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市報にいがた 令和元年9月1日 2702号 2面・3面

最終更新日:2019年9月1日

国内最大の文化祭を楽しもう

文化ふっとつ新潟 ロゴマーク

県内各地が会場となる「国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭」。
子どもから高齢者まで、障がいのある人もない人もみんなが楽しめるさまざまなイベントを開催します。
共に感動を分かち合い、交流の輪を広げませんか。

問い合わせ 市役所コールセンター(電話:025-243-4894)

10月26日(土曜)・10月27日(日曜) お香の祭典

公益財団法人お香の会事務局長 三井正昭(みついまさあき)さん

三井正昭さん

趣のある香りを“聞いて”みませんか

 お香とは自然の香りとは別に、物に火を付けたり温めたりして発生させた香りのことで、その匂いを鑑賞することを「香道(こうどう)」といいます。香道は茶道や華道と並ぶ「日本の三大芸道」と呼ばれ、室町時代から今日まで約500年の歴史を持つ伝統文化です。
 香道では、香りを“嗅(か)ぐ”ではなく“聞く”と表現し、香木(こうぼく)を焚(た)いて立ち上がる香りを聞き分けることを「聞香(ききこう)」といいます。何人かで複数のお香を順番に聞き、それが何の香りなのかを当てる「組香(くみこう)」という遊びもあります。
 今回は、一般のお店ではなかなか手に入らない香木の香りを楽しめるほか、香道の二大流派の宗家(そうけ)・家元の指導による本格的なお香席(こうせき)を体験することができます。調合した天然の香料を折り紙で包んで手紙に添える「文香(ふみこう)」つくりのワークショップも用意しています。香りがいざなう優雅な空間をぜひお楽しみください。

香木を焚く様子
香木を焚く様子

乱箱(香道具を入れる箱)
乱箱(みだればこ)(香道具を入れる箱)

開催概要

会場 燕喜館(中央区一番堀通町)
問い合わせ 公益財団法人お香の会(電話:0742-33-6001)

お香のお話、一炷(いっしゅ)聞香体験、文香つくり
時間
 午前10時から午後4時30分
参加費 無料

お香席体験
時間
 午前10時30分、正午、午後1時、午後2時 ※各1時間。26日は御家(おいえ)流宗家、27日は志野(しの)流家元による指導
定員 各回先着50人
参加費 500円
申し込み はがき(〒630-8563、奈良市西ノ京町457薬師寺内)またはFAX(0742-33-6004)で代表者の住所・氏名(ふりがな)・電話番号、希望日時(第2希望まで)、参加人数を同会へ ※参加者には案内を発送

お香席体験の様子

9月22日(日曜)から11月3日(祝日) 新潟大好き 障がい者によるまち歩き

NPO法人スペースBe(ビー)理事長 山嵜勉(やまざきつとむ)さん

山嵜勉さん

障がいがあるからこそ気付くまちの魅力を伝えたい

 モトクロスバイクの事故で頸髄(けいずい)を損傷した影響で、普段から電動車椅子を使用しています。今回のイベントは障がい者のことを一般の方に知ってもらうためのよい機会だと思い、「まち歩きガイド」として参加することを決めました。
 改めて自分で古町のまちなかを巡ってみると、昔あった路面の段差がなくなっていたり、車椅子では無理だと思っていたお店や施設に入れることが分かったりと、今まで知らずにいたまちの様子に気付くことがあります。また、古い建物の外壁の手触りや芸妓さんが踊りを練習する三味線の音など、障がいの有無にかかわらずみんなが楽しめる魅力がたくさんあるので、ぜひ実際に感じてほしいです。
 このイベントは障がいのある人が外に出るきっかけになり、障がいのない人にとっても新たなまちの魅力の発見につながるものだと思います。一緒にまち歩きを楽しんで、お互いに交流を深めてみませんか。

障がい者ガイドによるまち歩き体験会の様子

障がい者ガイドによるまち歩き体験会の様子
障がい者ガイドによるまち歩き体験会の様子

開催概要

集合場所・解散場所 NEXT21・1階アトリウム
問い合わせ 同祭市実行委員会(文化政策課内 電話:025-226-2565)

視覚・聴覚・車椅子の障がい者がガイドとなり、みなとまち新潟の文化を「音」や「におい」で感じるまち歩きを実施します。

日時 9月22日・29日(日曜)、10月14日(祝日)・27日(日曜)、11月3日(祝日)午前10時から正午
定員 各日20人
参加費 500円
申し込み 開催日14日前(必着)までに、はがき(〒951-8550、住所不要)、FAX(025-226-0066)、メール(bunka@city.niigata.lg.jp)のいずれかで、代表者の郵便番号・住所・電話番号・FAX番号・メールアドレス、参加者全員(介助者含む)の氏名(ふりがな)、参加希望日を同実行委員会へ ※「10月14日(祝日)」「10月27日(日曜)」「11月3日(祝日)」は昼食(費用 1,500円)希望の有無、障がいのある人はその種別と介助者・補助犬の有無も要記載。応募多数の場合抽選(開催日10日前までに結果を通知)。関連記事を5面に掲載

11月10日(日曜) 日本舞踊の祭典

公益社団法人日本舞踊協会新潟県支部支部長 日本舞踊市山流七代目宗家 市山七十郎(いちやまなそろう)さん

市山七十郎さん

伝統ある踊りと演奏を気軽に楽しんでください

 日本舞踊は、江戸時代初期に歌舞伎から分かれた「歌舞伎舞踊」が起源とされています。振り付けは曲の歌詞や語りに合わせたものになっていて、お客様に雰囲気を感じていただくため、情景を思い浮かべながら踊るよう指導しています。
 日本舞踊というと「敷居が高い」と思われがちですが、そんなことはありません。今回の公演には全国各地から10団体が参加します。演目ごとにさまざまで華やかな衣装、プロの三味線やお囃子(はやし)(笛・太鼓)の生演奏、歌の披露など、初めてご覧になる方でも十分にお楽しみいただけます。
 公演の最後には「越後獅子」や「相川音頭」など、新潟ならではの親しみのある演目を予定しています。ぜひ気軽に会場へ足を運んでいただき、華やかで伝統美あふれる日本舞踊の魅力をご覧いただきたいと思います。

稽古の様子
稽古の様子

公演の様子
公演の様子

開催概要

会場 県民会館(中央区一番堀通町)
問い合わせ 公益社団法人日本舞踊協会新潟県支部(電話:025-222-8453)
時間 午前11時から午後5時
定員 先着1,200人
参加費 4,000円 ※チケットは会場で販売中

9月16日(祝日)・9月17日(火曜) 天皇陛下 ご来市

 同祭のため、天皇陛下がご来市になります。皇后陛下のご体調に支障がなければ、両陛下おそろいでのご来市となります。
 開会式ご臨席のほか、新潟ふれ愛プラザ(江南区亀田向陽1)などを訪問される予定です。ご訪問先などは原則として立ち入りが制限されます。お出迎えやお見送りを希望する人は付近の沿道に集まってください。

問い合わせ 県行幸啓本部総務班(県秘書課内 電話:025-280-5006)
※関連記事を4面に掲載

  ご訪問施設、ほか
16日 新潟駅
ホテルオークラ新潟
朱鷺メッセ
ホテルオークラ新潟
17日 ホテルオークラ新潟
新潟ふれ愛プラザ
ホテルオークラ新潟
新潟日報メディアシップ
新潟駅

まだまだ 催しふっとつ!

本市で開催される主な公演やイベントを紹介します。
※このほか別冊情報ひろば3面にも催しを掲載

イベント名 日時・料金 会場 内容 問い合わせ
バスなか美術館 9月15日(日曜)から10月26日(土曜)
午前6時30分ごろから午後8時ごろ
※土曜・日曜、祝日・休日午前7時30分ごろから
参加費 バス乗車料金
市内
連節バス車内
新潟交通連節バス「ツインくる」内で障がい者アートの展示を行います。 同祭市実行委員会(障がい福祉課内 電話:025-226-1249)
柾谷藝術(まさやげいじゅつ)ロマン小路
-二〇一九秋日(にせんじゅうきゅうしゅうじつ)展-
9月15日(日曜)から11月30日(土曜)
参加費 無料
柾谷小路(中央区) 本市の顔である古町「柾谷小路」に面している金融機関などのショーウインドーに障がい者アート作品を展示し、文化が感じられる空間を演出します。 同祭市実行委員会(障がい福祉課内 電話:025-226-1249)
デーモン閣下の邦楽維新Collaboration(コラボレーション)
妖気爛漫(ようきらんまん)!坂口安吾
10月3日(木曜)午後7時から午後9時30分
参加費 6,000円
※チケットは会場で販売中
りゅーとぴあ(中央区一番堀通町) 本市出身の作家・坂口安吾の「桜の森の満開の下」をデーモン閣下の朗読・歌唱と邦楽器を中心に、洋楽器&サンドアートがコラボレーションする斬新な公演です。 同祭市実行委員会(文化政策課内 電話:025-226-2565)
邦楽の祭典 10月20日(日曜)午前11時から午後7時
参加費 1,000円
※チケットは9月3日(火曜)午後1時から会場で販売
県民会館(中央区一番堀通町) 箏(こと)・三絃(さんげん)・尺八を中心に全国の演奏家・愛好家21団体が一堂に会し演奏を披露します。地元新潟の演奏家が會津八一の和歌を歌詞とした新作を初演するほか、県内高校の箏曲(そうきょく)部や市ジュニア邦楽合奏団も出演します。 県邦楽連盟・武藤祥圃(しょうほ)
(電話:090-5823-8364)
洋舞踊ダンスフェスティバル 11月3日(祝日)午後2時から午後5時30分
参加費 S席2,500円、A席2,000円、自由席1,500円
※チケットは会場で販売中
県民会館(中央区一番堀通町) 全国から参加する8団体によるクラシックバレエ・モダンダンスの作品を発表します。県内の団体による創作バレエ「角兵衛獅子(かくべえじし)」のほか、新潟交響楽団の演奏によるモダンダンス「新潟讃歌『水の物語』」を上演します。 県洋舞踊協会(電話:025-266-7945)

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