新潟市立学校適正配置審議会第7回会議議事録
最終更新日:2012年6月1日
第9次新潟市立学校適正配置審議会 第7回会議 議事録
日時:平成21年7月14日(火曜)午前9時~12時
会場:市役所本館6階 第1委員会室
齋藤委員長
ただいまから、第7回新潟市立学校適正配置審議会を開催いたします。
最初に本日の出席状況を事務局から報告してください。
朝妻学務課長
おはようございます。
では、本日の出席状況を報告させていただきます。
本日は15名の委員全員のご出席をいただいておりますので、会議は成立しておりますことを報告させていただきます。
齋藤委員長
ありがとうございます。
本日は新潟日報社、北陸工業新聞社から取材をしたいという申し出があります。
許可することでよろしいでしょうか。
許可いたします。
また、新潟市議会事務局より本審議会の写真を資料に使いたいとの申し出がありました。
許可することでよろしいでしょうか。
それでは、許可することにいたします。
次に、議事録署名人の指名を行います。
ローテーションで動いていますが、本日は、登石委員、中川委員にお願いします。
審議会の流れなのですが、中間報告を出してから少し間があきましたが、少し思い出していただくと、前回までの審議で諮問事項の一つ目の学校適正配置の基本的な考え方について議論して、中間報告を出しました。
これについておさらいもありますので、事務局よろしくお願いします。
朝妻学務課長
中間報告につきましては、4月27日の第6回審議会でパブリックコメントの結果についてご報告いたしました。
そして、事務局案についてご審議いただきました。
席上ご意見をいただいた部分につきまして直したものを委員長に見ていただき、さらに委員の皆様にお送りして見ていただいた上で、中間報告の冊子を作成いたしました。
中間報告は事務局から6月12日の教育委員会に正式に提出し、説明させていただきました。
教育委員からは、事務局に対してパブリックコメントで地域の方の意見が強く出ているが、地域の方には慎重に対応してほしいというご意見がございました。
また、市長、副市長、そして市議会の文教経済常任委員会の委員、また8区の区長、各学校長にも説明いたしました。
この冊子は、現在区役所や公民館、図書館などで希望者に配付しており、また学校にも配付しております。
さらに学務課のホームページにも掲載してあります。
中間報告については以上でございます。
齋藤委員長
ありがとうございます。
机のところに中間報告があろうかと思います。
適正規模は小学校は12学級以上24学級、中学校は9学級以上18学級以下にすることと合意を得ています。
また、確認していただきたいのですが14ページのところに付箋が付いているかと思います。
これは学校再編案検討する基準を決めて、適正規模以外の小規模校、大規模校はすべて検討すること。
その中でも小学校は6学級以下、中学校は5学級以下、そして小中学校とも31学級以上の学校を特に検討することにしました。
さらに、複式学級の学校は統合を強く進めるとしました。
その他の基準は記載のとおりです。
この学校再編の検討基準を基に、これからの審議会では二つ目の諮問事項、具体的な適正配置について審議を進めていくことになります。
本日は、今後の進め方について、後ほど事務局より説明を受けたいと思います。
その後、区ごとの検討に入っていきたいと思いますが、議事の進行について、今日はそういう形で進めるということについて合意いただけるでしょうか。
ありがとうございます。
では、資料の説明をお願いします。
朝妻学務課長
それでは、資料1と資料2について説明させていただきたいと思います。
まず、資料1は、第6回の概要でございます。
3ページにございます。下の6、会議の経過で、前回まず平成21年度からの新規事業について報告させていただきました。
その後、審議に入りまして、中間報告案を修正し中間報告としたいう次第でございます。
次に再編案と今後の進め方ですが、4ページの資料2をご覧いただきたいと思います。
学校再編案の位置づけです。
昨年の諮問のときの審議事項の二つ目、基本的な考え方により、どのように適正配置を進めていくべきかについて、この審議会でどのような答申を目指すかについて提案させていただきたいと思います。
これまで、適正配置審議会の答申では、事前に地域からの要望などがあって、学校再編を具体的に決める環境がありましたので、例えばA校とB校を統合するというような「決定する」という答申を出しておりました。
今回の答申は政令市になって初めての答申で、全市を同じ基準で検討して地域と協議を始めていくためのものになります。
このことから、再編の組み合わせを決定するのではなく、学校再編の組み合わせの方向性を示すものにしたいと思います。
その理由は下にありますように、一つは教育委員会が地域と協議を進めていく間にさらに少子化が進んでいく可能性があります。
理由の二つ目は、答申後に計画を立ててから地域に説明を始めますが、地域の理解を得るまでに相当な期間がかかると予想されます。
三つ目ですが、地域から答申と異なる要望がある場合なども含め、少子化の進行などに対応して必要がある場合は、答申自体についても継続的に見直すなど、柔軟に対応していくこともあると考えております。
このようなことから、今回の答申は学校再編の組み合わせを決定するものではなくて、組み合わせの方向性を固めるものにしたいと考えました。
また、地域との協議が先行いたしますので、答申では再編後の学校の位置は示さないことにしてはいかがかと思います。
次に5ページのこれからの進め方でございます。
これから区ごとの学校再編の方向性を審議していただきたいと思いますが、ある程度まとまった段階で教育委員会や市議会、区の自治協議会に説明させていただきたいと思います。
そして、その説明の際にいただいた意見については、パブリックコメントのときと同じようにまとめて、答申案を審議いただくときに、皆様にお伝えさせていただきたいと思っております。
また、平成22年4月に答申が決まって、その答申後ですが、教育委員会で配置計画と言っておりますが、行政としての適正配置計画をつくって、地域の皆さんに説明にまいりたいと考えております。
資料1と資料2の説明は以上でございます。
齋藤委員長
ありがとうございました。
4ページのところ、一応、今後も少子化が進んでいくと予想されるということと、地元との協議に大分時間を要するだろうという、少し流動的な側面もありますので四角で囲んでありますけれども、学校再編案は地域と協議を進めていくための方向性を示す。
決定ではないということについて、こういう形で審議を進めていきたいということですが、これはよろしいでしょうか。
これについてご意見ございますか。
それでは4ページの四角のところは了承されたとさせていただきます。
次に5ページにかかりますが、今後地域との対話が必要になってくるということで、この審議会としてある程度方向性がまとまった区については教育委員会、市
議会、地元の区の自治協議会に中間報告と区の方向性を事務局が説明して、そこで意見がいろいろと出てくると思いますので、それをパブリックコメントのとき
と類似のやり方でまとめて、この審議会に報告すると。
それを受けた上でできるだけ平成22年4月に答申を決定していくという、これはタイムスケジュール的なものになりますが、途中にパブリックコメント的なものを入れるということです。
これについてご意見、質問等ございますか。
それでは、これについて了解してよろしいでしょうか。
ありがとうございます。
それでは、審議の方向、今後の進め方が了承されましたので、進め方はそのようにやっていくことにします。
それでは、今日最初の議題で、北区のところに入っていきたいと思います。
参考資料について事務局から説明していただきます。
お願いします。
朝妻学務課長
それでは、北区の資料でございますが、検討資料と参考資料がございますが、まず22ページからの資料4の参考資料から説明させていただきます。
22ページの参考資料のリストの1で誤記がございまして、学校配置図とするところを航空写真図となっておりまして、申しわけございませんがここは学校配置図と訂正させていただきたいと思います。
それから、また先のところで恐縮なのですが、今日、机の上に資料3の6ページと7ページの差しかえがございますので、これは差しかえていただきたいと思います。
お願いいたします。
内容は7ページのところの歴史の部分で誤りがございまして、そこを直させていただいたものでございます。
それでは、一つ目の資料から説明させていただきます。
学校配置図です。
これは航空写真にデータを付け加えたもので、撮影の時期の関係で農地が薄い茶色になっております。
A3縦の図でございます。
区の境界が赤い太線で示してあります。
黒い太線が中学校区の境、黒い細線は小学校の境を示しています。
青い四角が中学校、赤い丸が小学校の位置でございます。
水色の部分が、今、決まっている開発区域を示してあります。
開1、開2とあり、笹山小学校の東側に開1という表示がございますが、これは資料の27ページにあります開発状況の一覧の中の数字を示しておりますので、あわせてご覧いただきたいと思います。
開1は工業団地としての開発で、住宅区域の計画はありません。
開2はこの開1の南側にございまして、葛塚中学校区の北側です。
開発区域は笹山小学校と葛塚東小学校にまたがっていますが、住宅地は葛塚東小学校区だけでございます。
450人の計画人口の中で、既に335人が居住している状態でございます。
北区では開発がこの2カ所ございますけれども、児童生徒数に大きな影響を与えるものはないと考えております。
同じく配置図で赤い枠の部分は学区外就学の認可地域を示しています。
認の数字は資料28ページにありますデータに対応してございます。
北区には旧新潟市内に4カ所ありますが、28ページにございますように、認可校へ行く児童生徒がいる地域は認2と認3、いずれも太夫浜小学校の西側の地域でございまして、南浜中学校区ですが、松浜中学校を選択できる地域になっています。
また、北区の南の端にピンク色の地域があります。
ここは28ページの下に資料がございますが、旧横越町の飛び地で旧京ヶ瀬村、今の阿賀野市に教育事務委託をしている地域でございます。
現在は在校生はおりません。
なお、この北区の情報の中で適正配置に関連した動きがあるところが1カ所ございます。
それは阿賀野川右岸の岡方第二小学校区と濁川小学校区の間の岡方第二小学校区は少し北側に細長く伸びている部分の一部でございます。
合併までは豊栄市であったところです。
この西側が旧新潟市で、新崎駅前の開発がありました。
道を挟んで隣接する地域で、工場がなくなった跡が80区画ほどの住宅地になりました。
ここに居住した方やこれから入る方の中に濁川小学校へ通いたい方がいらっしゃると伺っておりますけれども、地域としてまとまった要望にはなっておりません。
また、岡方第二小学校の校区の方からは人数が増えるので期待しておられると聞いております。
この1件が北区の中で適正配置に関係する地元の動きがあるところでございます。
配置図の説明を終わりまして、資料にお戻りいただき、24ページから26ページが学校の変遷を大まかに表したものです。
学校の親子関係等を注意する必要が在る場合もあるのですが、北区の場合は真っ直ぐな線になっておりまして、特に注意する学校はないように思います。
27ページ、28ページについては今ほどご説明いたしました。
29ページから36ページまでは、各学校のデータを集めたものです。
学校の写真と敷地面積、教室数などの施設のデータ、それから通学の状況や中学校では部活の数を入れてあります。
一番最後ですけれども、37ページには施設の整備状況を一覧にしてございます。
学校別に校舎と体育館の建設年、それから40年を老朽化の区切りに見立てまして、該当するところに丸を付けてございます。
小規模校のうち主な校舎が老朽化して大規模な改修や建てかえが予定されている場合に重点的に検討するという検討基準がございますので、これに対応する資料でございます。
なお、新潟市ではこの表とは別に耐震診断を行いまして、改築予定がある体育館は改築のときに、それ以外で補強が必要な体育館は平成22年度までに補強工事を行います。
また、補強が必要な校舎につきましては、平成27年度までに工事を行いますので、適正配置とは別に耐震については学校施設は一定水準を確保していくという方針が別に決まっております。
参考資料の説明は以上でございます。
齋藤委員長
ありがとうございました。
ただいまの資料4の参考資料を説明いただきましたが、この参考資料にかかわってご質問等ございましたらお願いします。
よろしいですか。
それでは、次に北区の検討資料の説明をしてもらいます。
お願いします。
朝妻学務課長
続きまして6ページからの資料3、検討資料をお願いいたします。
まず、7ページに今ほど差しかえていただきましたが、市町村の合併の歴史がございます。
その下の2学級数と児童生徒数の推移の表をご覧ください。
左側に中学校、右側にその中学校区の小学校があり、平成15年度、平成21年度、平成27年度の学級数と生徒数、児童数を表にしてございます。
網がかかっている学校は平成27年度時点での適正規模校で、網がかかっていない学校が今回の検討対象です。
この表で、特に統合の検討を進める5学級以下の中学校は南浜中学校と岡方中学校です。
6学級以下の小学校は南浜小学校と太田小学校と笹山小学校、岡方第一小学校、岡方第二小学校の5校で、強く進める複式学校の学校は豊栄南小学校です。
また小規模校で主な校舎が老朽化して重点的に検討を進める小学校は太田小学校と豊栄南小学校です。
北区では統合を特に進める学校が7校、強く勧める学校が1校、そのうち校舎の老朽化によって重点的に検討する範囲の学校は2校です。
さて、施設整備についてですが、新潟市では8ページの上にありますように平成25年度と平成26年度に2校の建設計画があり、いずれも小規模校なので重点的に検討を進める対象になりますが、この2校は合併建設計画で建設が決められているものです。
4
の小規模校と大規模校の配置図は、小学校、中学校とは別に学級数で表してありますが、検討基準で決めた左から統合を強く進める複式学級の学校、次に統合を
特に進める小学校は6学級、中学校は3から5学級の学校、そして、それ以外で再編を検討する小規模校、大規模校、大規模校のうち特に検討することにした
31学級以上の学校の順に学校名を表にしたものと、その下に地図に落としたものです。
下の配置図では、中学校名に網をかけてございます。
9ページから5再編案の(1)でございますが、まず旧新潟市の範囲の三つの中学校区を見たものです。
この地域には南浜中学校と南浜小学校が特に進める学校、濁川中学校と太夫浜小学校が検討する学校です。
その下に中学校区と小学校区の関係を表にしてあります。
(2)のグラフは6年刻みでこのあたりの中学校の生徒数のトレンドをあらわしたものです。
10ページからは中学校の組み合わせを考えたもので、北区のこの地域の場合は旧新潟市と旧豊栄市の境をどうするかがポイントになると思います。
組み合わせによる学校規模はそれぞれ統合後の欄に記載してございます。
いずれも平成27年度の時点の数値になります。
特に統合を進める南浜中学校の組み合わせを考える中で、案1は旧新潟市の3校を統合するもので、目安とする適正規模をやや超えます。
地域と協議する中で少子化がさらに進むと適正規模になる可能性があるとは思いますが、長期で見るとここが第1候補と考えております。
案2と案7はそれぞれの学校が単独で松浜中学校と統合するもので、案1にすぐいかない場合の案でございます。
案3と案8は小規模校同士の組み合わせになりますし、松浜中学校を飛び抜ける形になりますので適切ではないと思います。
案4と案5、案9、案10、案11、案12、案13は旧市の境を超えるもので、組み合わせとしてはありますが合併からまだ間もないので地域全体の理解を得ることは困難であろうと考えております。
このようなことから、事務局としてはこのグループの方向性として案1を第1候補としてはいかがかと思います。
そして、その協議を進める中で3校同時でなく、案2か案7のようにどちらかが先に統合が決まることがあるのではないかと思いますので、これを第2候補としてはいかがかと考えております。
次に11ページの下の(4)からは、特に統合を進めるに入っています南浜小学校と、検討するに入っております太夫浜小学校についてになります。
2校と周りにある小学校の児童数の推移がグラフにしてあります。
12ページには2校の組み合わせがあります。
まず、南浜小学校ですが、中学校を3校統合するとした場合、3中学校区にある小学校4校を1校にすると、案4で35学級になります。
これは分離を考える対象になりますので候補にならないと思います。
次に南浜中学校校区の南浜小学校と太夫浜小学校を松浜小学校と3校統合すると案1の26学級になります。
南浜中学校区の中で南浜小学校と太夫浜小学校を統合する案が案2になります。
この場合は小規模校一歩手前の12学級になります。
案3は案4から松浜小学校を外した案で20学級ですが、校区としては中学校のときと同じく地理的に松浜が抜けてしまいます。
案5から案8までは旧豊栄市の笹山小学校を相手とした案で、旧新潟市の中で中学校を再編するとなくなる案です。
太夫浜小学校で南浜小学校のときに見ていない組み合わせは二つあります。
案11は太夫浜小学校が単独で松浜小学校と統合するものです。
案12は濁川小学校と統合する案ですが、この場合は特に進めなければいけない範囲に入っている南浜小学校が残されてしまいます。
案13から案15は旧豊栄市の笹山小学校を相手にした場合の案です。
以上のことから、このグループでは、案1の3校統合を第1候補として、案2の南浜小学校と太夫浜小学校の統合を第2候補としてはいかがかと思います。
次に14ページの(2)7学級の木崎中学校と適正規模の葛塚中学校区を対象としたもので、木崎中学校と6学級で特に統合を進める範囲になる笹山小学校と太田小学校を対象とした再編案です。
このうち笹山小学校は平成23年度から平成26年度まで5学級になる予定です。
(1)に配置図、その下に中学校区と対応する小学校区の表、その下の(2)にはこのあたりの中学校の生徒の推移のグラフがあります。
小規模校で検討対象になっている木崎中の組み合わせですが、15ページの(3)にあります。
案3、案4、案5は旧新潟市の学校との組み合わせですから、旧新潟市の中学校同士の組み合わせを選択するとこの三つの案はなくなります。
旧豊栄市同士の組み合わせでは、ほぼ同じ規模の学校になりますが、案2の早通中学校は団地を中心としていることから、案1の葛塚中学校との組み合わせが方向性としてはよいのではないかと思います。
その下の(4)に児童数の推移があります。
16ページの(5)笹山小学校と太田小学校の組み合わせです。
先ほどの案1で木崎中学校と葛塚中学校を統合する方向としますと、その2校の校区の中にある4小学校のうち葛塚東小学校は21学級で安定しています。
葛塚東小学校をそのままにして3校を統合する案が案1になります。
案2は木崎中学校区の笹山小学校と木崎小学校を統合するものです。
この場合は太田小学校は案7の葛塚東小学校との統合になると思います。
案3、案4、案5は旧新潟市の南浜小学校は入っていますので、最初に旧市の組み合わせを選択した場合はなくなる案です。
太田小学校の案8は案1から笹山小学校を除いたもので木崎小学校との組み合わせですが、この場合は笹山小学校の相手がなくなります。
この中学校区では3校統合の案1が第1候補、案2と案7の組み合わせが第2候補と考えます。
17ページの(3)は、岡方中学校区と光晴中学校区を対象としたものです。
この南に先ほどご説明した阿賀野市へ教育事務委託をしている地域があります。
ここを含めて考える必要もあると考えております。
特に進める対象になっております岡方中学校と岡方第一小学校、岡方第二小学校と統合を強く進める5学級の豊栄南小学校があり太枠で示してあります。その下に中学校と小学校の表、そして生徒の推移のグラフがあります。
18ページの(3)岡方中学校の組み合わせのうち、案3、案4、案5は旧新潟市が入る組み合わせなので、統合案は案1の光晴中学校か案2の早通中学校に絞られると思います。
岡方中学校の相手としては同じ田園地帯が多い同士で案1の光晴中学校の方が団地の早通中学校よりも環境から見ると適切と思いますので、これが第1候補と考えます。
下の(4)で旧豊栄市の3小学校ですが、安定はしていますが児童数が少ない状態でございます。
19ページの(5)に小学校3校の組み合わせがあります。
案7、飛んで案14、案16は旧新潟市の濁川小学校が入っていますので外して考えてよいと思います。
小学校の案1は特に統合を進める2校と強く進める豊栄南小学校の3校を統合する案です。
先ほどの中学校区の案1で岡方中学校と光晴中学校と統合すると同じ中学校区になります。
案2は岡方第一小学校と岡方第二小学校を葛塚小学校と統合するもので、大規模校になり豊栄南小学校の複式学級も解消できません。
案3と案5は小規模校が解消されない組み合わせになります。
案4と案13、案17は3校がそれぞれ単独で葛塚小学校と統合する案で、その学校の小規模化は解消できますが、ほかの2校は解消できません。
案6と案12は早通南小学校との組み合わせですが、早通南小学校は団地の学校で、平成17年度は27学級ありました。
案6では適正規模をわずかに超える規模、案12では適正規模の上の方になりますが、県営住宅の入居者の構成によって、また児童数が増加する可能性があります。
案8と案20では、適正規模をわずかに超える程度ですが、岡方第二小学校の相手がいなくなります。
案17で豊栄南小学校が葛塚小学校と統合する場合は、他の2校は案3の組み合わせになりますが、この場合は小規模校を解消できません。
案18と案19は豊栄南小学校を葛塚東小学校と組み合わせたもので、中学校区を超えてしまうものです。
この小学校区の方向性としては、先ほど申し上げました阿賀野市への教育事務委託も含めて案1が第1候補と思います。
以上で北区の検討資料の説明を終わらせていただきます。
齋藤委員長
ありがとうございました。
検討資料について説明をいただきましたが、この説明の範囲内でご質問はございますか。
齋藤委員
今、いろいろ案を示されたのですが、通学距離ということで小学校ですと4km、中学校ですと6kmという話があるのですが、この範囲に全部入るということでしょうか。
朝妻学務課長
4km、6kmの範囲には入らないところも出てまいります。
ですから、その場合は代替手段を考えていく必要があると思います。
齋藤委員長
表のところにそれをくっつけると距離がどのぐらいというものは入っていないものですか。
では、再編案も示されていますので、(1)から順番に再編案について見ていくと。
そうすると大分個別の案件になりますので意見が出しやすいかとも思いますのでそうさせていただきます。
そうしますと、まず10ページでしょうか。
9ページのところに(1)南浜中学校区、濁川中学校区を対象とした再編案というものがあります。
そして、南浜中学校の再編案について、先ほど事務局で検討した結果第1候補は案1のところ、第2候補は案2と案7になるけれども、まず南浜中学校は松浜中学校、濁川中学校の3校統合というところではないかという説明があります。
これについて質問や意見がありましたらお願いします。
割合こちらの地元の委員の方がおられましたよね。
一番イメージが湧いているかと思うのですが、航空写真もありますけれども、ご質問なりご意見がございましたら、無理強いしませんけれども、お願いします。
大野委員
私は南浜小学校・中学校区に住んでおります。
今、一番イメージとしてあるのは、もしそうなった場合は第1案かと思いますけれども、どこに
中学校ができるか、松浜になるのかわかりませんけれども、自転車通学等をしなければいけない、冬はバスということも考えていかなければいけないし、113
号線が走っておりまして、朝、セーフティーで立っているのですが、東港方面に行く交通量が昔と比べて非常に多いところでありますので、その辺の安全確保と
か、その辺りは、今後、これと併せて考えていかなければならないのではないかということは、一市民として感じます。
統合の候補としては、ここが一番妥当なのではないかと。
木崎だと、旧豊栄市とで距離も大分あるし、何かにつけてこちらとのかかわりも、現時点でもありますので、この辺りかなとは思います。
齋藤委員長
そうすると、方向性としては、1案でいいのではないかということですね。
他の委員の方、ございましたらお願いいたします。
小林委員
質問なのですが、統合したあと、平成27年度で19学級710人となっているのですが、どの校舎を使う予定でいらっしゃるのか。
あるいは、新しく造られる予定なのか、その辺をお聞かせください。
朝妻学務課長
今回の審議会では、事前に地域と協議をして、ある程度方向性をしっかり固めた上でお諮りしているということではないので、現実には、地域の皆さんに、行政として説明に伺い、その中で意見をいただいて、どういう組み合わせになるか。
また、校舎の場所も、その議論の中で行政の側から提案させていただくことは考えておりますけれども、今の段階では、どこと決めるのは早いのではないかと考えております。
齋藤委員長
今は決められないけれども、松浜中のこの場所が何になるのかもまだ分からないので、どの辺に造るのか、拡大なり増築していくのか、今のところは分からないので、まず、組み合わせ案の方向としてどうかと。
南浜中学校は松浜中学校と組み合わせてどうかという方向性だと思います。
坂上委員
この航空写真を見ますと、認1と2と3が赤くなっておりますが、現実には、ここの子どもたちは松浜の方に大勢行っているのでしょうか。
認めているだけで、それほど行っていないのでしょうか。
朝妻学務課長
参考資料の28ページをご覧いただきたいのですけれども、南浜小学校の南側に認1の地域があり、28ページの上の表の認1に対応しております。
小学校103人、中学校55人、昨年いたわけですが、認可を受けている子どもは一人もいなかったということです。
ですから、南浜小学校の方へ行っているということでございます。
認2のエリアですけれども、本来、南浜中学校ですが、その中の60人のうち40人が松浜中学校へ行っていると。
それから、認3のエリアですけれども、同じく南浜中学校区なのですが、その76人いるうちの6人が松浜中学校へ行っているという状態でございます。
ちなみに、認4が下の方にございますけれども、ここは小学生が8人いらっしゃいますが、早通南小学校には誰も行っていないということでございます。
齋藤委員長
南浜のところで質問、ご意見をいただいていますが、濁川中学校の関係ではどうでしょうか。
笹川委員
濁川中学校そのものの質問ではないのですが、第1案ですと、単純に3校の生徒数と学級数を合計すると、21学級になるわけです。
生徒数は710人で21学級ということになりますと、適正規模をかなり大きく上回るという形になるところを、それでは具合が悪いということで、できるだけ適正規模に合わせる意味で、19学級にしたということでしょうか。
朝妻学務課長
これは、それぞれの中学校の1年生、2年生、3年生の人数を学年ごとに足しまして、それを、40人学級で編成し直すとすると、19学級になるということで、作りました。
ですから、今の学級数が全部40人でできていれば、単純に足した数字になるのですけれども、例えば、35人とか30人という学級があったとしますと、それ
を集めていきますと、単純に足した学級数よりも少し少ない学級数になるということで、この場合は19学級になったということでございます。
笹川委員
そうしますと、いろいろな案がありますけれども、それは全部そういう考え方に基づいて、単純な合計数よりも学級数が少なくなっているというのは、そういうことと理解してよろしいのですか。
朝妻学務課長
そのとおりでございます。
笹川委員
分かりました。
齋藤委員長
5のところに書いてある学級数が左側の単純に足したものと一致しないので、質問だということです。
それでは、意見としては、方向性として、委員長としては、1案ということで異論はないように受け取りましたが、よろしゅうございますか。
笹川委員
もう一つよろしいですか。
先ほど説明があったように、全体の方向性を示すということと、再編後の学校の位置を示さないというお話しでした。
示さないのは、ここにしますとはしないけれども、検討の中では、先ほど小林委員から話がありましたけれども、この3校でいきますと、経済面だけで言えば、どうしても、一番の大規模校を増築して、そこに統合するという形になるのではないかと、常識的には思いますよね。
小規模校に十何学級分を造るということはあり得ないわけです。
そうしますと、決めないまでも、想定としては、そういうことを念頭におかないと、議論にならないのではないかという気がするのです。
例えば、仮に松浜中学校にした場合に、南浜から松浜までの通学はどうか、先ほど少し話がありましたが、それから、濁川から松浜への通学の環境はどうかというものが想定されないと、うまくいかないと思います。
学校の位置を決めないというのは分かりますけれども、あるいは、外部的に示さないというのは分かりますけれども、この中では、それをある程度頭に置かないと議論しづらいなという感じがあるので、その辺はそのように進めていただいた方がいいのではないかと思います。
齋藤委員長
統合校が、例えば、1案ですと、松浜、濁川、南浜と3つあるのだから、松浜になるのではないかという考え方も一つあるかもしれませんが、この3校の真ん中で土地があいているところを通学路に新設校を造るというのもまた地元から出てくるかもしれません。
この辺は、この審議会としてどの辺まで踏み込むかということになると、土地があいているかの議論から、松浜自身、ついこの前、実習で行ってきましたけれども、それほど増築できるかなという感じもしています。
この審議会で、はっきり、場所をある程度出した方がいいという笹川委員のご意見なのですが、これについて、委員の皆さんはどうでしょうか。
大野委員
先ほど、南浜地区に住んでいるということで、第1案で、私も発言の中に松浜あたりがと先走りましたけれども、そのあとに、小林委員からどこですかと
言われたときに、まだその方向性はないのだし、事務局からもそういう説明を受けましたけれども、確かに、笹川委員がおっしゃるように、少しでもいいからそ
ういうものがないと、私も単純に先ほどの発言のときには、まさか端っこの南浜に松浜、濁川の同方向から中学生が来るということはあり得ないということが頭
の中にありましたから、そうすると、松浜で、南浜、濁川の子どもが行くのかなと発言したのですけれども、やはりその辺が、決定ではなくても、案があったほ
うがよいのではと、他の委員の方の話を聞きながら先走ったなという気はしました。
齋藤委員長
他の委員の皆さんはどうでしょうか。
小林委員
29ページから、各中学校の写真と校舎の様子が出ているのですが、例えば、松浜中学校ですと、平成19年に校舎改修をやっています。
先ほ
ど、築40年程度で老朽化と見なして建て替えが考えられるということなのですが、校舎改修されている場合になると、最初は52年という建築年だけ目に留め
ていたので、この話が進むころには新築ということも出てくるのかなと思っていたのですが、改修していると、なかなかそういう対象にもならないということに
なると、もったいないなという。
せっかく使えるように改修したのに、また全部ゼロからどこかに造りましょうということを最初に想定して統合案を考えるということ自体が、多分、保護者からすると、もったいないというか、今ある施設をなぜ使わないのかと。
そういうものをできるだけ有効利用して、無駄のないような形で統合していった方がいいのではないかと、地域の方は思われるのではないでしょうか。
先ほどから、位置を示さないということを言っておられたのですが、やはり、最終的には、住民に説明するとしたら、多分、聞かれることはそこだと思うのです。
それを全部別にして、統合するとしたらこことここはいかがですかと言っても返事のしようがないのではないかという感じがするのですが、いかがですか。
齋藤委員長
大体目安なりこの辺という案も知りたいというご意見が3人の委員から出されましたが、事務局は、そういうものは話し合いでは出ていたのではないかと思うのですけれども。
朝妻学務課長
学校の位置をどうするかというのは、大きなテーマになってくるのは間違いないことだと思っています。
ただ、経験則で申しますと、酒屋小学校と割野小学校のときに、酒屋小学校に統合するという案を持っていって、地元から強いご意見があって、今回、真ん中に土地を求めて新設するという形にいたしました。
やはり、地域とのコミュニケーションをしていく中で場所は決めていく必要があるのかなと、強く思っていることがありますし、学校の場所というのは、ある程度行政責任の世界なのではないかと思っています。
実際に、この配置図などをご覧いただくと、みんなの意見が収まるようなところはこの辺かなというところは大体見えてくるのですけれども、では、どこはその中に入って、ここは違うというのはなかなか言いにくいと思うのです。
かといって、今ある校舎を使いますと言い切ってしまうのも無理があるのではないかと思います。
今ほど、改修工事の話がありましたけれども、先ほど申しましたが、大規模な改修もありますし、耐震補強などもございます。
ある程度、180校から学校がありますから、常に工事は進んでいくと考えます。
そしてまた、地元と統合など学校再編の協議も進んでいきます。
その中で、どこに折り合いがつくかという進め方になると考えていきますと、審議会の中では、委員の皆さんそれぞれの中で念頭におかれることはあると思うのですが、明文化していくというのはどうかなと考えて、そういうご提案をさせていただきました。
齋藤委員長
ありがとうございます。
新設というか、統合校の場所は地元との話し合いがメインになるのではないかと。
審議会として、そこまでは踏み込まない方がいいのではないかと。
だけれども、この3校については統合を進める方向でどうですかと出していく。
ですが、五、六年先を考えると、濁川は絶対反対というようになって、南浜と松浜だけになっていく。
2案あたりでしょうか、そのようになっていく可能性もあります。
そこは可能性の問題ですから、審議会としては、3つの中学校は統合の方向でどうですかという出し方でいけるのではないかということですが、先ほどご発言のお三方の委員、やはり場所はある程度はっきりしてほしいということになるでしょうか。
私も過去の経験から、それをはっきりして、地元ともまとまったけれども、また地元との関係で崩れてやってきたものもたくさんありますから、別のところになってしまったり、大分ダイナミックに時間の経過とともに動いていくのは。
ですが、最終的には統合は成立したのですけれども、相手先は別になっていました。
地元の意向が非常に強く出てきますから、そういう点で、この審議会で各々の委員が勝手に松浜かなとか思いながら話をしているというのは分かるような気もしますけれども、この市議会として、南浜に土地があるからそちらだというようには言えないのではないかとも思います。
具体的にイメージが湧きやすいですから、ご意見はよく分かります。
先ほどご発言の3人の委員の方、どうでしょうか。
やはり、ある程度はっきりさせて欲しいということでしょうか。
笹川委員
そうではなくて、統合の案も出しますが、方向性ということで、こういう方向でどうだろうかという出し方ですよね。
学校の位置については触れないと。
触れないとなると、審議の中でも、ここを変えるには大変なのでまずいのではないかという話も封印されていくような感じがするのです。
審議の中で、仮に南浜に行く場合、今の1案で、南浜であればどうかといえば、それはこういう問題があるし、校舎も大変だとか、だから、どこから見ても大変
なら、統合するとしたら、真ん中辺りに新しい学校を造る必要もあるかもしれませんくらいの、審議の中でそういう話を自由にやれるようにしておかないと、学
校の位置については触れないでくださいと言われますと、なかなか発言しづらい。
それは、学校の規模と並んで、非常に重要な問題になるわけです。
どこへ通うかと。
それを抜きにして語れない部分がありますので、ここで学校の位置をどこかに答申で示すということではなくて、そういうものを議論の中で自由に述べていく。
問題点があれば、その問題点だけについては示すか示さないかは別にして、この審議会としては、3校ならどこへ行っても大変だと、これはどこかに新しいもの
を造るしかないのかなという意見も出てきたというような形で、審議会として、もしそういうことでまとまればまとめていけばいいし、位置についても含めての
自由な審議ができればと思っています。
齋藤委員長
委員長としても、意見は出していただいた方がいいと思うのです。
もし松浜になった場合、ここは私も走りますから知っていますが、車の通りが多いので、安全の面はしっかり考えなければならないというご意見を出していただくと、それは議事録に残りますので、それは大事なことなのではないかと思います。
また、この地区のコミュニティ協議会の説明の人たちも議事録を見るでしょうから、審議会としてはいろいろ意見を出して検討していただいて、こういう意見が出ていたということは、記録としては残っていきますから、私はいいと思います。
ですから、場所は絶対に発言してはいけないということではなくて、そうでないと、行政が出したものをイエスと言うか言わないかというような議論になってし
まうので、一つずつ採決していけば簡単なことになりますから、ここは意見は自由に出していただいて、そういうご意見も大事なことではないかと思っています。
ですが、ここでは、現実として確定できないという。
最終的に地元が自治として合意して、行政等で進めるという形になろうかと思います。
しかし、3校は統合の方向ですよという、方向を承認するとしたら、南浜の場合は、安全やスクールバスの問題などが出てきますねという。
それから、小林委員は、こんなに立派な校舎があるのだから松浜を有効活用してはどうかという、財政を考えた発言をしていただきました。
それも大事なことかと思います。
笹川委員、意見としては自由に出していただくということで、そういう取り扱いにさせていただきたいと思います。
ありがとうございます。
濁川について、あまりご意見をいただいていないのですが、南浜中学校と濁川中学校の再編案、10ページは、一応1案という方向で行くということで合意を得たとさせていただきたいと思います。
次に、小学校に進めたいと思います。
12ページになります。
先ほどのご説明で、ここも1案がベターなのではないかと、方向性として、ここではないかという説明がありましたが、ここは。
伊藤委員
先ほどから、笹川委員のご意見などもお聞きしまして、少し思ったのは、航空写真を見て、学校の写真を見て、一度も現地を見ずに、事務局が精査され
て、大変ご苦労されて出されたのでしょうけれども、一度も現地を見ずに審議していいのかなという、気が引けるといいますか、そう思ったのです。
皆さんの中では、松浜などを見ていらっしゃって、「私は見ている」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、私はこの中の一部しか分からないのです。
いわゆる机上の議論だけで、事務局の方々が一生懸命精査されて、こういう写真も撮られているのですが、全くどのような場所にどのように建っているのかなと。
そして、交通量がどうなのかということは、一部の委員はご存知かもしれませんけれども、見ていらっしゃらない方もいるし、そういうことでいいのかなと思いました。
その辺はいかがですか。
齋藤委員長
現地視察ということですか。
伊藤委員
自分で見てみろということであれば、自分で見てこなければならないのでしょうけれども、これを全く現地を見ずにここで結論を出して、答申ですよということで本当にいいのかなという気がしたということです。
齋藤委員長
大事なご指摘かと思っております。
具体的にイメージが浮かばないという問題はあるかと思っています。
今の伊藤委員のご意見なのですが、先ほど、わりあい地元のことを知っていらっしゃる方なので、たまたまこうですけれども、今度は、知らないところの案件もいろいろ出てくると思うので、そういうことは当然考えられます。
もう少し進んで、8区あるうち、北区を初めてやっているので、現地に確認してみたいというものについて、どうするかというのは、一つの検討課題になってくるかと思います。
答申を持っていく前に、それは出てくる可能性があると思っています。
方向として、これでどうかというところについては、確認というか、手分けしてみてくると。
全員で行く必要はないと思いますけれども、そういうことが発生してくると思います。
誰もよく知らないという案件が上がってくる可能性がありますから、それは検討してもいいと思っています。
伊藤委員の意見、私はもっともだと思ったのでそう言いましたが、他の委員の方はいかがですか。
うなずき具合からするとそういう形になりそうなので、具体的にイメージが湧かないものについては、案件としてある程度まとめ、数字上や写真、間接メディアはありますけれども、そこは現地で確認したいという場合は、委員を割り振って見に行っていただくと。
委員長として、答申を出す前にそういう手立てを入れるという形にさせていただくということで、お願いします。
1
案について、南浜小と太夫浜小、松浜小のところなのですが、事務局は1案が出されているのですけれども、小学校の適正規模は24ということで大体合意した
のですけれども、1案でいくと26学級ということで、先ほども1学級多かったのですけれども、ここは2学級増える形になってきます。
小学校の第2候補として、南浜と太夫浜でどうかというものも出ています。
ここに関して、ご質問なり、ご意見ございましたらお願いします。
坂上委員
中学校3つはいいといっても、その次の小学校にきましたら、全部のところに入っている小学校は、入れると35学級で多すぎて困ると、先ほど事務局でおっしゃったので、そうすると、3つの小学校が一緒というのは無理なのでしょうか。
私の勘違いではないかと思うのですが、12ページの南浜小学校の第4案は統合後35学級になるので、これはばつということを言われたような気がしたのです。
そうすると、中学校を3つくっつけても全部の小学校はくっつけないということになるのでしょうか。
齋藤委員長
そうです。
それを中間報告に上げるときに、小学校と中学校は別にして、小学校は6学年ありますから、中学校は3学年ですので、現実に該当するのは4校あるわけですけれども、そういう形で、中間答申のときも小学校4校全部一緒という考え方はしていなかったのです。
それから、小学校は地元志向が強いですから。
笹川委員
この案の1案と2案、事務局にお聞きしたいのですが、1案ですと、多少ネックとなるのは大規模校になるということですよね。
これを除けば、太夫浜小学校の問題も一気に解決できるというか、解消されるということだと思います。
松浜小学校そのものは、規模的には適正規模の学校なわけです。
ですから、松浜小をこのままにしておいて、南浜と太夫浜の二つを統合するのが2案ですよね。
この2案よりも1案の方が上に来ているということは、2案は12学級の適正規模ぎりぎりだから、それならば、多少オーバーしても3つの学校を統合した方がいいのではないかという考え方なのですか。
朝妻学務課長
通常ですと、同じ中学校区同士の統合をまず初めに考えるのがいいのではないかと思うのです。
その場合ですと、案2で12学級になるのですが、統合が数年くらいは先になっていく可能性があるということで見ていくと、12学級で見るのはちょっとどうかなという懸念があります。
かといって、案1がベストですというような組み合わせかというと、今ほどご発言いただいたように、松浜小自体は適正規模校ですから、松浜小からみれば、まず南浜中学校区で考えたらどうかと思うと考えています。
話がまとまるまでの時間を心配していくと、案1の方が適正規模の中に収まるかなということで、案1を第1候補にしました。
これは適正規模の上限と下限のどちらを取るかというような話で、あまり差はないのではないかと思っております。
笹川委員
ちなみに、松浜と南浜はどのくらい離れているのですか。
朝妻学務課長
この配置図の下にスケールがございますので、ちょうど6kmくらい離れているのではないかと思います。
直線ですから、実際には通学路はまた別にありますし、小学校同士を比べた場合ですので、校区の広がりを考えると、さらに広くなっていきます。
実際、南浜の東側に太郎代という集落がありまして、そちらはバス通学をしているところです。
そこから松浜まで、例えば3校の統合であればどうするかと。
場所は決まっていませんけれども、どうするかという話になるのではないかと思います。
人口が密集している松浜校区の人たちから見れば、町の中にあってちょうどいいという話もありますから、様々なご意見を地域からいただくことになると思っています。
そういう点では、比較的学校数が少ないほど話の進み方は早いかもしれません。
こればかりはやってみないと分からないと思っています。
齋藤委員長
これは、やはりお聞きしておいた方がいいでしょうか。
大野委員、1案の3つつけるというのと、2案、南浜と太夫浜の二つを一緒にしたらどうかと。
大野委員
私も考えが軽率なところがありまして、慎重に発言しなければならないと思うのですけれども、これは2案の方がいいような気がというと具体性がないの
ですけれども、南浜小学校は6学級90人、今はもう少し多いのですけれども、松浜の大規模校の中に入れて、太夫浜小学校も南浜よりも若干人数が多いと。
そして、南浜の子どもたちは、平成何年かに統合しまして、バスのところがあって、今、2往復しているのですけれども、場所はあれですけれども、その辺でい
ろいろと考えると、個人的な意見ですけれども、2案の方が妥当というか、子どもたちにとっても、太夫浜小学校とは地域とのかかわりもありますし、松浜だと
規模が大きくなりすぎて、子どもたちも、果たしてその中で、学校生活をいい意味で楽しく過ごせる環境になるのかなという心配もあります。
齋藤委員長
方向性としては2案でどうかというご意見になりますか。
他の委員の方、どうでしょうか。
雲尾委員
統合後12学級は、現在の数で計算しているということでよろしかったですか。
朝妻学務課長
平成27年度の推計でございます。
雲尾委員
平成27年度の時点でこの数ですか。
291人ですので、1学年50人くらいだろうという計算ですね。
各学年10人くらいずつ減っていくと必ず1学級になって、12学級の適正規模を下回る。
それが非常に不安であるということで1案というお話しだったと思います。
そういう意味で、1は大規模になりますけれどもと。
一方、校舎配置の話で、既存の校舎を見る限りは、松浜小が普通教室24ですから、普通教室が二つ足りない。
それから、太夫浜小が普通教室10ですから、2案でいっても普通教室は二つ足りないということで、そうすると、特別教室の転用ですとか、ただ特別教室を転
用した場合に、学校運営上賄えるのかという疑問点も出てくるという要素があって、1と2いずれも難しいところで進められているのだと思います。
そのように検討していただきたいというのが一つです。
もう一つお伺いしたいのは、例えば、1案でいった場合に、これはこちらの審議会で大まかな方針を決めて地区との協議に入るわけですけれども、地区にお話しに行くときに、先ほどの中学校の話と小学校の話を、同時に入るのか別々に入るのかという話です。
小学校の話でいって、小学校については分かりました、3校統合としましょうとなったところ、中学校がうまくいかなくて、中学校が別れたままだとなった場合、1案で一つの小学校に通っていた子どもたちが、中学校に行ったら二つの中学校に別れてしまうという状況が生じます。
その場合、あまりよろしくなかろうと思うのですが、地域の話し合いの仕方はどのように進められるのかということと、この会では、中学校の話、小学校の話は独立事象として考えていくのか、一緒に考えていくのかということをお伺いしたいと思います。
齋藤委員長
そこまで事務局は進んでいないと思うのですけれども、もしありましたらどうぞ。
朝妻学務課長
まず、中学校と小学校については、審議会では、中学校区を検討していただいて、その方向性をベースにした中学校区の中で、小学校の再編案を検討していただきたいと考えております。
そこから教育委員会の一つの案をつくり、地域に説明に伺いたい。
地域の中でいろいろなご意見があって、場合によっては、再編が進む方向であれば審議会に答申の方も変えていただくというような段取りを考えております。
地域にとっては、小学校も中学校も同じレベルでお考えだと思いますので、話としてはセットなのだろうと思います。
そうすると、今、雲尾委員がおっしゃったように、中学校はまとまったけれども小学校はまた違うとか、そういうばらばらな部分が出てくるかもしれませんの
で、そこはまた場合によっては審議会にお諮りすることもあるかもしれませんし、行政の中で調整する必要があるかもしれません。
やはり、そういう地域とのキャッチボールの中で決めていかなければならないことなのだろうと考えております。
齋藤委員長
雲尾委員、よろしいですか。
雲尾委員
分かりました。
あと、もう1点だけ。
先ほど、笹川委員の質問に続けて聞けばよかったのですけれども、小学校一、二年生の場合は、現在の32人学級で計算されているということでよろしいですか。
朝妻学務課長
32人学級で計算してございます。
齋藤委員長
私も2案をという雰囲気で言ったのは、地域とふれあいなどをやるとき、最初に松浜に話を持っていったのですが、教室がないので引き受けられませんと言って冷たくやられたのです。
この前、学校にも入ってみましたけれども、ちょうどいい規模で動いているのです。
ここに入ってくると、今は別で、教育ビジョンで進めている方もできなくなるという問題もあって、太郎代からずっとバスで通ってくるのも大変だなということもあって、3つくっつけなくてもいいのではないかと考えたもので、2案でどうかと思ったのですけれども。
事務局は1案ということですけれども、ご意見ございましたら。
小林委員
新しい中学校区が先に決まって、その中で小学校の配置をまた考えていくという話がありましたので、9ページの、先ほど中学校で南浜と松浜と濁川を一緒にしてという1案を推すということで、色を塗ってみますと、この中学校区が一つの中学校になるわけです。
そうすると、その中の小学校のうちの南浜小学校と太夫浜小学校と松浜小学校が一つの小学校になってしまうと、結局、そこに濁川小学校の13学級の子どもが合わさって一つの中学校になる。
そうすると、濁川小学校の子どもがかわいそうというか、できれば太夫浜小と南浜小が一緒になって12、ぎりぎりですけれども、そこと濁川小学校の13、松
浜小学校の18、3校が一つの中学校に入ってくる方が、子どもの人間関係の力関係のようなものも出てきますので、それからいってもその方がうまくいくので
はないかという感じがします。
齋藤委員長
ありがとうございます。
濁川小の方、一昔前であればやられてしまうみたいな感じですから。
子どもたちは前とは大分変わってきたけれども、それで、大所帯の方と少し入っていく方の大きな問題が出ます。
では、小林委員も2案の方ということですね。
小林委員
はい。
笹川委員
私も今のご意見に全く同感です。
先ほどの中学校の話なのですが、松浜、濁川、南浜という3つが統合されたと仮定します。
これも先行きは全然分からない話ですが、それが仮に松浜中学に統合されるという形になった場合、小学校も松浜、太夫浜、南浜が統合されて、これまた松浜に統合されていくということになりますと、地域の感情として、それは絶対に賛成しません。
できるだけ統合を進めなければならないところは進めなければいけないと思いますけれども、やはり、地域に学校を残しておくという観点も必要だと思うのです。
可能であれば、今まである学校は残しておくと。
しかし、いろいろな面でやむを得ず統合していくという形がベースでなければならないと思うのです。
そういう点でいうと、松浜になるかどうか分かりませんけれども、敢えてこの3校を松浜に統合するよりも、やはり、一緒になるなら太夫浜、南浜の二つで、松浜は従来どおりの形で残しておくという2案に賛成です。
齋藤委員長
事務局と同じように1案を推すという委員はございませんか。
それでは、南浜小学校と太夫浜小学校の再編案に関しては、この審議会としては、現段階、2案を方向性としています。
2案でいくということにさせていただきます。
確認しますが、南浜中学校は松浜中、濁川と統合する。濁川中学校は南浜中、松浜中学校と統合する。
それから、南浜小学校は太夫浜小学校と統合する。
それから、太夫浜小学校は南浜小学校と統合する。
一つ一つの学校から見ると、そういうことになるのですが、よろしゅうございますでしょうか。
どちらの校舎を使うとか、どこになるということは決めないで、統合の方向としてはそのような案ということにさせていただきます。
ありがとうございました。
委員長としてはどうなることかと思って心配していたのですが、見通しがついたので、次の案に進みたいと思います。
旧豊栄市になりますが、15ページ、木崎中学校区と葛塚中学校区を対象にした再編案です。
木崎中学校、現在、7学級222人で、案は、1案、葛塚中学校ではないかと。
大きな理由は、先ほど説明があったものでは、早通中は団地生活の住民なので、そこと一緒ではない方がいいのではないかと。
生活の仕方が似ている木崎中と葛塚中でどうだろうかという。
どちらと統合しても、両方16学級なのですけれども、生活の仕方の根拠で、木崎中は葛塚中というのが事務局案です。
ご質問、ご意見ありましたらお願いします。
小野沢委員
先ほどの中学校の統合案を考えると、案3、4、5は既になくなるわけですよね。
そして、案の1と2を見ますと、木崎中学校と葛塚中学校、
早通中学校、地図を見ますと、現地に行っていないので地図上でしか分からないのですが、これでいくと早通の方が若干近いような気がするのですけれども、先
ほど事務局で案1を薦められた理由はなぜなのか、もう一度お願いいたします。
朝妻学務課長
2点ありまして、一つは、早通南小学校と早通中学校の校区は、配置図を見ていただくと分かりますように、県営住宅や県が分譲した団地を中心としたゾーンになっています。
その案で、木崎地域全体を見ますと、元からの木崎の人たち、葛塚も、やはり古くからの葛塚の人たちだと思います。
団地の場所は、早通駅という駅を前にして、開けてきた地域なので、事務局としては一つの独立したゾーンとして考えていいのではないかと思ったということがあります。
もう一つは、小学校のところでもお話ししたのですが、ここは県営住宅がありますので、県営住宅の入居者の構成が、入れ替わりなどがあって、子育て世代の方などが入ってこられると、子どもたちが増えてくる可能性があります。
その2点で考えていくと、木崎中学と葛塚中学の方が肌が合うのではないかと思ったということでございます。
齋藤委員長
木崎中と葛塚中、木崎中と早通中という1案、2案にかかりまして、ご意見ありましたらお願いします。
委員長としては統合しなくてもいいのではないかと思っているのです。
木崎中も7学級222人なので、各学年2学級ずつあって、一つよけいあるのです。
だから、今後減っていくという見通しなのかどうか分からないのですけれども、小規模校であるということは間違いないのですけれども、それほど無理しなくてもいいのではないかと思っているのです。
ただ、委員の方はそうでもなさそうだと思っております。
これは、一応適切な規模には入っていないので、検討するということにはなっているのですけれども、7学級であれば、検討したけれども再編しなくてもいいのではないかとも思っております。
もう少しご意見を聞かせていただきたいと思います。
小林委員
まだ中学校の話だと思うのですが、ゆくゆくは笹山小と太田小が出てくると思うので、この関係で中学校区を大きくしたいのではないかと思ったのですが、そういう意図なのではないでしょうか。
齋藤委員長
小学校の方を先にやった方がいいということですか。
小林委員
だからこうしたいのではないかというイメージがあったので。
齋藤委員長
分かりました。
では、課長に聞いてみます。
朝妻学務課長
ここは事務局も迷ったところです。
中間報告の中での検討基準でも、中学校の場合は5学級から特に検討を進めると入っていますので、検討はするのだけれども、どうしてもやろうというような位置づけではなかっただろうと思いました。
実際に、小学校との関連で見ますと、笹山小学校と太田小学校には入ってくるのですけれども、それは、実際に地域の方が納得できる方向を示すことができれば
それでよろしいかと思いますので、小学校があるから中学校の案を無理に決めなければならないということではないと考えております。
ですから、方向性としては、この地域の中で見ていくと、例えば、遠い将来、この2校が、もし少子化が進んでいくと候補になるかもしれないけれども、今、委員長がおっしゃったような方向であれば、今回は答申しないとか、そういうこともあるのかもしれません。
そこはご審議いただきたいと思います。
齋藤委員長
小林委員、よろしいですか。
小林委員
はい。
ということは、太田小と笹山小をくっつけるという、中学校区をまたぐわけですから、最終的に、次の小学校の検討が要らなくなるということでしょうか。
朝妻学務課長
今の方向性によっては、小学校自体、2校が小規模であることは間違いないので、検討の組み合わせが減るということになると思います。
齋藤委員長
またそれは次の話し合いの議題になりますけれども、まず、小学校と結びつけたいということも分かりますが、中間報告まで、皆さんの意見を聞いて検討はすることになっていますれども、再編として統合は今回は見送ると。
小林委員
小学校の方が気になって、例えば、木崎小学校と笹山小学校が一緒になって、今の木崎中学校区そのままということになりますと、1小1中という形になるわけですよね。
味方もそうなのですが、できればそれは避けてほしいのです。
同じ子どもたちが9年間同じというのは非常に難しいところがあるので、小中一貫校というものもあるのであまり強く言えませんが、メリット、デメリットいろ
いろあるのですが、できれば、中学校に入るときに、いろいろな形で人間関係が変わる方が子どもたちには勉強になると思いますので、そうすると、中学校区を
大きくしたりということも出てくるのではないかと思うのですが、難しいところなので。
齋藤委員長
小学校も統合しないということでいいのではないですか。
小林委員
それであれば一番いいと思います。
齋藤委員長
2校残してあれば。
それはそこでまた意見を言っていただければいいのですけれども。
小林委員
できれば、中学校区をそのままということであれば、小学校も、大きなところと小さいところをくっつけて、笹山と木崎をくっつけるということはなしにしていただいて、そのまま2校が一つの中学校に入るという形を執っていただく方がいいと思います。
齋藤委員長
議事としては、結びつけられすぎても審議は進まないのですけれども、とりあえず、委員長の案は、木崎中学校は今回は再編しないという案なのですけれども、それでよろしゅうございますでしょうか。
坂上委員はだめそうに首を振っておられますけれども、ご意見をどうぞ。
坂上委員
せっかく話が決まったのにまた掘り返して悪いのですけれども、濁川と7号線と、こちらに行っても悪いことはないのではないかと、単純に、この図によると、そう思いました。
それに、早通と木崎が一緒になって、団地族とというお話しが事務局からありましたが、現実に、私の子どもたちが行っていました新通も、新通の元々の村と新
しくできた町とが一緒になっても、子どもはそれほど、二人の子どもを見ていて、返って全然違うところが一緒になってもそれほど大したことはなかったように
思いました。
齋藤委員長
議論を戻すと、国道沿いだから、木崎と濁川の方で組み合わせを考えたらということですね。
それについては、旧新潟市と旧豊栄市で住民感情が大分違うのでという。
国道沿いという点では同じだというのはよく分かるのですけれども、これは住民感情が違います。
自治協議会も一生懸命頑張っていますけれども、難渋しているところです。
新通は一戸建て住宅が多いですから、高層ビルが建っているところとはまた少し違いますので。
ご意見としてはよく分かりました。
齋藤委員
今の意見を聞いていまして、個人的な意見ですけれども、例えば、早通地区は、将来また人口が増える可能性もあるという観点と、団地が多いからとか、
旧市街ということとは別のことで、もう一つ、個人的なことは、私自身はあまりそういうことは考慮しない方がいいのではないかと。
逆に、団地の人たちが集まっているだけの学校とか、そういうものは義務教育ではまずい部分があるのではないかと。
いろいろな環境の子どもたちが集まってきて、地域の教育が行われる方が、むしろ自然なことではないかと思います。
もう一つ、私も2年前に38年ぶりに新潟に戻ってきた人間ですけれども、旧市街、旧新潟市とか、そういうものは、逆に地区の皆さんの努力でいい方向に持っていく方がいいのではないかと。
それにこだわっていると、何のための政令指定都市なのかとか、何のための市町村合併なのだと。
もちろん、現場の感情は分かりませんけれども、私自身は、一員として、あまりそういうことだけにこだわりたくないと思います。
齋藤委員長
そうすると、この木崎中学校の再編案については、ご意見はどこになるのでしょうか。
齋藤委員
私自身の意見は、今、適正規模の中で進めているので、逆に言うと、もう少し委員長の真意というか根拠というか、お気持ちをもう少しお聞きしたいということです。
必要ではないのではないかという根拠が何かおありなのではないかと。
敢えてここで線引きをしなかったということの根拠がおありになるのではないかと思いましたので。
齋藤委員長
これは、小林委員のように、小学校のことを一生懸命考えているということは頭の中を過ぎっていましたけれども、現実に、中学校にかかわってみると、
齋藤委員がおっしゃるように、切磋琢磨していく上ではいいのですけれども、部活で押し切っていくという発想であればいいのですけれども、21世紀は知識基
盤社会になるので、中学校も部活で動かすのではなくて学力形成になるのではないかと私自身は予想しているし、昨年発表になった学習指導要領を見ても、中学
校も学力形成に大きくシフトする形に変わってきましたから、ある程度人数を確保して部活で切磋琢磨してとやっても、それに該当する学校も知っているのです
けれども、部活重視型中学校というのは、学年が進むにしたがって学力が中1、中2、中3とどんどん下がっていくのです。
一昔前は上がっていったのだけれども、完全に子どもたちの動きが変わってきてしまったので、やはり、この規模で先生方から頑張ってもらった方がうまくいくのではないかという認識なのです。
ですから、敢えて葛塚、早通、木崎はこのままいった方がいいのではないかと判断していたのです。
また、規模的に統合を強く進めるというところまできていませんから、これでもいいかなという考え方です。
事務局案でいこうというご意見はございませんか。
坂上委員は木崎と濁川の案なので、また戻るような形ですが。
坂上委員
それは全然違うという。
あえて木崎と早通はどうかなと思ったので。
齋藤委員長
木崎と早通、距離的に一見近そうですからね。
他の委員の方、ご意見ございましたらお願いします。
笹川委員
木崎にしても葛塚にしても規模は小さいのですが、南浜のように3学級という学校ではありませんし、ことさらこれでいろいろな活動が停滞を来すという
こともあるかもしれませんけれども、適正規模といわれているところになれば一番いいと思いますけれども、敢えてこれを統合しなくてもいいのではないかと思
います。
可能な限り学校は地域に残すというように思っていますので、このくらいであればそのままの方がいいのではないかという気がします。
小林委員
私だけ小学校にこだわってすみません。
もう一度人数を見ていただきたいのですが、16ページ、笹山小学校が平成27年度は6学級となっていますが、55人しかいません。
つまり、1学年10人足らずで、太田小学校も6学級で71人、13人くらいです。
先ほどはこの規模のまま存続させると言ったのですが、これでは子どもたちの切磋琢磨という点からは少しかわいそうなので、できれば、ここは事務局案の1案で、木崎小と一緒にして15学級にする方がいいのではないかと。
そうすると、葛塚東小が21学級なので、統合した3つの学校とこれが一つの中学校区に行くといった方がいいのかなと、少し気持ちが変わってきました。
齋藤委員長
小中一貫でいいということですか。
小林委員
ではなくて、木崎中学校区と葛塚中学校区を一緒にしてしまって、中学校区を広くして、中学校を一つにする。
それで、小学校は葛塚東小のような大きいところと小さい3つの小学校を一つにしたところと、2校から上がって来るという形にすると理想かなという感じがするのです。
地域の方がどうおっしゃるか分かりませんが、55という人数が先ほどから気になっていて、解消してあげた方がいいのではないかと思います。
齋藤委員長
葛塚中は新しく造ったばかりですけれども、そうすると、木崎の人は葛塚に行くというような感じになってきますよね。
だけれども、6学級あるのです。
理想状態のような感じはするのですけれども、小規模すぎるというのはよく分かります。
小林委員
55名は少なすぎますね。
齋藤委員長
それで、笹山と木崎と統合した場合、中1小1になるから、それで好ましくないとおっしゃるのですか。
ご意見としてはよく分かりますけれども、今、小中一貫のような学校は無理ですよね。
それを齋藤委員のようにプラスに考えて、ポジティブに学校を運営していくという考え方も。
今後、長期的に見ると、小中一貫校は増えていくと思うのですけれども。
小林委員
そうでしょうか。
齋藤委員長
ご意見としては分かりました。
膠着してしまっているので、そういうご意見も参考にされて、意向だけ。
一つは、木崎と葛塚が1案。
それから、木崎と早通が2案。
それから、ここは再編しないという3つです。
意向調査のようなお気持ちで挙手してください。
木崎中と葛塚中の統合案がいいのではないかという人。
お二人。
木崎中と早通中の統合。
お二人。
ここは再編しない。
10人。
そういう意向のようですが、そうすると、これ以上やっても先に進まないので、少し置いておいて。
雲尾委員
仮に木崎中がこのままとなったときに、今までの話ですと、統合のときには地域との話し合いをするということになるわけですけれども、そうなるとこの場合は、地域との話し合いがないことになりますよね。
齋藤委員長
小学校の方ではやります。
雲尾委員
ただ、小学校の話し合いのときに、審議会の最初のラインは中学校9学級としているけれども、いろいろ検討した結果、そのままでいいのではないかという形が出たということは地域の方にお伝えして、それで地域の方が判断されると思うのです。
例えば、教員配置が少なくなりますから、主要教科で複数教員が来ないことになるとか、そういうこともあるけれども、地域に残すという方針でいいのか、声が挙がってくることもあります。
そういう情報を地域に出していくということを、仮に木崎中単独でということになったとしたら付け加えていただきたいと思います。
齋藤委員長
もう少し置いておいて、また戻ると。
小林委員の意見もあるので、小学校を先にやって、また中学校に戻ってと思っているのですけれども。
杉中委員
木崎中と葛塚中の一案についての理由は、あとで述べさせていただければよろしいですか。
齋藤委員長
今おっしゃっていただいても結構です。
杉中委員
私は木崎中と葛塚中の1案に賛成したのですが、その理由を言います。
1点目は、中間報告との整合性といいますか、そのつながりで、中間報告の中には、中学校9学級あると技能教科の各教科にも1人ずつ教員が配置できることや、教員間の協力も円滑に行われるということが述べられています。
そこが一つです。
二つ目は、先ほど委員長がお話しになった、今後、知識基盤社会になっていくということで、学力重視、おっしゃっているとおりだと思います。
ただ、中学校では、実際に部活動の占めるウエイトは大きなものがあります。
それは単なる部の活動だけではなくて、生徒の人間関係という面でかなり大きなウエイトを占めているのが現場では実際のところでありますので、そういったことから考えますと、中間報告に、達成感を得られる等、部活動を通して築かれる人間性ということもうたわれています。
そういうことを考えると、木崎中7学級ということでありますので、そこは9学級以上の適正規模ということが必要なのではないかということで、1案にした理由です。
ただ、葛塚中と早通中どちらも同じような統合後の規模ですので、その辺りはどうなのかなという疑問は残りますが、1の理由はそういうことです。
齋藤委員長
ありがとうございます。
それでは、16ページ、小林委員がおっしゃっておられた、笹山小学校と太田小学校の再編案にかかわって、事務局案は1案で、笹山小、木崎小、太田小を一つにするという案。
2案が、笹山小と木崎小。
それから、太田小と葛塚東小が2案になります。
これにかかわりまして、ご意見がございましたらお願いします。
再度、小林委員からおっしゃっていただいた方がいいでしょうか。
復唱でも構いません。
小林委員
笹山小学校が6学級55人ですので、太田小学校の6学級71人と一緒にするだけでは不十分だろうということで、第1案に賛成です。
第1案で3校、木崎小も入れて15学級にして、ある程度落ち着いた規模の学校になりますので、その学校と葛塚東小学校の21学級という二つの小学校があり、木崎中、葛塚中が一緒になった一つの大きな中学校区の中の一つの中学校に行くという形が将来的にあればと思います。
今の段階で中学校区をいじらないでそのままいくということになると、笹山小と太田小学校は、結局、その地区の中で葛塚東小学校と太田小学校がくっつくしかない。
最終的には、木崎小と笹山小が一緒になるしかないという選択肢しかないということになりますと、1小1中という形になりますので、それも利点もあるという話なのですが、私はやはり変わった方がいいのではないかと思います。
齋藤委員長
1案ですね。
小林委員
はい。
1案です。
齋藤委員長
他の委員の方、いかがでしょうか。
1案ですと、とても広域になるなと。
あの辺の土地を見ていると、田んぼの中をずっと通っていくという形になるなという、ちょっと心配なのですけれども。
大野委員
私も迷っています。
というのは、笹山小学校の場所がたまたま分かるので迷っているのですけれども、小林委員のお気持ちも非常に分かります。
木崎と笹山だとなんとなく距離的にも、どこになろうがスクールバスは使わなければならないとは思うのですけれども、太田小となると、非常に広範囲なので。
先ほどの中学校のことを考えると1の方がいいのかなと。
でも、地域的には非常に広範囲になるなと。
笹山小学校は本当にこの7号線の横の通りのまた奥を通った、本当の村中にあるので、その子どもたちは少しでも広い、いろいろな子どもたちや先生とかかわれ
るところに出してあげると言うと変ですけれども、やはり、そういう経験はたくさんさせてあげたいという気はしますので、正直、1がいいのか2がいいのかと
いう辺りで、距離と規模との関係で少し迷っているところです。
齋藤委員長
私も距離や規模から行くと、太田と葛塚東が土地勘から見る限りではいいのです。
そうすると、笹山と木崎が。
ここに小中一貫校が2校出来ると。
そのくらいのイメージになるのです。
小林委員はそれはちょっとまずいというご意見なのですけれども。
先ほどの南浜、太夫浜のように道路で一直線ではないので、国道で全部切られているし、もし1案に決まるなら、誰か委員から見てきてもらって現地報告してもらわなければならないなと思うくらいのところです。
小林委員から、1案支持というものが出されているのですけれども、他の委員の方、どうでしょうか。
委員長の意見は、また批判していただければいいのですけれども、笹山小と木崎小。
それから、太田小と葛塚東という、2案、7案を。
地形的にも文化的にも、小学校の再編としてはそれがいいかなと考えています。
雲尾委員
私もそう思うところでありまして、太田小から旧豊栄市の中心部、葛塚に行く分にはそれほど抵抗はないと思うのですけれども、遠く、木崎、笹山方面と一緒になるということは、かなり地域住民としては難しいのではないかと考えます。
したがいまして、2と7が妥当なのではないかと思います。
齋藤委員長
ありがとうございます。
市川委員、上田委員、沈黙を守っておられますけれども、ご意見どうですか。
市川委員
これが終わると江南区に来るので、よく勉強させていただきます。
団地にいろんな難しいあれがたくさんありますので。
齋藤委員長
小学校なのですけれども、ご意見がございましたらお願いします。
杉中委員
今ほど出された木崎と笹山、葛塚と太田の案でいいと思います。
距離的にもありますし、そこは小学生と中学生の違いということもあるのですが、それが順当というか、自然のような気がします。
齋藤委員長
ありがとうございます。
では、これは2案、7案でよろしゅうございますか。
そういうことにして、先ほどの15ページ、中学校と、16ページにの再編案でいくと、一つの中学校区と一つの小学校区になるので、そうすると木崎中と葛塚中を統合してほしいと。
そうすると、中学一つで小学校2というイメージを小林委員は描いておられるのですけれども、先ほど10人の方がここの中学校は再編しないということで、葛塚中との再編2名、早通中との再編2名というように意見分布が別れていました。
小学校の方向付けがそうなりましたので、それを踏まえてどうでしょう。
あまりご意見が出ませんね。
では、木崎中学校の再編案については、今日は、こうなったという方向付けまで審議が至らなかったとさせていただいて、笹山小学校と太田小学校について、笹山小と木崎小、木崎小と笹山小、太田小と葛塚東小。
小学校の方は、方向付けはそれでよろしいですか。
審議としてはそこまでですね。
市川委員
木崎中学校なのですけれども、平成21年度に体育館建替えとなっているのですけれども、これは今年建替える予定でいるのでしょうか。
朝妻学務課長
体育館の建替えは行います。
ただ、施設整備は、体育館の耐震とか痛み具合というものがあります。
今のご審議は平成27年度の人数を目途に進めていただいていますが、それまで古い建物でいられるというのは危険なこともあると思います。
施設整備はある程度粛々と進めていく必要があると思うので、やっていきますけれども、その話とは別に、将来のことを検討していただきたいと思っております。
齋藤委員長
体育館建替えを条件にとかそういう議論にはしないでほしいということです。
慎重審議ということと、初めて北区の審議に入ったので時間もかかっていると思いますが、今日の新潟日報の記事を見ると、2区ずつやっていくとか明記されて
いましたけれども、とてもそこまでは段取りがつかない形なのですが、次回は、なんとか東区まで終わりたいと考えていますが、今日は、そこの段階で閉じたい
と思います。
事務局にお返しします。
大科担当参事
ありがとうございました。
では、次回、8月6日、また本日と同じく、午前9時半を予定しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、長時間ありがとうございました。
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