新潟市立学校適正配置審議会第8回会議議事録
最終更新日:2012年6月1日
第9次新潟市立学校適正配置審議会 第8回会議
日時:平成21年8月6日(木曜)午前9時30分~午後12時10分
会場:市役所本館6階 第1委員会室
齋藤委員長
ただいまから、第8回新潟市立学校適正配置審議会を開催いたします。
最初に、本日の出席状況を事務局から報告してください。
朝妻学務課長
出席状況を報告いたします。
本日は、雲尾委員と小林委員がご欠席でございます。
13名の委員の出席をいただいておりますので、会議は成立しておりますことをご報告いたします。
齋藤委員長
ただいまの事務局の報告のとおりです。
本日は、取材関係は、新潟日報社と北陸工業新聞社より取材の申込があります。
許可することでよろしゅうございますか。
それでは、許可することにいたします。
次に、議事録署名人になりますが、本日は、伊藤委員と小野沢委員にお願いしたいと思います。
よろしくお願いします。
前回、視察についての提案ご意見がございました。
事務局から、それについて説明をお願いします。
朝妻学務課長
それでは、今後の日程について提案させていただきたいと思います。
資料1の今後のスケジュールをごらんください。
前回、学校視察を実施することになりましたので、資料1では、9月と10月になっておりますが、国体の都合で10月に2回ほど視察を予定させていただきたいと思います。
後日、ご案内させていただきます。
また、定員がございますので、1回数人ずつ、午後半日かけて回りたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
次に、秋の開催日程でございますけれども、4月の審議会で1回につき2区ずつ進む前提で、秋の部としまして、10月下旬から11月上旬の間で1回、それから、予備として11月下旬とさせていただいておりました。
前回、1区目の途中で終わりましたので、このペースで8区を見ていくと、6回くらい必要になるのではないかと思います。
そこで、秋を3回にして、日程の調整をさせていただきたいと思います。
可能であれば3回をお願いして、できなければ2回となるかと思いますけれども、それから区ごとの審議の予備日を12月下旬、それから全体見直しの予備日を3月に設定させていただきたいと思います。
もちろん、区ごとの審議がこの想定より早く進みましたときには、秋の開催はその日までとしたいと思います。
よろしくお願いします。
齋藤委員長
ただいまの事務局の説明で視察を実施したいということです。
まず、視察を行うことについて、日程はまたあとでということになろうかと思いますけれども、意見はございますでしょうか。
これは希望者ですか。
朝妻学務課長
皆様お忙しい中と思いますので、皆様にご案内を差し上げて、その日に都合がついて参加できる方に、出席していただこうと思います。
齋藤委員長
以上のとおりですが、実施することでよろしゅうございますか。
では、10月以降に実施することにさせていただきます。
もう1点、前回、初めてだったということもあって、審議が北区の途中で終わってしまいましたけれども、このペースだととても終わらないということは皆さんもお気づきだと思いますので、少し会議の回数を増やしたいという提案です。
順調に進めばそれはなくなりますけれども、予備的に会議の回数を増やしたいという提案ですが、よろしゅうございますでしょうか。
では、審議状況に照らして予備の会議を開くことに合意されたことにさせていただきます。
それでは、先回の審議概要について、報告していただきます。
課長からお願いします。
朝妻学務課長
4ページの資料2をご覧いただきたいと思います。
下の6、会議の経過でございます。
まず、中間報告を、教育委員会に提出したこと、それから周知を図ったことについて事務局から説明させていただきました。
次に、審議に入りまして、答申の再編案の位置づけを、方向性を示すものとさせていただきました。
また、審議の進め方として、事務局が市議会や区の自治協議会に説明することもご了解いただきました。
そして、北区の検討に入りまして、木崎中学校のところで時間が来たということでございます。
齋藤委員長
ありがとうございます。
前回の復習ですが、よろしゅうございますか。
それでは、今日の審議に入ります。
先ほど、事務局から説明がありましたように、本日欠席の小林委員のご意見はA4の紙で机上に上がっていますので、ご参考になってください。
審議なのですが、前回、木崎小学校でなかなかまとまらなかったのですけれども、それから少し間が空きましたので、そこから審議するか、それとももう一つ先
の岡方中学校の審議を終わって、北区全体を見る形で木崎中学校に戻るという二つがあると思うのですけれども、皆さんのご意向はどうでしょうか。
まず、木崎からということでよろしゅうございますか。
肯いていらっしゃるようですので、前回に引き続いて木崎中学校からいきたいと思います。
議事録からいくと、木崎中学校は葛塚中学校と統合することに賛成するというご意見と、統合しなくてもいいのではないかというご意見、それからそれ以外と、大きく分けて三つ出されていたかと思います。
議長で少し、委員がどのようにお考えか意向調査で人数分布だけ確認いたしました。
ずっと審議していてもまとまらないのではないかと私は思っているので、委員長としては、現状で生徒数の推移を見守る形にして、木崎中学校の少人数化が進んでいくようであればその段階で統合問題を考えるという方向性でどうかというのが率直な意見です。
まず、木崎中学校は現状通りにして、生徒数の推移を見て、その段階で葛塚中学校なり、前回意見が出ておりました早通中学校の統合問題を検討すると。
統合しないという意味ではないけれども、生徒数の推移を見てその段階で検討するという妥協案のようなものを提案いたしますけれども、それについてはいかがでしょうか。
杉中委員は統合積極派だったと思いますが、今の委員長提案はいかがでしょうか。
杉中委員
積極的推進ということでもないのですが、ただ、前回もお話ししましたが、中学校の適正規模を9学級以上18学級ということで、一応の目安としてですが、中間報告でうたっております。
そういった中で、木崎中学校は7学級ということでありますので、やはり、そこの適正規模という基準から考えると、木崎中学校もきちんと統合対象として検討して、今後のことを考えるとここに案を打ち出した方がいいのではないかということです。
一つの要件として、生徒数の推移を見るというのも大変よく分かるのですが、そういう要素を入れることによって、今後そこに支障が出てこないだろうかという懸念が一つあるわけです。
それから、具体的に言うと、木崎中学校の生徒数の推移といった場合、増加する見込みはあるのでしょうか。
むしろずっと減少するのではないかと思うのですが、そういう理由で、中学校の場合、教員配置や部活動の維持等の面から考えますと、基準の7学級というとこ
ろですので、そこはきちんと検討して一つの案としてもっていった方が、今後いろいろな面でいいのではないかという意見です。
齋藤委員長
他の委員の方、どうでしょうか。
杉中委員
委員長、追加でよろしいですか。
生徒数の推移を見るというのも「検討した」ということになるということであればまた若干ニュアンスは違っ
てくるのですが、このあともまたいろいろ検討していって、生徒数の推移だけを理由にして、目安の基準以下であるから残すという辺りの説得力としてはいかが
なものだろうかという心配があるということです。
齋藤委員長
ありがとうございます。
このままということで前回主張された笹川委員はいかがですか。
笹川委員
基本的には、推移を見るということで検討しないというか、残しておくというのはあまり適当ではないのではないかと思います。
他のところの
統廃合を進めまして、ある特定の学校だけ今後の推移を見てということにして仮に残しておいたとして、それが結局は生徒の増加も見込めない、今のような減少
傾向に行った場合に、その時点でどこかと統合しなければならないということになると、なかなかうまくいかない場面が出てくるかもしれないと思います。
できればこの時点で、方向性ということですので、この中学校はここと統合した方がいいのではないか、あるいは統合しないならしないという方向性を打ち出しておいた方がいいのではないかという気がします。
齋藤委員長
他の委員の方はいかがですか。
坂上委員
私も、今回統合するように検討する方がいいと思います。
どこと統合するかは今日決めるということではなくても、木崎中学校が笹山中学校と一緒になって一小一中になってしまっても、またあとで問題が起きるのではないかと思います。
どこかと統合するということで、前回いただいた資料の7ページを見ましても、人数がだんだん減ってきていますし、平成27年度には222人しかいなくなるということですので、やはり検討した方がいいと思います。
齋藤委員長
坂上委員、統合するかどうか検討しているのですけれども、統合先もはっきり示した方がいいという意味ですね。
ありがとうございます。
統合しないという意見が前回は多数派だったのですけれども、統合しないというご意見の方はいらっしゃいますか。
上田委員
この先のこともあるので、前例をあまり作らない方がいいのではないかというお話もあったのですけれども、全部が全部適正クラスにした方がいいという
ことで進めていくと、やはり少し心配なのは、そこの学校に通う人たち、地域によってはかなり遠くなるだろうという思いがあります。
恐らく、この
先何年後かにというか、先ほども少し話は出ていたようなのですけれども、見直しがもしあるならば、ここは何年後かに見直し地域のような形で取っておいて、
強引にというか、クラスが足りないところをどうしてもくっつけるという方向ではなくて、少し様子を見るというところで置いておいてもいいのではないかと思
います。
この地図を見てもよく分からないのですけれども、五、六キロメートル離れてしまったりする生徒もけっこういるのではないかと思いますし、毎日そういうところに通わせるというのは大変なのではないかと思っています。
齋藤委員長
統合に賛成という方と統合しなくてもよいというご意見の両方をお聞きしました。
委員長提案は、統合する場合は葛塚中学校とか、そこだけはっきりさせておいて、統合を積極的に進めるというのは今回はしないことにしたいのです。
現在2学級以上あるわけで、それほど学校維持に支障はないのではないかと思っています。
検討する候補としては遡上に上げて検討したわけですので、積極的に進めるというところまで持っていかなくてもということは可能だろうと思って委員長提案にしました。
今、3通り意見が出ているのですけれども、いかがですか。
笹川委員
発言がころころ変わるようで申し訳ないのですが、多分、先回は、今、委員長が言われたような意見を述べたように記憶しています。
学校の規模からいけば、統合を進める方向にいくのが流れだと思うのですが、前回、そうでなかったのは、木崎中学校と葛塚中学校の地域環境がいろいろ説明されまして、なかなかそう簡単にはいかないのではないかという感じを受けたのです。
私は無理矢理統合するのはあまり賛成しない立場にいるつもりなので、それではちょっと難しいかなという気持ちをもっておりました。
それで、前回から今回までそう長い空白期間ではなかったのですが、その辺りをちょっと忘れてしまいましたので、この関係というか環境をもう一度説明していただけますか。
齋藤委員長
では、課長からお願いします。
朝妻学務課長
早通中学校と葛塚中学校区のそれぞれの違いということですが、葛塚地域と木崎地域は、昔から地域の方がお住まいになっていた歴史のある地域だと思っています。
一方、早通中学校区は、川沿いにはやはりそういう方もいらっしゃるし、もとからの集落が全くないということではないのです。
大きなものとしては、この中学校の周りに整然と区画整理された街区が航空写真でごらんいただけると思うのですけれども、早通駅を前にした大規模な団地の開発がございまして、それによって分譲住宅や県営住宅が建ち、そこに多くの方が入ってきました。
元々の葛塚や木崎の方も入ってこられたと思いますけれども、JRの通勤が非常に便利だということで、旧新潟市側から入ってこられた方も多いのではないかと想像しています。
そしてまた、県営住宅というのは賃貸住宅でございますので、人の入れ替わりも多い所ではないかと思っています。
そのようなことで、地域の雰囲気が葛塚中学校区や木崎中学校区とは少し違うのではないかということで、第1候補としては、木崎中学校の相手として葛塚中学校の方がいいのではないかというご説明したところでございます。
齋藤委員長
説明を受けて、笹川委員、いかがでしょうか。
統合した方がいいという先ほどのご意見でよろしいですか笹川委員
いや、私は統合した方がいいと言っているのではなくて、あとに完全に残した形にしないで、ある程度の方向性を出した方がいいと発言しているわけです。
仮に、木崎中学校と葛塚中学校を統合するということになりますと、規模的には非常に適正規模で、そしてまた木崎中学校の小規模校が解消される。
あるいは、葛塚中学校もぎりぎり適正規模の下限にあるわけですから、この2校が統合されて16学級になるというのは、規模的には推進されるべき規模であろうと思うのです。
問題は、同じことを言うようですけれども、木崎、葛塚の通学などはどういう感じなのでしょうか。
朝妻学務課長
もちろん、非常に広い通学区域になりますので、徒歩で通うというのはなかなか難しい地域が広くあると思います。
中学生ですと、自転車という方法もあるのですけれども、冬などですと、この航空写真を見ますと、間に農地などもあります。
季節的なもので考えればいいのか、また通年で考えればいいのかは分かりませんし、どこに学校を置くかにもよるのですが、通学の安全なども考えながら地域と相談していく必要があるのではないかと考えております。
齋藤委員長
ありがとうございます。
別のご意見はございますか。
課長、会議の規定が手元にないのですが、この会議では採決可能でしたか。
朝妻学務課長
採決は可能ですけれども、逆に方向自体を保留することも可能ではないかと思います。
答申を出すときに、その部分を継続して検討していくべきだという形で、結論を次の審議会に引き継ぐような答申の仕方も可能と考えています。
齋藤委員長
それも統合賛成、反対と両方あるわけなので、引き延ばしも反対ということになると、決まらないですよね。
それで、規定がどうなっているか、採決が可能なのかどうか。
朝妻学務課長
審議会としては、審議の途中で採決で行うというような規定はございません。
笹川委員
私が言っているのは、規模的には統合の方向が自然な流れだと思います。
ただ、生徒にとっては通学がどうかという一番切実な問題が残っているのです。
せっかく視察するわけですし、これは地図では分からないのです。
こういう所を通るのかとか、意外と便利じゃないかというのは視察しないと分からない面があると思うのです。
小学校との問題もあります。
これを統合した場合、小学校からどうかということもありますので、こういうものは、視察をしてみて、それから結論を出すということではだめでしょうか。
齋藤委員長
議事進行としては、一向にかまいません。
では、前回同様、まずこれは保留にさせていただいて、伊藤委員から出されたものが先ほど決まりましたので、視察も行った段階で再度木崎中学校問題を取り上げると。
そこまで審議を延期するということでよろしゅうございますか。
では、そうさせていただきます。
それでは、議事を進めます。
次に、岡方中学校の再編案に進みたいと思います。
光晴中学校、早通中学校が候補に挙がっているわけですけれども、いずれも木崎中学校と同じような農村地帯になります。
これについて、ご意見がございましたらお願いいたします。
事務局からは、案1から5まで出ているのですが、いかがでしょうか。
質問、意見が出ませんね。
委員長は案1の光晴中学校と統合するという案で、理由は、地元へ行ってみるとみんな田園地帯なのですけれども、案1でいきたいというのが委員長の案です。
杉中委員
私も案1で賛成です。
田園地帯云々が理由がというのは少し希薄ではないかと思うのですが、先ほど委員長から学校運営等という話もありましたが、そういう視点から考えますと、案1の光晴中学校との統合に賛成です。
齋藤委員長
ありがとうございます。
反対という方はございますか。
よろしゅうございますか。
それでは、岡方中学校の再編案は光晴中学校と統合するということにさせていただきます。
続きまして、岡方第一小学校、第二小学校、それから豊栄南小学校の小学校3校に入ります。
資料の19ページ、20ページになります。
今日欠席の小林委員は、この3校を統合してはどうかということで、案としては案1になりますが、こういう案が欠席の小林委員から出ています。
委員の皆さんはどうでしょうか。
いずれも日本の学制が始まった明治の最初からの学校です。
中央区に入ってくるとそれはまたたくさんありますけれども、この3校は、すべて地元の方の寄附で造ったのだろうと思うのです。
行政はお金を出していないと思うので、思い入れがたくさんあるところだと思いますけれども、この審議会で審議してきた学級数適正というところからいくと、3校統合して12学級ということで、案1になっております。
学校の場所はまだ審議しないということで進めてきていますが、反対という方はございませんか。
笹川委員
統合後、どこに学校を造るかで大いにもめそうな感じはしますけれども、私も第1案に賛成です。
齋藤委員長
ありがとうございます。
それでは、この審議会としては、案1でいくということにさせていただきます。
ここのところは、前回少し説明がありましたが、十二前地区だったでしょうか、忘れると悪いので、課長からご説明をお願いします。
朝妻学務課長
前回ご説明しました、北区の小中学校配置図をごらんいただきたいと思います。
岡方第一小学校区の南側に十二前地区という所がございます。
ここは十二潟という潟が残っているところで、昔の阿賀野川の蛇行したあとが今、潟になっているという状態です。
当時左岸であった部分、今、お話ししている十二前地区が、横越町になっておりまして、横越町と今の阿賀野川で隔たっております。
この地域は隣接する旧京ヶ瀬村の京ヶ瀬小学校へ通っていただくというようなことで、そのまま中学校も上がっていく、教育事務委託をしているところです。
ただ、今の時点で児童・生徒はおりません。
今回、新潟市に合併して、北区に入りましたので、この際、この教育事務委託をしている地域についても、統合校の校区にしたいということが事務局の提案でございます。
齋藤委員長
ありがとうございます。
現在、事務委託をして、実際に子供はいなかったですよね。
朝妻学務課長
合併当時はおられたのですが、今はいらっしゃいません。
齋藤委員長
今後、またお子さんがおられるかもわかりませんが、この機会に小学校3校を統合したその校区にその地区も入れると。
だから、事務委託をやめるということになろうかと思います。
よろしいでしょうか。
ありがとうございます。
では、承認されたということにします。
一応、北区のところをおさらいしてみます。
前回、ご審議いただいたように、南浜、松浜、濁川、この中学校は3校を統合するということです。
それから、小学校は南浜小学校と太夫浜小学校を統合すると。
木崎中学校の方向性は今日の段階では保留と、視察後にするということです。
太田小学校については葛塚東小学校と統合の方向で進める。
岡方中学校は光晴中学校と統合すると。
岡方第一、岡方第二、豊栄南の3校を1校に統合します。
今ありました事務委託している所も新しい3校統合のところの校区にするということです。
そのまとめで一応確認です。
よろしいでしょうか。
ありがとうございます。
では、北区はそこまでにします。
今度は東区の方に入っていきたいと思います。
その前に一つまとまりましたので、まとまったものは、多分視察後で確定だと思うのですが、ここは少し残る感じですけれども、やはり決まってからでしょうね。
朝妻学務課長
議会の開催日程等もございますので、保留は保留として説明させていただこうと思います。
そして、また最終的な答申は、各区の審議を経たあとに1回見直されて、それからの確定だと思いますので、その前提をお話しした上で説明をさせていただこうと思っております。
齋藤委員長
わかりました。
では、一応北区の案は保留も含めて審議会としてまとまったということで、このあと北区問題がどのように進んでいくかを説明していただくと。
朝妻学務課長
今回、北区についてある程度の部分、方向性を出していただきましたので、この段階で今の予定としましては9月議会に今の状況を報告したいと考えております。
そして、9月議会が終わりまして10月になるかと思いますが、区の自治協議会にまた同じように報告をさせていただきたいと思います。
議会や自治協議会からいただいたご意見があれば、それはほかの区に説明に伺って、そこでまたご意見もいただくと思いますので、そういうものとまとめまし
て、各区の審議が終わったあとに、答申前に審議会に報告させていただき、それも検討材料にしていただきながら最終答申をまとめていきたいと考えておりま
す。
特に、今回、保留の学校が1校ありますので、これについても保留のまま次の区の方へ進んでいただいて、それからまた見直しのときにご審議いただければありがたいと思います。
齋藤委員長
北区のまとまった案が今後そのように議会と自治協議会に説明していくと。
学校とかPTAの説明というものはないということです。
朝妻学務課長
現在、この審議会自体を公開しておりますし、議事録も公開しております。
資料も全部公開しておりますので、ホームページ上でご覧いただいて、もし教育委員会の説明がほしいというような校区がございましたら、私どもの方で説明に伺いたいと思っています。
ただ、市全体に対しての説明とか、最終的に答申の中で統合すると方針が出た学校についての説明等については、その後、新潟市の教育委員会で行政計画として
答申をもとにしてさらに計画を立てていきますので、その計画がまとまったあとに校区ごとに説明に入りたいと考えております。
齋藤委員長
ありがとうございます。
PTA関係の代表の委員の方もおられるのですが、中川委員や登石委員は今のご説明でよろしいでしょうか。
中川委員
いいと思います。
齋藤委員長
それでは、審議を先に進めます。
東区に入ります。
東区の資料5ですけれども、それに従って説明をお願いします。
朝妻学務課長
それでは、前回お配りしました東区の資料のうち、前回のページ数で47ページからになりますが、資料6の参考資料を説明させていただきたいと思います。
参考資料のはじめにA3判カラーで学校配置図がございます。
凡例は同じです。
区の境が赤の太線になっています。
航空写真の都合で西側に中央区が、南側に江南区が入り込んでいますのでお気を付けいただきたいと思います。
水色の開発区域は3か所ございます。
51ページの土地開発の状況表とあわせてご覧いただきたいと思います。
まず、新潟空港の南側に大きくあるところが開3、牛海道の地域です。
まだ、空き地がかなりあるところです。
その東側の開5は小さな開発で、児童数が減少しています下山小学校区にありますので、影響は少ないと考えております。
その南側にある開4は、東区で問題になっている地域で、大形小学校の大規模化をもたらした地域です。
その影響につきましては、のちほど検討資料のところで説明させていただきたいと思います。
東区の認可地域ですが、52ページにありますように、認5、6、7の3か所です。
東新潟中学校に進学する沼垂小学校と笹口小学校が中央区にありますので、参考に配置図にある中央区の中の認可地域3か所もその表の中には記載してございます。
認5というのは、大形小学校・大形中学校北側の地域で、表にありますように人数は少ない状態です。
認6は配置図の真ん中にありますが、範囲の表示が竹尾小学校と木戸小学校の境界線の上に重なっていて、ここに小学校の校区線が隠れています。
中学校の線が認6のところに北側に少し盛り上がっている形なのですが、東新潟中学校のラインのところが、真っ直ぐ伸びたところが小学校のラインでございます。
この地域の小学校区は木戸小学校区ですが、竹尾小学校を選択できるというようになっている地域です。
中学校区は、そのまま竹尾小学校の進学先の木戸中学校になっています。
認7は東山の下小学校区の東側にありまして、下山小学校とそのまま下山中学校に行っている地域です。
以上が東区の認可地域です。
認8は新潟駅の南側で、中央区の笹口小学校区で、本来進学先は東新潟中学校なのですが、宮浦中学校に行ける地域です。
認9は、平成13年に万代長嶺小学校が統合してできましたけれども、そこに統合した長嶺小学校区であったことから設置されたものです。
認14は笹口小学校から紫竹山小学校を分離したときに、紫竹山小学校区が宮浦中学校区になりました。
そのため、それまで笹口小学校の進学先であった東新潟中学校に引き続き行けるようにしたものです。
参考資料の49ページは学校の変遷図です。
53ページから小中学校の概要がございます。
59ページまで続きます。
60ページに施設の状況があり、小規模校で建設計画がある学校はありません。
まず、東区の参考資料の説明を終わらせていただきたいと思います。
齋藤委員長
ありがとうございました。
今のご説明について、何かご質問はございます。
認という略称で言って通じましたでしょうか。
それでは検討資料の説明をお願いします。
朝妻学務課長
続いて、38ページからの資料5東区の検討資料をお願いいたします。
39ページの上に市町村合併の歴史がございます。
その下の2学級数と児童生徒数の推移の表は北区の時と同じ項目でつくってあります。
左側に中学校、右側にその中学校区の小学校がございます。
平成15年度、平成21年度、平成27年度の学級数と生徒数、児童数があります。
網がかかっている学校は、平成27年度時点での適正規模校で、網がかかっていない学校が今回の検討対象です。
この表で、特に統合を進めることになっている5学級以下の中学校、6学級以下の小学校はありません。
それから、強く統合を進める複式学級の学校もありません。
また、小規模校で主な校舎が老朽化していて重点的に検討を進める小学校もありません。
東区では小規模校が山の下小学校と竹尾小学校の2小学校、大規模校は東山の下小学校、牡丹山小学校、大形小学校の3校でございます。
いずれも小学校でございます。
大規模校のうち、特に検討する31学級以上の学校は31学級の大形小学校1校です。
40ページの適正規模校以外での施設整備計画の欄ですが、これはございません。
その下に小学校の検討対象として小規模校2校、大規模校2校、それから31学級以上の大形小学校の記載がございまして、配置図が示してございます。
5再編案のうち、(1)として、まず小規模校の小学校2校の再編案ですが、41ページに配置図がありまして、中学校区と小学校区の表があります。
東区には検討対象の中学校がありませんので、すぐ小学校の児童数の推移グラフがございます。
42ページに組み合わせの案がございますが、山の下小学校は本来であれば案の2の同じ山の下中学校区の桃山小学校との統合が望ましいのかもしれませんが、この場合は27学級になりますので、案の1の東新潟中学校区ですが、木戸小学校との統合が第1候補になります。
竹尾小学校は、案の4の木戸中学校区同士の牡丹山小学校との組み合わせが望ましいのかもしれませんが、この組み合わせでは33学級になってしまいます。
案の3の江南小学校、案の5の中野山小学校、案の6の木戸小学校との組み合わせも、いずれも中学校区が違う学校との組み合わせです。
先ほど案の6の木戸小学校が山の下小学校との候補であることから、適正規模に収まるという点で見ますと、案の3の江南小学校と竹尾小学校の組み合わせが第1候補と考えました。
しかし、候補はこのように考えられますけれども、1学年2学級以上の現状であります。
また、先ほどの木崎中学校のように保留というような形になりましたけれども、ここについては、例えば付帯意見を付けるなどして、当面様子を見るようなことも選択肢かと思います。
次に(2)隣接する大規模校3校の検討になります。
43ページをお願いいたします。
(2)のグラフにありますように、3小学校とも児童数が増加しております。
44ページの(3)に再編案を作ってみましたけれども、大形小学校と東山の下小学校、牡丹山小学校の3校の平成27年度の児童数は合計2,809人の見込みです。
1校新設しまして4校にしますと、平均人数は約700人になります。
しかし、学校の分離新設につきましては、課題として今後の子供たちの数の伸びとか、分離についての地域の考え、新設する場合の用地の確保、さらにその先の新設校ができる中学校の影響なども検討すべき課題かと考えております。
ですが、今はまず人数だけで再編案を考えてみました。
新潟市では校区の設定は明確な道路や河川で区切るようにしてきました。
そういう視点でこの地域を見ますと、下のようなウの再編例のような想定が一つできました。
この場合45ページをご覧いただきたいと思いますけれども、新設校は23学級、3校はそれぞれ記載のとおりですが、大体20学級強になるというような形にはなります。
町内ごとに見ていったものが46ページの横長の図でございます。
説明させていただきたいと思いますが、太線が今お話しした新設校の仮の想定校区です。
真ん中のところに大型店と書いてございますけれども、ここは大型店や工場が既に貼り付いているところです。
それから、中心部から右側に第2貯木場がございますけれども、その東側には農地がございます。
太線の中の一番上に、向陽1丁目がございますが、ここは先ほどの認7の地域で、ほとんどが下山小学校へ通学している地域です。
今回、大形小学校の大規模化の原因となりました地域は、右側の端にあります新松崎1丁目から3丁目の部分です。
その隣にこの地域の学年ごとの人数があります。
この表を見ますと、次第に減少していくようにも見えます。
児童数の増加について、この地域の動きとして、この3校区から学校分離をして新しい学校を作ってほしいとか、校区を変更してほしいという要望は現在のところありません。
また、この範囲で小学校を新設したときの進学先の中学校について試算したものが戻っていただきたいと思いますが45ページにあります。
この周りの中学校というのは、藤見中学校、大形中学校、木戸中学校になるのですが、700人規模の新設校を作って、それを例えば藤見中学校区にした場合はどうかというような表にしてあります。
そうしますと、どの組み合わせでも、どこかの中学校が9学級、適正規模ギリギリの規模になります。
そのようなことで、大規模化の原因になった地域の児童数が減少しそうであることや、地域から要望がない現状としましては、この3校の方向性については児童
数の推移を注視していく必要があると思いますけれども、さらに検討していって、当面は様子を見ていくということも適切なのではないかと考えております。
以上で、東区の検討資料の説明は終わらせていただきます。
齋藤委員長
ありがとうございます。
今の検討資料の説明がございましたが、ご質問はございますか。
それでは、早速再編案のところに入ります。
41ページ、山の下小学校、竹尾小学校を対象とした再編案というところです。
42ページのところに案1から案6まで出ています。
欠席の小林委員は案1の山の下小学校と木戸小学校の統合に賛成ですと。
案1を支持するというご意見が届いています。
ただ、航空写真を見ていただくと大変わかりますが、山の下小学校の近間は桃山小学校になるのですが、木戸というとものすごい距離があるのです。
だから、案1を支持できないというのが正直なところなのですが、ここを見ていきますと、案1は適正規模になると。
案2は大規模校になるからだめ、竹尾小学校と江南小学校との統合で23という、これは竹尾小学校に入ってまいりますけれども、まず山の下小学校を先にやっ
てみたいのですが、一応、木戸小学校、桃山小学校というものがあがっているのですが、桃山小学校にいくと大規模校になるし、木戸小学校だとものすごく遠す
ぎるということが地図を見ただけでも分かるかと思うのです。
ここにかかわりましてご意見がございましたらお願いします。
中川委員
私は、第1案には反対であります。
地図から見てもおわかりのように、大変に広くなって、小学生が通えるような広さではないと思っています。
桃山小学校と統合すると大規模校になってしまうということでありますけれども、私は1案か2案かということになれば、桃山小学校を押しますけれども、もし
可能なのであれば、統合をせずに桃山小学校の校区を一部変更させていただいて、山の下小学校をそのままもう少し増やしたような、これから先を見てもそうそ
う大きな児童の減りといったものがあまりないようなので、少し校区をいじっていただいて、山の下小学校をこのまま残していただくような方法もあるのではな
いかということが私の意見であります。
齋藤委員長
ありがとうございます。
ですから、案1、案2とも反対ということですよね。
ありがとうございます。
ほかの委員の方はどうでしょう。
小野沢委員
今の中川委員の意見に私も賛成します。
本当に距離があり過ぎるのと、校区が変えられるものであれば桃山小学校の随分人数が多いことも解消されて、どちらもいいのではないかと思います。
齋藤委員長
ありがとうございます。
ほかの委員の方。
一応、案1、案2とも反対意見が続いていますけれども、賛成という方は小林委員1人でしょうか。
では、欠席裁判みたいで申しわけないのですが、山の下小学校は現状のままということでどうでしょうか。
よろしいでしょうか。
もしいじるとすれば中川委員から出されている小学校区の線引きという問題は、また次の問題だと思うのですが、ただこの辺の歴史を知っている範囲では、この
辺はしょっちゅう線引きして、そのたびに町内会も議員も議論が始まるところなので、住民感情は今、どうなっているかわかりませんが、その場合も難儀するな
ということは予想されます。
中川委員
では、この資料をいただいて、私は山の下小学校のPTA会長にお電話も差し上げて、どういうお考えですかということをお聞きいたしました。
そうしたら「やっぱりね」と、いずれはこういうことになるのだろう、こういう話になるのだろうなという話でございました。
ですので、今年は山の下小学校は
100周年を迎えて周年事業を行いますけれども、95周年をやりまして、私はそのときになぜ95などという中途半端な数字でやるのと聞いたら、
100年保たないかもしれないということを言っておりましたし、今のPTA会長は地域でも子供たちが小規模であるということを重々承知をしています。
桃山小学校と、先ほど私が言いましたように校区の線引きを変えてもらって、山の下小学校を維持できるように、今、地域で運動していって、動いていて、でき
れば署名運動などもして教育委員会の方に上げたいというお話でございましたので、その意を汲んで発言をさせていただきました。
私は先ほど言いましたような意見です。
齋藤委員長
ありがとうございます。
よろしいですか。
それでは、ここは案1、案2とも採用しないということで、山の下小学校はず統合としてはまずしないという結論でよろしいですか。
ありがとうございます。
それから、その表の下の段にあります竹尾小学校にかかわりましては、案3から案6まで出されています。
表を見る限り、同じ中学校区ということになると、牡丹山小学校となるのですが、牡丹山小学校とではとても不可能なので、中学校が変わる形になってきますけれども。
ここにかかわりましてご意見がございましたら。
齋藤委員
今に関連しての質問なのですが、今の竹尾小学校のケースを考えるときの考え方として、中学校の校区ということをまず黒い線が引いてあるので考えるのですが、それを超えて例えば今の中学校の校区も小学校の統合によって見直すというような形も視野において議論をしていいのか。
例えば竹尾小学校の校区を半分は木戸中学校の校区にして、半分は東新潟中学校の校区にするという議論を私たちが念頭に置いて発言していいのか。
この辺がこれからますます発言しにくくなると思います。
その辺の指針を教えていただければありがたいです。
齋藤委員長
事務局の課長はどうでしょうか。
朝妻学務課長
なかなか答えにくい質問なのですが、基本的にははじめの中間報告の段階で現行の小学校単位、中学校単位で考えましょうということになったと思います。
実際に個々の事例に入ってきますと、今ほどの山の下小学校のように校区変更で、学校単位でいきますと統合とか分離新設になりますけれども、次の、それができない場合の方法として校区変更というものが出てくるのだろうと考えています。
順番としてはそういう順番であろうと。
その中でざっくり割ってという形になるかどうかわかりませんが、地域の人たちの今までの一体感というものがあって、その小学校区でずっときたのだという、
一体感を大切にしようということで、今の学校区単位で考えようという流れからいきますと、できるだけ今の校区に沿ったような形で考えていただくのがいいの
かと思います。
齋藤委員長
少しはっきりしないのですが。
畠山委員
そうすると今の話はどうなるのですか。
朝妻学務課長
竹尾小学校の話。
畠山委員
木戸小学校と山の下小学校を一緒にしないで、校区を変えてどうかという話をしましたが、それは現実にはどうなのですか。
朝妻学務課長
先ほどの山の下小学校と木戸小学校の案1、案2、ここについて統合が適切ではないので、次の方法として校区変更ということで今ほどお話がありました。
その方向で事務局が検討して、ここでお諮りすることができるかどうかわかりませんが、また地域の動き等もあると伺いましたので、そこも調査しながら考えていくというような形で今は受け止めております。
齋藤委員長
ありがとうございます。
齋藤委員ご意見の方はどうでしょうか。
齋藤委員
今のご説明で、私は100%は腑に落ちないといいますか、落ちてこないのです。
そうすると選択肢のない案がたくさん出てくる可能性がこれからあります。
そうするときには、結局学区の問題は先送りにしてということになると何のための議論なのか、何のための話し合いなのか。
竹尾の場合は選択肢がこれしかないわけでしょう。
牡丹山小学校か、木戸小学校しかないわけです。
そうすると今のお話で言うと、木戸と竹尾の間に、例えば今引かれている黒い線というものが絶対の黒い線になってしまうのです。
そうすると、どちらの意見にも手を挙げかねないというようなケースが出るような気がするのですが、何かいい案がないでしょうか。
齋藤委員長
一応、ここは木戸中学校は再編対象になっていないものですから、中学校の校区をいじる積極的理由が今のところないということになってこようかと思い
ます、その点からいくと、竹尾小学校も統合はしないという意見で取りまとめられれば、先ほどの山の下小学校と同じようにと委員長は思っています。
委員長案はここも統合はしないという案なのですが、皆さんどうでしょうか。
中学校区をいじれるのであればした方がいいということも、だけれども中学校は検討対象になっていないという。
中学校も検討対象になっているのであればものすごくよくわかるのですが。
委員長案でよろしいですか。
齋藤委員、少し不服かもわかりませんが、それから畠山委員も不服でしょうけれども、まず竹尾小学校も統合しないということでよろしいでしょうか。
では、まず審議会としては統合しないとさせていただきます。
またあとで異論が出てきたら戻ります。
その次、43ページです。
今度はいずれも大きくなった小学校で児童が横ばいか増加となって、土地があいているここにもう1校新設したらという問題と、もう一つは大形小学校が今後も増えていくのかどうか。
私は
1,000人を超えたら、とにかく学校を預かっている人は大変だということ実感を伴うので、本当は分離が望ましいのですが、この少子化でだんだん減ってい
くということであれば、現状ですけれども、この審議会として、一応検討するということになっているわけですから、新設案というものともう少し今後の推移を
見守るということに大きく分かれるかと思うのですが、ここにかかわりましてご意見がございましたらお願いします。
畠山委員
先回の会議のときに、今日お休みの小林委員からお話を聞いたときになるほどと思ったことがあったのですが、基本的に教育の立場で考えるときに、一中学校で二つの小学校が入ってくるのがいいというお話をたしかされたのです。
そうすると今のところの大形、牡丹山、東山の下というのは、全部一つの中学校に一つの小学校になっているのです。
こういうものは、たしかに新設するということもわかるのですが、こういう一中一小というものがこのままにしておいていいということになるのでしょうか。
例えば、牡丹山とか大形が大きいのであれば、簡単に言えばそれぞれの地区で二つに分ければいいじゃないかと。
齋藤委員長
この三つをみんな分けて。
畠山委員
そういうことは、確かに物理的には無理なのでしょうけれども、そういうところをどのように考えたらいいのかわからないのです。
齋藤委員長
今、小林委員がおられないのですが、私の勝手な推測だと、小林先生の勤務の中学校が小規模なもので、小規模の小学校から小規模に来て、子供たちの切
磋琢磨が足りないという実感があるので2校から来てもらいたいということが多分理由ではないかと推測していたのですが、ここは小学校もみんな大きいので
す。
中学校も大きいです。
だから大変なので、1校新設はどうかという案が出てくるわけです。
ご意見をお願いします。
分離新設するか、現状のまま3校でいったらということに分かれるかと思うのです。
委員長の立場からすると、統合するところには統合しなさいと一生懸命言ってきているもので、オーバーしているわけだから、これは普通に考えれば分離新設という、1校造るというのがオーソドックスな考え方になるかと思います。
杉中委員
今後の児童数の推移を見ますと、現状維持か、また増えるというようなデータが出ていますので、特に大形小学校あたりは、イオンの周辺、松崎あたりは
まだまだ増えるということを聞いておりますし、3校の25学級以上の大規模校ということで、学校運営上、かなり大変だということもうかがっております。
そういった面から考えますと、やはり新設校が1校あった方がいいのではないかと思います。
齋藤委員長
ありがとうございます。
ほかの委員の方、ご意見どうぞ。
では、1校、分離新設校ということで地元に説明していくという方向でよろしいですか。
では、ここでの結論は、1校新設し、4校になるということにします。
ありがとうございます。
小野沢委員
すみません、終わったところで申し訳ないのですけれども、1校新設して4校にという案でしたけれども、結局、1校新設すると、校区は変更になるわけですよね。
そこに竹尾小学校も入れて、1校新設して5校で検討するというのは難しいことなのでしょうか。
齋藤委員長
新しくできる場所は確定できませんけれども、場所から行くと、今空いているところは印が付いているところなのです。
そこということになると、近場の中学校は大形中学校、藤見中学校、木戸中学校になりますか、そこになってくるのではないかとは思うのですけれども、木戸中学校の校区をいじりなさいということですか。
小野沢委員
いえ、小学校。
齋藤委員長
小学校区の線引きは、新設されるのでどうしてもせざるをえなくなります。
小野沢委員
そうですよね。
そのときに、竹尾小学校も入れてということは難しいのですか。
齋藤委員長
竹尾小学校はずっとこちらに位置しているものだから、技術的に可能かどうかは分からないのですけれども、課長、お願いします。
朝妻学務課長
今ほどのご意見については、航空写真の配置図を見ていただきながらご説明させていただきたいと思います。
今課題になっているのは、大形小学校と東山の下小学校と牡丹山小学校なので、ここの大規模化を解消するために1校増やすというお話だと思います。
それで、そこを作るということになれば、この3校に関係したところのどこかに適地があった場合になると思いますので、今ほどのお話をもし実現しようとしま
すと、牡丹山小学校区の北側をかなり大きく取って、牡丹山小学校区がさらに少なくなった分を竹尾小学校区側に増やすという形になると思います。
そこで、もし課題があるとすると、竹尾小学校区と牡丹山小学校区の間に、通称赤道という交通量の激しい道路があります。
ここを超えて竹尾小学校側へ行ってくれというのはなかなか理解が難しいのではないかということが1点思い浮かびます。
それと、牡丹山小学校の児童数増の原因になっているのが、牡丹山小学校という文字がありますけれども、その南側に東総合スポーツセンターがありまして、こ
の右側が空き地になっておりますが、ここに住宅が張り付いてきているということで、南側の住宅増がかなり影響しているのではないかと考えています。
そうしますと、牡丹山小学校の中でも南側の増のために北側の自分たちが新設校へ行くということで、どれくらい理解が得られるのかというハードルがあるのではないかと思います。
線引き上は、そのようにしていけばつじつまは合うと思うのですけれども、地元の理解を得るというのは少し厳しそうな感じがございます。
齋藤委員長
小野沢委員、よろしゅうございますか。
小野沢委員
赤道と聞いて分かりました。
失礼しました。
齋藤委員長
それでは、東区につきましては、統合はなし。
そして、今ご審議いただいた大規模小学校3校には1校新設して、ここは4校とするという結論にさせていただきます。
ありがとうございました。
次に、中央区に入りたいと思います。
中央区について、まず、参考資料の説明をお願いします。
朝妻学務課長
それでは、中央区の参考資料について説明させていただきます。
中央区の資料で、23ページからになります一つ目は、学校配置図です。
同じように凡例がございまして、また、航空写真を使いましたために、東側に東区、南側に江南区、西側に西区が入り込んでおります。
東区側に東新潟中学校があり、東区の木戸小学校と中央区の沼垂小学校、笹口小学校の校区を中学校区にしています。
沼垂小学校の校区の南側に区の境界線、赤い太線がございますが、これはこの南側の地域の皆さんからの要望で、沼垂小学校区のまま東区になった地域でございます。
また、南側にも、高速道路を区の境界にしたために、区と校区が入り組んでいる所がございます。
それから、鳥屋野潟南西部になりますけれども、江南区にあります東曽野木小学校区が中央区に入り込んでいます。
また、西区の関屋分水路の左岸ですけれども、小学校区としましては東青山小学校ですが、関屋中学校区になっている地域があります。
これは認19のところで、後ほど説明させていただきます。
それから、鳥屋野潟南西部に開6という水色の部分があります。
これは、資料の28ページにございますが、一部住宅はございますけれども、ほとんどが業務用の地域です。
次に、赤い枠の学区外の認可地域について説明させていただきます。
10か所ございます。
また、西区側に1か所あります。
29ページに説明がございますが、多くは適正配置を行う際の調整として設けられたものです。
大きな所を説明させていただきたいと思います。
鳥屋野潟西側の認11は鳥屋野小学校区ですが、女池小学校に行ける地域です。
それから、鳥屋野潟北側の認16は、近くに紫竹山小学校ができたので、小学校だけ、女池小学校ではなくて紫竹小学校へ行ける地域でございます。
地域から適正配置について話がある場所としましては、鳥屋野潟の西側に認13という地域がございますけれども、その東側に上沼という地域がございまして、
ここは東曽野木小学校区なのですけれども、今回、中央区になりましたので、鳥屋野小学校に行けるようにしたいという要望が一部の方から上がっているところ
ですが、地域全体の要望としては上がっておりません。
それから、資料の25ページから27ページは、学校の経緯を大まかに表したものです。
26ページの中段に新潟小学校があって、ここがかなり入り組んでおりますけれども、大畑小学校、礎小学校と学校再編が先行しているところです。
資料の30ページから40ページまでが、各学校のデータを集めたものになります。
施設の整備状況としては、41ページ、42ページになります。
適正規模外で40年以上の校舎があるところは、鳥屋野中学校、白新中学校、関屋小学校、白山小学校、豊照小学校、湊小学校です。
齋藤委員長
ありがとうございました。
参考資料について、ご質問がございましたらお願いします。
今の説明で、大分歴史があって、住民と教育委員会がうまく一致しないでこういう形になっているということかと思います。
よろしゅうございますか。
では、検討資料の説明をお願いします。
朝妻学務課長
それでは、1ページからの検討資料をお願いします。
めくっていただき、2ページの始めに市町村合併の歴史があります。
その下に、学級数と児童生徒数の推移の表で、同じく、網がかかっている学校は平成27年度時点での適正規模校で、網がかかっていない学校が今回の検討対象です。
この表で、特に統合を進める5学級以下の中学校は二葉中学校です。
6学級以下の小学校は、関屋小学校、豊照小学校、湊小学校、栄小学校、入舟小学校の5校です。
強く進める複式学級の学校はありません。
また、小規模校で主な校舎が老朽化して重点的に検討を進めることにしています学校は、白新中学校と関屋小学校、白山小学校、豊照小学校、湊小学校の5校です。
中央区では、統合を特に進める学校が6校、校舎の老朽化によって重点的に統合を検討する範囲の学校は5校あります。
施設整備についてですが、3ページの3にありますように、小規模校の舟栄中学校と鳥屋野小学校の建て替えが終了しています。
4に検討対象校が規模区分別に表にしてあり、4ページに配置図がございます。
その下の5再編案の(1)は、信濃川と関屋分水と海に囲まれた、いわゆる新潟島の校区を見たものです。
5中学校のうち3中学校、10小学校のうち8小学校が検討対象校になります。
(3)の学校再編案で、3学級の二葉中学校と隣接する舟栄中学校と寄居中学校の3校を統合しますと16学級になりますので、案1の組み合わせが第1候補と思います。
第2候補は、案1から適正規模に入っています9学級の寄居中学校を外しまして、二葉中学校と舟栄中学校を統合する9学級の案でございます。
案の3は、これを行いますと、舟栄中学校の6学級がそのままになってしまいます。
白新中学校の組み合わせは、案6の関屋中学校との組み合わせになります。
白新中学校を案7の寄居中学校と組み合わせますと、さらに少子化が進んだ次の段階で、案2で二葉中学校と舟栄中学校を統合した9学級の学校と2度目の統合をすることになってしまいますので、そこを考えますと、白新中学校の組み合わせは関屋中学校しかないと思います。
次に、新潟島の小学校の組み合わせです。
6ページの(6)の下のグラフをごらんいただきたいと思います。
このグラフの中で、新潟小学校が平成21年度は19学級あるのですが、平成27年度には14学級に減少しています。
大きく減少するように描かれておりますが、この学校の事情がありますので、説明させていただきます。
平成27年度の人数は、今、校区にいる子どもたちの人数ですが、新潟小学校は共働きなどの理由で学区外から通学する子どもたちが大変多い学校です。
その子どもたちを加えると、いつも大体横ばいになるということで、その分、新潟島だけではなくて、ほかの学校が減少するということが続いているのですが、どこから来るかということは予測できないという状況があります。
そういう中で、7ページの組み合わせです。
まず、西側の有明台小学校は新潟島の西側にありますから、地理的に浜浦小学校が相手になりますので、案1の18学級が適当かと思います。
そこに同じ関屋中学校区の関屋小学校を入れたのが案2で、この場合も23学級、適正規模になります。
関屋中学校と白新中学校を統合するとした場合ですけれども、同じ中学校区に鏡淵小学校と白山小学校もあります。
関屋小学校の案3の組み合わせにしますと、案1の18学級と案3の19学級の2小学校ができて、これが一つの中学校へ進学するという形ができます。
ただ、関屋小学校は、今は関屋中学校区だということは考えなければならないところだと思います。
また、関屋小学校がまず浜浦小学校と統合して、有明台小学校は様子を見ることにすると案4になります。
案4でいくと、鏡淵小学校の案としては、案7の白山小学校との2校の組み合わせになるかと思います。
関屋小学校と鏡淵小学校は近いですので、案6で12学級ということもできます。
このように、関屋小学校をどうするかという考え方で組み合わせが変わっていきます。
それから、案8と案13は新潟小学校との組み合わせですけれども、先ほどご説明したように、今の人数では14学級ですが、実際には18から19学級くらいになるのではないかと思いますので、難しい案だと思います。
以上のことから、案1と案3が第1候補、案1と案4プラス案7の組み合わせが第2候補と思います。
9ページに、豊照小学校から見た組み合わせがあります。
現在の二葉中学校と舟栄中学校の校区にある小規模校4校を統合する案が案1で、4小学校を統合して14学級になります。
案4、7、8、10、13まで新潟小学校との組み合わせがありますけれども、お話ししたように、新潟小学校は単独で適正規模になると思います。
また、新潟小学校は、中間報告のときに、7ページにある学校選択制という、今、話題になっている制度の記述がありました。
この学校選択制をこの新潟島で行おうとすると、多くの人が新潟小学校に集まってしまうような、非常に人気のある学校です。
ですから、組み合わせとして列記してありますが、どこかとだけ統合するというのではまとまらないだろうと思います。
そこで、適正規模の新潟小学校は単独で残して、3中学校を統合した校区の中でもう一つ小学校をつくれる案1を第1候補と考えました。
案2、3、5では、適正規模になりません。
また、豊照小学校の組み合わせで適正規模になるのは、案6、9ですが、案6では、栄小学校が6学級で残りますし、案9では湊小学校が6学級で残ります。
規模から見ても、案1が第1候補と思います。
実際に、新潟島地域は特に交通機関に恵まれていることや、小規模校が近くに多くありますので、学校再編後の施設の利用などについても、例えば、小中一貫校
など、通学区域に縛られない学校の設置などについてもいろいろ考えやすいところですけれども、この審議会におきましては、学校再編後の施設の利用について
は審議外ということでお願いしていますので、そういうことについての議論は外していただければと思います。
少し脱線してしまいましたけれども、以下、11ページに湊小学校、13ページに栄小学校、15ページに入舟小学校から見た組み合わせ案があります。
新潟島の再編案をご説明いたしました。
次に、17ページをお願いいたします。
こちらは大規模校の鳥屋野中学校22学級と上山中学校20学級の再編案です。
(2)の鳥屋野中学校区の生徒と児童数の推移をごらんいただきたいと思います。
鳥屋野中学校区にある女池小学校と上所小学校の児童数が減少していますので、このグラフの先の時点で鳥屋野小学校も減少していく可能性があります。
そこで、当面の再編案を作るとしますと、学校の分離新設ではなく、通学区域の変更になるのではないかということで検討してみました。
対象は、生徒数が増加している西側の上山中学校ではなく、宮浦中学校になります。
18ページに私どもの検討結果があるのですけれども、候補地としては3か所ございます。
一つは、aの部分、先ほどご説明した認可地域で紫竹山小学校に通っていて、中学校は鳥屋野中学校になる地域を、紫竹山小学校が宮浦中学校区ですから、宮浦中学校にそのまま行ってもらうというのがaの地域です。
bは2校区にまたがっている東幸町という所がありまして、その鳥屋野中学校側の地域を宮浦中学校に行ってもらおうと。
東幸町全体を宮浦中学校に行ってもらおうとするものです。
cは、そこに隣接する堀之内を加えたものということで、19ページに、今の三つの地域を合わせた形でパターンを表にしてみました。
もともと鳥屋野中学校が22学級ということで、どの組み合わせを見ても大きな変化がないと思います。
さらに、鳥屋野中学校の減少が見込まれますので、今回、22学級の解消を図るということではなくて、様子を見るということにしてもいいのではないかと思います。
次に、上山中学校区の推移をごらんいただきたいと思います。
19ページの下のグラフをお願いいたします。
一番上に鳥屋野小学校の人数があって、その下に上山小学校と上山中学校の人数が、人数的に重なった形で増加しています。
中学校区にある小学校は2校とも増加していますので、上山中学校もさらに増加していくと思います。
鳥屋野中学校は、今見ていただいたとおり大規模校になっていますので、こことの通学区域の調整はできないと。
そうすると、残りの方法は、分離新設の検討になります。
それで、20ページですけれども、平成27年度に2校にすると想定すると、2で割ると1校376人ということで、もちろん課題がいくつかありますけれども、12学級ずつにするとどうなのかということで、仮の線を引いてみると、下の図のような形になります。
そうしますと、これくらいの姿になると思います。
次に、21ページで、鳥屋野小学校の再編案です。
ここは、平成27年度に29学級になっています。
2校に分離すると、484人ずつということなのですが、課題は別として、再編案を、例えば大きな道路で区分するという点で見ますと、ここには新新バイパスがあります。
そこの南側を想定してみました。
そうすると、鳥屋野小学校が19学級の適正規模になり、新設校は、先ほど説明しました女池小学校へ鳥屋野小学校区から行って、認11の地域があるのですけれども、そこも含めていくと14学級になると。
また先ほどお話しした上沼など、東曽野木小学校区で鳥屋野小学校に通いたいという意見がある地域なども加えますと、もう少し増えるのではないかということが考えられます。
ただ、鳥屋野小学校は平成21年度に新築したばかりで、まだ31学級にもなっていません。
地域から新設要望もまだ出ていないという段階なので、今回、強く方向性を出す必要があるかは疑問だと思います。
一方で、この地域はまだ空いている土地が非常に多いところですので、宅地開発の動向や児童数の動向を非常に注視していく必要がある地域と考えています。
22ページをお願いします。
今の段階でいる子どもたちで見た平成27年度ベースの中で小学校を新設した場合の中学校との関係図です。
上山中学校がまだ20学級ですので、アのケースの小学校を新設しても中学校が今のままであればこのままでも大丈夫かなと思います。
イでは、新設中学校が小規模校になってしまって適切ではないと思います。
ウでは、適正規模の少ないところに入って来るということで、このように、小学校との関係から見ましても、上山中学校の分離新設を早急に検討する必要はないのではないかというのが事務局の考えでございます。
齋藤委員長
中央区は鳥屋野潟の方で大規模で、新潟島の方は少子化でというように大きく特徴が分かれています。
まず、新潟島になると思うのですけれども、今説明がありましたので、まず、質問がございましたらお願いします。
それでは、審議の方で、4ページの再編案、二葉中学校、舟栄中学校、白新中学校区を対象とした再編案になるかと思うのですけれども、具体的には、5ページの下の方でしょうか。
そこに、二葉中学校、舟栄中学校、白新中学校と3校の中学校が書いてあって、案が1から7まで出ています。
湊の方は登石委員が地元なのではないかと思いますけれども、いかがですか。
登石委員
二葉中学校と寄居中学校の合併の件ですけれども、実を言いますと、今、寄居中学校の1年生は2クラスです。
来年以降はまた3クラス、そして、4クラスになる場合もあります。
あと、建て替えてからそれほど年数もたっておりませんし、通学距離のことも考えますと、できれば、寄居中学校は現状の方がいいのではないかと思っています。
齋藤委員長
それは案の何番になりますか。
登石委員
二葉中学校の案の2になります。
齋藤委員長
ありがとうございます。
事務局、二葉中学校、舟栄中学校、白新中学校を全部くっつけるというのは何番になるのですか。
4番ですか。
朝妻学務課長
舟栄中学校、寄居中学校、二葉中学校を。
齋藤委員長
あと、白新中学校。
朝妻学務課長
白新中学校までというところまでは考えていなかったのですが。
齋藤委員長
そうですか。
では、そこで一応切るということなのですね。
朝妻学務課長
はい。
齋藤委員長
では、二葉中学校、寄居中学校、舟栄中学校の3中学校を1校にするか、今、ご意見があったように、寄居中学校を残すため、案2でどうかということでしょうか。
登石委員
あと、今のところの情報ですけれども、舟栄中学校も近々建て替えをするという情報も入ってきております。
齋藤委員長
校舎の改築やそういうものは審議しないでいくというのが前回の約束だったと思うのですけれども、課長、どうぞ。
朝妻学務課長
校舎の改築ですけれども、参考資料の32ページをご覧いただきたいと思います。
一番上の学校が舟栄中学校です。
近々というお話でしたけれども、舟栄中学校は平成18年にすでに建て替えが終わっています。
その前のページの真ん中が寄居中学校で、ここは平成13年に建て替えたところです。
それから、その下に二葉中学校がありまして、ここは昭和63年に建て替えたという状況です。
比較的どこも新しいという状態でございます。
齋藤委員長
ありがとうございます。
行ってみると、校舎はみんな割合きれいなのです。
学級数で審議してきていますので、よろしくお願いします。
笹川委員
二葉中学校は3クラスなので、これは放置できないという感じがするわけです。
それで、統合の相手方なのですけれども、今ほどご意見があり
ましたが、舟栄中学校、寄居中学校という3校で統合するか、あるいは2校で統合するかという選択になるのだろうと思いますが、1案ですと、寄居中学校も
入って16学級になるわけですけれども、寄居中学校については、先ほど、新潟小学校のところでかなり人数も増えてくるのではないかという説明がありまし
た。
これが寄居中学校へ行くわけです。
それから、今説明がありましたように、寄居中学校が学級増となっていくのではないかという説明もありました。
そういうことを考えますと、現在、9学級ありますので、これはどうしてもどこかに一緒にしなければならないということではないように思うのです。
そういうことを考えますと、二葉中学校と舟栄中学校を統合する、寄居中学校はそのまま残すという案がよろしいのではないかと思います。
齋藤委員長
私の事実認識と少し違うのですけれども、中学校も学校選択を認めているのですか。
朝妻学務課長
基本的には認めていませんが、そのお子さんの状況によります。
例えば、性格的な問題があって、小学校の同じ人間関係の中で過ごさないと問題が起きるのではないかというような教育的な配慮が必要なお子さんについては、そのまま寄居中学校への進学を認めているケースもあります。
ただ、全部が全部行っているかというと、それは違う状態になっています。
齋藤委員長
分かりました。
一応、中学校になると、住民票のある地元の方にというのが原則ですね。
ありがとうございます。
今、案2がいいという意見が出ていますが、案1、案3という方はおられますか。
ご意見がございましたらお願いします。
この辺は大分利害が絡んでいる地区なもので、3校一緒にした方が割合まとまるかなというようにも思うのですけれども。
舟栄中学校と寄居中学校体制にするかということです。
中学校2校を維持するか1校にしてしまうかというところが大きな分かれ道かと思いますけれども、いずれにしろ、二葉中学校は3学級なので、これはなんとしても解決しなければならないと。
案2だけ賛成意見が出ていますが、ほかの委員の方はいかがですか。
積極的な意見が出ないようですが、案2に反対という方はおられますか。
では、案2、二葉中学校は舟栄中学校と統合するという方向でよろしいですか。
ありがとうございます。
それでは、審議を先に進めます。
そうすると今度は小学校の方になります。
畠山委員
白新の問題もあります。
齋藤委員長
白新の問題もありますか。
失礼しました。
6と7のところです。
5ページの下の方、白新中学校を関屋中学校と統合するということ案6、白新中学校、寄居中学校と統合する。
ここは先ほどの舟栄中学校と二葉中学校をくっつけてしまったからこうなってくるのですが、地理的には関屋の方がいいかとも思ったりします。
ただ、少し通学が大変かと思います。
登石委員
今、白新中学校で案6と案7がありますけれども、まず両方とも結局子供の通学路に関しますとけっこう両方とも遠いです。
かなりの距離がありますので、ここのところは見送った方がいいのではないかと思っております。
齋藤委員長
自転車で行くといっても、みんな大きい道路を通過しなければいけないですよね。
登石委員
中学校の通学に関しては、どこの中学も新潟市内は自転車通学にはなっていないと思います。
齋藤委員長
今、現状をよく知ってらっしゃる登石委員からは白新中学校は統合しない方がいいのではないかと。
ですから新潟島は新しく統合した学校と寄居と関屋と白新の4校にするということですね。
そういう案で、白新中学校は7学級で統合しないでおこうというご意見です。
ご意見がございましたら。
白新中学校は統合しないという意見が出ていますけれども、ほかの委員の方はどうでしょうか。
反対という方がおられましたら。
では、なしということで、白新中学校は現状のままでいくということにさせていただきます。
それでは、次に小学校で関屋分水の方の有明台小学校、関屋小学校、鏡淵小学校、白山小学校の再編案と。
杉中委員は多分この辺が地元で詳しいのではないかと思われますが、この案1から案14まであるのですが、この辺、浜浦小学校におられての率直なご意見をお願いします。
杉中委員
できれば最初に口火は切りたくなかったのですが。
浜浦小学校は関屋小学校から昭和10年に分離しました。
有明台小学校は浜浦小学校から昭和30年に分離をして、関屋中学校区ということで3小学校プラス西区の青山小学校の浦山地区から一部生徒が関屋中学校に通っています。
関屋小学校が関屋中学校に、若干通学的には遠いかなという気はしますが、私は地域にいて、それは全然全く耳に入ってきません。
むしろそういう歴史的な経緯があるということで、関屋小学校、関屋中学校という意識といいますか、そういうものが大変根強いということで、地域間の交流もその中学校区で盛んに行われています。
学区をまたいで鏡淵小学校と統合する、そして白新中学校ということよりも、やはり関屋小学校は浜浦小学校、有明台小学校と一緒に統合した方がいいのではないかという、トータルに考えて有明台から見た場合は案2でということがいいかと思っています。
案2と、関屋小学校から見れば案5になるのでしょうか。
齋藤委員長
浜浦小学校に統合すると小学校1校ということになります。
杉中委員
そうですね。
それぞれ有明台小学校も10学級でしょうか。
存続していただければいいのですが、どうしても関屋小学校が6学級ということになりますので、関屋小学校の統合をどうするかということが問題になってくるかと思います。
齋藤委員長
まず、一番最初のこの審議会としては関屋小学校が鏡淵小学校の方にいくか、浜浦小学校の方にいくかということですけれども、昔の関屋村で結束が強いのですよね。
だから、はっきり言うと鏡淵小学校の方へはいけないなという感じがするのです。
鏡淵小学校はまた別ですから、上所の方ですから、地元に行ってみてもそんな感じがするので、関屋小学校が浜浦小学校へという、それでも抵抗がありますよね。
うちから分離したはずなのに何言っているのとなりますよね。
ですが、現状はこうなってしまっているから、関屋小学校から浜浦小学校へという、4番が考えられるのですが、そこに有明台小学校も入れて3校一つにする
か、それとも関屋小学校、浜浦小学校の統合のところで、有明台小学校は現状のままいくということになってくるかと思います。
委員の皆さんどうでしょうか。
案4でどうかということが委員長の原案なのですがよろしいでしょうか。
杉中委員いかがでしょうか。
最初から三つ一緒にするよという方がいいのでしょうか。
杉中委員
有明台小学校10学級ですが、先ほどの東区の山の下小学校8学級だったでしょうか。
そういう例もありますので、できれば有明台小学校はそのまま存続した方がいいのではないかと思っております。
齋藤委員長
案4で反対意見はございますか。
いいですか。
それでは、ここの会議としては、案4関屋小学校と浜浦小学校を統合すると。
そして案1、案2に挙がっています有明台小学校は統合しないとさせていただきます。
それから、今度は鏡淵小学校と白山小学校です。
これは7学級と11学級になっています。
私から質問がありますけれども、鏡淵小学校の7学級は特別支援の通級もたくさんありますけれども、それは入っていないのですよね。
朝妻学務課長
特別支援は入っていません。
通常学級だけで7学級です。
齋藤委員長
7学級なのですが、先生方の研修に行くといっぱい先生がいるもので、だから2倍以上おられるので、そちら担当で施設もそのようにつくってあるのだろうと思います。
これ自身7学級、実際は7学級と言いますが先ほどの新潟小学校と同じで、通ってくる子供たちがいっぱい来ているところですね。
そういうところなので、ここをもし白山とくっつけると、その施設も全部大移動みたいになってくるのだろうと思いますけれども、ここは少し難しいです。
数字だけ見ると白山小学校との統合となるのですが、実際は学校が果たしている機能からいくと、ここは少し違います。
登石委員、この辺についてはどうですか。
登石委員
中学校区のことを考えますと、鏡淵小学校と白山小学校が統合で一緒になればいいとは思うのですが、実を言いますと鏡淵小学校もある町内会によって
は、自治会によっては一つの自治会のところから三つの学校へ通っているところもありますので、そこのことを考えますと距離的には少し厳しいのかということ
もありますし、あと、けっこう大勢子供たちが通ってきますので、そのことを考えますと今の現状維持の方がよろしいかと思います。
齋藤委員長
鏡淵小学校と白山小学校は統合しないと。
現状のままという意見かと思います。
よろしいですか。
上田委員
今、鏡淵小学校が7クラスということは、学年によっては一クラスしかないということですよね。
齋藤委員長
通常学級が、特別支援はたくさんあります。
上田委員
ただ、こうやって残しておくとあとあと大変にならなければと思うのですが。
齋藤委員長
説明は特別支援、通級のセンター的な実際の子供たち、ものすごく貢献している。
だから、現実に西新潟の方の子供たちはみんなここへ通ってくるのだろうと思います。
ここが消えると今度はどうするのと大問題が起こるようになってきます。
齋藤委員
基本的に知識がなくて申しわけないのですが、皆さんの共通認識かどうか、特別支援というものはどういうことで、実際7学級なのだけれども、人数が何人いるのですか。
それがわからないと議論に入っていけません。
申しわけありません。
齋藤委員長
わかりました。
これはどなたに聞けばいいでしょうか。
鏡淵小学校に通級で、学校支援課長ですか。
人数把握していませんか。
今、スタッフは普通の学校より何人多いのですか。
これは教職員課長、行くといっぱいおられますよね。
(
教職員課長)
実際の職員数は持ち合わせていないのですが、学級としましては鏡淵小学校は特別支援学級として情緒障がい学級があります。
その他に通級指導教室として、ことばの通級、聞こえの通級があります。
それから発達障がい通級も一つあります。
齋藤委員長
それからがんセンターの中に入っています。
教職員課長
そうですね、院内学級という学級も二つありまして、がんセンターに入院している子供たちに勉強を教えています。
というように、かなり学級数としては特別支援教育の学級が多くなっています。
齋藤委員長
イメージは湧いたでしょうか。
何人子供が来ているということはすぐ回答できないですが。
齋藤委員
これはすみません、新潟市だけの制度ではなくて、全国的にあるわけですね。
齋藤委員長
これは全国的にあります。
朝妻学務課長
今ほどのご質問は特別支援という言葉に疑問があるのだと思います。
比較的新しい言い方かもしれませんけれども、それまでは障がいのある子供たちに対しての、例えば養護学校とか、そういう言葉でよく言われていた範囲です。
心身とか、発達の中で障がいのある方もいらっしゃるし、さまざまな障がいのある方たち、特別に支援をしなければいけない人たちを対象に、その子の内容に合わせた支援をしようというようなことで、特別支援という言葉が使われています。
そういう中で、今は養護学校というものもありますけれども、各学校に特別支援学級というところがあったり、特に今お話があった鏡淵小学校については、そう
いう特別支援学級は、今ほど聞こえとか、発達障がいという事例がありましたが、さまざまな通級の子供たちに対して支援をする一種のセンター的な機能を持っ
ている学校になっているというように考えています。
齋藤委員長
ここも一応視察してもらうのが。
齋藤委員
わかります、私も幼少のころから知っております。
知っておりますことを前提にして申し上げますけれども、例えばそういうものが見えていないもの、数字に出ていないものを一般の人が理解してもらえるか。
適正規模という話をしているわけです。
もう一つは、そういったもの、これを今回の諮問の問題とは別の問題になってしまうかもしれませんが、そういった教育は専門に同じ施設で同じ学校で、例えば
鏡淵小学校なら鏡淵小学校で教育現場があって、こういう言い方では何ですが、一般の方は例えばこの場合白山に統合するという考え方というのは、非常にしな
い方がいいといいますか、そういう前提に立って話をしなければいけないかどうかという認識なのです。
齋藤委員長
新潟市も国もそうですけれども、ノーマライゼーションという考え方があって、健常児も障がい児も同じところでという大きなものが一つあって、精神障
がいといいますか、知的障がいの子だけの専門のものはありますけれども、それ以外の言葉だとか、病弱だとか、難聴とか、いろいろなものが一緒にできれば、
そしてそこに専門スタッフ、先生を配置して、あちこちの学校から週1回ほど通ってきて教育訓練を受けるという形になっていますので、そういう子だけ集めて
というだけの発想は、今のところ知的障がいの場合だけやっていますけれども。
齋藤委員
わかりました。
ということで、さらにお聞きしますが、では鏡淵小学校と白山小学校が合併をして、その合併をした学校でそういう教育はできないのですか。
また別の発想を考えなければいけないのですか。
今までお聞きしたことに関してはよく理解はしているつもりですけれども。
齋藤委員長
そういう施設を作って機能を持たせてやっていくのに、ものすごい住民の理解を得る膨大な努力をしているのです。
そこがまだノーマライゼーションがきちんと徹底していないということになろうかと思いますけれども、それは住民説明会をきちんとやってみないとわかりませんけれども、なぜ健常なのにそちらに行きなさいというようになるのとか、そういう声が出てくる可能性もありますよね。
ある学校の中に、その校区に住んでいる子供たちのために特別支援学級を作るのと、あちこちから集まってきてたくさんの子供たちが専門教育訓練を受けるとい
うことで合意を得て設置しているわけですけれども、それを今度統合した学校はどこにできるかわかりませんけれども、それは普通の統合以上にハードルがけっ
こうあるのかと理解、見通しとしてはあります。
畠山委員
そうすると、今やれているのは、鏡淵小学校区の方々から特別に理解を得てやっていると。
齋藤委員長
そこに作って合意を得た。
教育委員会が決定してやっているわけですけれども、住民の合意を得ているわけです。
畠山委員
ほかの地区に行くとどうなるかわからないということですか。
齋藤委員長
そこへ持っていくためにどこに設置するかはけっこう大変な問題だと思います。
どこでも気楽にできるわけではないなと。
ここが数字だけでは処理できない問題が出ていると思いますけれども。
笹川委員
今の鏡淵小学校が特別支援学級を持っている小学校ということであれば、やはり普通学級が、今、普通学級と言うのかどうか知りませんが、普通学級が何クラスあるかという、いわゆる適正規模ということの中では同じく論じられないと思います。
ですから、今は特別支援を鏡淵小学校に置いていますが、将来的にはわかりませんよというような話なのか、一応、今後私たちは平成27年度までのことを見ているわけでしょう。
ですから10年ぐらいあるいは、もう少し先ぐらい、あそこを一応のセンター的な機能を持たせる学校にしていくのだということなのか、その辺がしっかりしないとなかなかこれは規模が小さいからどこかで一緒にした方がいいということはなかなか出てこないと思います。
その辺をはっきりさせていただいて、それをもってどうするかという検討にした方がいいと思いますので、その辺はどうなっています。
齋藤委員長
議事進行上ものすごくありがたい意見でした。
一応、これは健常学級だけの数あわせて議論してきた面が強いので、ここへ来て初めてその問題が出会ったので、教育委員会の方針も関係あるよという。
だから健常学級だけだったら統合という論議でスパッといけるのではないかと思います。
そこは12時を回りましたので、また教育委員会でよく話し合っていただいて、この審議会としてもそれは一応除いてということで議論してきていましたから、
もう少し意見の調整なり、方針が必要かと思いますので、今回は一応有明台小学校と関屋小学校のところ、そして浜浦小学校の関連のところ、そこまででストッ
プさせていただいて、それは次回以降、次回まで教育委員会でまとまるかどうかわかりませんけれども、それがまとまらないのであれば豊照、湊、栄、入舟の方
に入るというようにすることで、今日の中央区についてだけまとめ、今日まとまったところまで。
二葉中学校は舟栄中学校と統合する。
白新中学校は統合しないで現状のままいくと。
有明台小学校は統合しない、関屋小学校は浜浦小学校と統合する、ここまで案がまとまったとさせていただきます。
前回の会議よりは大分前に進んできたと思います。
審議にご協力ありがとうございます。
一応ここで区切っていただいて、事務局へお返しします。
大科担当参事
どうもありがとうございました。
今ほど出ておりました視察の件ございますが、改めてご案内を差し上げたいと思います。
なお、次回の審議会でございますが、今月の27日、本日と同じように9時半から行いたいと思います。
今日はどうもありがとうございました。
このページの作成担当
〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3149 FAX:025-226-0030