんでしょうか。
 まず、17ページの漆山小学校についてですが、漆山小学校7学級でございます。
 したがいまして、学区が大分東西に広くはなりますが、巻南小との統合による19学級というものを目指したいと。
 旧巻東中学校区では小学校1校になりますが、先ほど岩室中学校と巻東中学校の統合案ということを提示しておりますので、そういう意味では旧巻東中学校区の1小学校と、それから旧岩室中学校区の1小学校の1中2小体制が維持できるということもございます。
 漆山小学校につきましては、第1案でよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。
 続きまして、18ページの越前小学校、松野尾小学校についてですけれども、こちらにつきましてご意見はいかがでございますか。

坂上委員

越前小学校と松野尾は距離的には西区の赤塚と近く、何でも一緒らしいのですが、西区とはだめなのだから、そうすると越前と松野尾が一緒になってみても、やはり少ない人数なので、一番近い巻北と一緒になるしかないのではないでしょうか。

中川委員


 越前小学校は、もう既に複式状態になっている学校でありますけれども、地域の方も非常に一生懸命で、かなり抵抗があるとはありますが、私は越前と松野尾との第6案に賛成したいと思っております。
 ただ、相当の抵抗があるようには感じますけれども。

雲尾委員長

そのほか、いかがでございますか。
 これは、積極的に賛成をするのは難しいということかと思いますが、確かにパブリックコメントでもご意見をいただいたところでもございますし、地元の意向というものもございますけれども、適正配置審議会といたしましては、特に複式学級の学校につきましては、統合を強く進めるという原則でもございますので、原案といたしましては第6案の越前小学校と松野尾小学校と巻北小学校の統合による21学級ということを提示するということでいかがでございますか。
 ありがとうございます。
 それでは、巻東中学校区、巻西中学校区の方向性につきまして、漆山小学校は巻南小学校と統合する。
 越前小学校と松野尾小学校と巻北小学校を統合するという方向でよろしいでしょうか。
 ありがとうございました。
 これで、一応西蒲区の学校の方向性がまとまりましたので、今後、市議会と自治協議会に説明することになります。
 本日の審議で、8区の学校再編の方向性が一応まとまりました。
 一部、保留となっている学校がありますが、全体の見直しの中で見ていきたいと思います。
 では、今後の進め方など、事務局からお話しいただきたいと思います。

朝妻学務課長

それでは、事務局で審議いただいた結果を、全体のバランスなどを見まして調整が必要な場所がございましたら、次回に考えていただきたいと思います。
 とりあえず、今日はこれまでの資料がございますので、この場で委員の皆さんに配りさせていただきたいと思いますので、それを眺めていただいて、ご意見があればお聞かせいただきたいと思います。

雲尾委員長

では、資料の配付をお願いいたします。
 では、配付した資料につきまして、事務局から説明をお願いします。

朝妻学務課長

今、お配りしました資料は、これまでの審議状況を区ごとにしたもので、市議会、区の自治協議会に説明するために作ったものを束ねたものでございます。
 一回ご覧いただいております。
 3ページの北区の方向性のところですけれども、木崎中学校の方向性が未定になっているということでございます。
 視察の後で、また考えようということになっておりました。
 それから、5ページのところが中央区でございます。
 中央区のところで上から小学校の三つ目の有明台小学校なのですけれども、議論の中では、ここは急がないなというようなご意見があったと思うのですが、今までも小規模校については一応の方向性を出していただいていたと思います。
 そういう点では保留になっているということがございました。
 それから、今、お配りした中では10ページの西蒲区の資料でございますけれども、まだ審議の中でまとまった数字だけ見ますと、中学校が6校から4校に再編するというような形かと思います。
 また、小学校は15校が6校に再編するというような形になると思います。
 あまり意味のない数字ではあるのですが、全体8区を見ますと小学校で35校ほど減少する案になっています。
 また、中学校では16校減少する案になっております。
 このまま、バランスなどをまた調整した上でどうなるかということもあるのですが、このままで答申いただくと、ここから教育委員会で実際に地域の皆さんと相談したい範囲を考えていくことになると思います。
 緊急度の高いところを絞り込んで、そこから議論をスタートさせていくような段取りでございます。
 前にご説明した予定では、平成23年度以降に本格的な議論を始めたいというようなことで考えているところでございます。
 今、お配りした資料の説明はこの程度でございますので、何かお気づきの点があればお聞かせいただきたいと思います。

雲尾委員長

10ページの資料でもう一度確認いたしますと、中学校の方でございますけれども、まず上の岩室と巻東を統合するということで14学級の530名となるというものでございました。
 それから、その右側岩室と和納小学校の統合ということで13学級371名となるということでございましたし、それから小学校で言いますと曽根、鎧郷、升潟のところです。
 3校統合になりますと17学級510名というものと、それから、中学校の方でございますが、潟東、中之口で統合の9学級306名というものでございます。
 そして、小学校につきましては、潟東の3小学校統合によります、11学級246名という数字が入りまして、中之口のところ2校統合によりまして、11学級257名という数字が入り、そして最後にご審議いただきました、一番下の越前、松野尾、巻北のところが21学級682名が入りまして、上から二つ目の中学校区の枠になりますが、漆山、巻南統合によります19学級593名という数字が入るということが、この10ページのものでございます。
 これにつきまして、ざっと見ていただきまして、何かご意見等をいただきたいと思いますけれども、これは見る時間もございますので、それも含めまして少し長めの休憩で、資料を見ながらの休憩ということで40分再開といたしますので、しばし休憩をお願いいたします。
(休憩)

雲尾委員長

では、40分となりましたので再開いたします。
 ただいま、ご説明をいただきました北区では木崎中学校、それから中央区では有明台小学校が未定という形で保留されております。
 改めて、資料を見て何かご意見などがございましたらお願いいたします。
 この保留というのは、どの段階まで保留できるものなのですか。

朝妻学務課長

答申の段階では、お決めいただきたいと思うのですが、基本的にすべての組み合わせ自体が方向性ですから、ある意味、案という形という位置づけになっていると思います。
 同じ規模で方向性が出されているのであれば、今残っている2校についても早めに決めていただければありがたいと思います。
 例えば、今、決めていただければ、次回全体バランスのときにそういう前提で私ども見させていただきます。
 お願いいたします。

雲尾委員長

木崎中学校につきましては、7学級222名ということで、近隣の葛塚中学校との統合による16学級570名という形の案が事務局から提示されましたが、審議の中でこのまま単独であってもいいのではないかというご意見がありまして保留になったかと思います。
 また、それは視察をしてからという形で視察が組まれまして、ご視察いただいて、その後も少し審議はされましたが、まだ保留のままであるという形でございます。
 これにつきまして、ご意見いかがでございますか。

畠山副委員長


 お聞きしたいのですが、この結果として、部分部分では我々の方では一番ベストの選択をしてきたということなのですが、結果としてこういう形になった場合に、例えば当初、私どもいただいた資料の中に、例えば規模別の学校数がどうなっているかとか、各学校の通学距離が一体どうなっているかとか、あるいは各一クラスごとの人数がどうなっているかということは、実はわかりたいと思います。
 そういう中で、全体として、例えば公平になっているのかとか、いろいろなところで今までやってきたことが結果としてよくなっているかどうかというあたりが見てみたいと思います。

朝妻学務課長

では、そのような資料を次回できるだけ用意したいと思います。
 今ほどの木崎中学校ですけれども、実際に北区の審議をしているときには、今の印象はどうですかというようなことをお話あって、組み合わせとして木崎と葛塚がお二人おられて、木崎と早通がお二人おられて、それ以外の方はさてなという状態だったかと思います。
 実際に方向性を出そうとしているわけですから、教育委員会が絞り込みをかける段階でどうなるかということは、教育委員会の中でまた議論がされると、スケジュール的にはご理解いただきたいと思います。

小林委員


 質問なのですが、北区の小中学校配置図にあります開発地域の1、2なのですが、説明いただいたと思うのですが、木崎中学校区の開発地域の1、それから葛塚中学校区の開発地域2というのは、今後どのような状況になるのか、ご説明いただければありがたいと思うのですが。

雲尾委員長

開1については、工業団地の開発であるということで影響はないとなります。
 27ページになりますが、北区の参考資料4になりますけれども、27ページには開2の方は住宅が占めているけれども、どうなるかということについてかと思いますがいかがですか。

朝妻学務課長

開2の方の豊栄インター南の地域なのですけれども、区画整理としては130区画ということで、総人数として450人ぐらいですか。
 お子さんの人数で大体130人ぐらいということかと思います。
 今の状況ですけれども、平成20年3月末で114世帯が既に入っておられるということなので、これからの伸びというものはあまり考えなくていいのかと考えております。
 先ほど、今、一応保留になっている学校が2校あるということでお話ししましたけれども、また資料の請求もございました。
 今回、この場で一応8区まで終わったということでございますので、その2校について議論されるかどうか、ご意向を伺っていただければと思います。
 もし議論されるということであれば、進めていただければありがたいと思いますし、そうでなければ気がついたところをとりあえず見ていただいて、今日、ご発言がなくても次回にこの資料も参考にしていただいてご発言いただければありがたいと思います。

雲尾委員長

という、ご提案がございました。
 木崎中学校につきましてはご説明がありましたように、原案を葛塚中との統合案の16学級が示されましたが、委員の中からは地形から見て早通中との16学級でもいいのではないかというご意見がございました。
 もともとの村落の形成過程から考えると案1ではないかということで事務局は出されていたという説明があったかと思います。
 また、そうして見てきましても、木崎中は222名ですので、1学年70人以上いるとなると、当面1学年2学級は維持できるであろうと。
 そういう意味ではこのまま木崎中はしばらく様子を見てはいいのではないかという形で3者拮抗するような形で保留されたというように記憶しております。
 それから、有明台小学校につきましては、10学級ということで、検討対象ではあるのですけれども、浜浦、関屋との3校統合により23学級というところまでいかなくても、当面いいのではないかとなったかと思うのですが、これにつきましては、私自身、この会を欠席しておりましたので、はっきりとどういう形でこのようになったかは申し上げられませんけれども、その2校につきまして、皆様、資料をもう一度見直して次回の審議に回したいか、もう少し審議を続けたいかということでございますがいかがでございますか。

朝妻学務課長

保留であったものを再審議しようということですので、もう少しいろいろな面で準備が必要かと思うのです。
 ですので、できれば次回に検討するということでお願いしたいと思います。

雲尾委員長

では、一応2校が保留であるということを確認した上で、どんな状況だったかと、今簡単に確認いたしましたが、もう少しこれに関して何か資料が必要ということであれば、ご意見をお出しいただければいいですがいかがでございますか。

杉中委員

次回、資料をそろえて検討しましょうという意見が多いようなのですが、検討するということは、もちろん保留という状態をなくすという確認でよろしいわけですね。

雲尾委員長


 何らかの方向性を審議会として出すということでございます。

杉中委員

この二つについての補足になるのですが、私の記憶として、議事録をもう一回きちんと辿って見ないとわからない面もありますが、北区から審議をしていったということで、前齋藤委員長さんもかなり慎重にというのでしょうか、そういう議事の進め方をされていた記憶があります。
 委員の皆さんの中にも、いわゆる北区が最初だということで、審議の進め方そのものに慎重なところがあったと思います。
 そしてその後次第に次の区の検討をする中で、スムーズというのはおかしいのですが、その視点がはっきりしてきたように記憶しているのです。
 したがって、この木崎中についても、何の理由で保留であったのかということが、もう一つはっきりしませんので、次回資料をそろえていただく中で保留はなくして、きちんと方向性を出した方がいいのではないかと思います。
 有明台についても、私の方で一気に関屋、有明台という案を一時話をしたのですが、前委員長さんは一気にやりますか、というようなことで二つになったような記憶があります。
 そのあたりもあわせて資料を提示していただく中で、平成27年度以降ということも当然大事なことだと思いますので、そのあたりも含めてトータルに検討していければいいのかと思います。

雲尾委員長

そのほか、ご意見いかがでございますか。
 では、次回と確定しているわけではありませんが、次回以降審議をするという中で、必要な資料等がございましたら、今、出てこない場合がありましても、事務局に資料請求をしていただいて、審議会には資料を出していただくという形で可能でございますので、必要な資料がございましたら事務局にお伝えください。
 それも含めまして、これから事務局が答申の準備に入りますが、中間報告や答申のまとめ方などについて、ご意見がありましたらお願いいたします。
 最終答申までのスケジュールをもう一度ご説明お願いできますか。

朝妻学務課長

次回に8区のバランス調整といいますか、保留の部分とか、若干の見直しを次回にお願いしたいと思いますし、また今、区の自治協議会と市議会に今の審議状況を説明しておりますので、そこから意見を幾つかいただいております。
 そういうものも8区まとまった段階で説明させていただいて、それを踏まえて答申の方に向かっていくということで、次回は、私どもどこまで準備できるかこれからやってみます。
 全体の調整と答申の大きな流れみたいなものをご説明させていただいて、ご意見いただきたいと思います。
 4月の答申案に向かって、そういう形で準備をさせていただきたいと思っております。
 若干お話しさせていただきますと、区の自治協議会への説明が、今日、西蒲区まで終わりましたので、今月中に終わる形になります。

雲尾委員長

今日、西蒲区までの審議が終わったので、今月中に区の協議会への説明が終わるということですね。

朝妻学務課長

そうです。
 自治協議会の説明が終わりますので、その区の自治協議会の意見というものがまとまってくる段階がいつなのかということは不確定でございます。
 1月の段階で8区が全部出そろえばよろしいのですが、その辺が実際に説明してみないと、それぞれの区の考え方がございますので、それに応じて皆様に区のご意見をお伝えするタイミングも少しずれてくるかもしれません。
 一応、4月の答申に向けて準備を進めてまいりたいと思っております。
 したがいまして、今後の開催予定としては1月下旬と4月のあと2回ということを想定しております。

雲尾委員長

いかがでございますか。
 審議の予定ですとか。

朝妻学務課長

すみません、訂正させてください。
 今日は、まだ11月30日でしたので、12月中に説明にまいります。

雲尾委員長

大体審議としてはそのような形で進めていくということでよろしいでしょうか。
 ありがとうございました。
 では、これで一旦審議会の会議としては閉めさせていただきますが、次回の会議でも再度全体を見直していただきたいと思います。
 また、ご意見をいただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 そろそろ事務局の方にお返ししたいと思います。

(大科参事)

ありがとうございました。
 次回の開催でございますが、冒頭皆様方から日程をお伺いさせていただきました。
 調整の上、後日、連絡を申し上げたいと思います。
 今日は、どうもありがとうございました。

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教育委員会 教育総務課

〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030

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