市報にいがた 令和4年1月16日 2759号 4面
最終更新日:2022年1月16日
中原八一市長が行く 八区魅力発見(16) ~西区編~
近距離で地域の魅力を再発見する「マイクロツーリズム」が注目を集めています。今回は西区を訪れました。
今回の見どころは?
大野町商店街にある小山呉服店で貴重な資料を見せていただき、小山佳子(よしこ)さんから「大野町は中ノ口川の舟運で栄えた川湊(みなと)で、米や木材、綿が集まる場所でした。うちの店は昔、米の仲買もしていたようです」とお聞きしました。
小山呉服店。左から同店の小山佳子さん、中原市長、まち歩きガイドの西原靖臣さん
商店街を歩くと土手に向かう小路が多くあり、川が生活の中心であったことを思わせます。まち歩きガイドの西原靖臣(やすおみ)さんから「当時は船に乗って客が集まり、市場や料理屋が栄え、芸妓(げいぎ)さんの姿も多く見られました」とお聞きました。
旧梅八造船所では、小林紘大(こうだい)さんが「曽祖父が最後の船大工で、運搬船『コウレンボウ』を作る姿を覚えています。設計図はなく、職人技で作っていたそうです」と話してくれました。
旧梅八造船所に昔の木船が残っていました。作業場には、船が直接川に出られるように大きな扉が付いています
3人のお話から川湊で繁栄した大野町の歴史を知ることができました。
ほかにはどこを訪れましたか?
新潟交通電鉄跡地の遊歩道「オレンジロード」を訪ねました。近隣の塀を「あおぞらギャラリー」と名付け、黒埼中学校美術部などの絵を展示しています。
皆さんも歴史の残る大野町周辺のまち歩きを楽しんでみませんか。
オレンジロードは大野町から青山までをつなぐ全長6.3キロメートルの自転車歩行者専用道路。ウオーキングにお薦めです
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