市報にいがた 令和5年11月19日 2803号 5面

最終更新日:2023年11月19日

連載 未来への扉(3)

 図書館司書がお薦めする、子ども・子育て世代向けの本を紹介します。

問い合わせ 亀田図書館(電話:025-382-4696)

『ももいろのきりん』

作:中川李枝子 絵:中川宗弥
出版社:福音館書店
発行年:1965年
市内図書館所蔵数:33冊

ももいろのきりん

あらすじ

 お母さんから大きな桃色の紙をもらった「るるこ」は、その紙で世界一きれいな桃色のキリン「キリカ」を作ります。最後に目と口を描くと喋り始めるキリカ。るることキリカは一緒に遊びます。次の日、キリカは雨にぬれ、色あせてしまいました。
 るるこはキリカをきれいな桃色に戻すために、キリカと「クレヨン山」まで向かうことに。クレヨン山にすむ動物たちと出会い、大冒険が始まります。

おすすめポイント

 「自分の作ったものが動き出したら…」と子どもの頃に一度は思う夢が形となった物語です。桃色が映えるダイナミックな挿絵は、登場人物を生き生きと描いていて、今にも飛び出してきそうです。
 元気で一生懸命な「るるこ」と「キリカ」が大冒険を繰り広げる姿を見ていると、元気をもらえます。小学生になる前の初めての物語の1つとして、最初は子どもに読んであげながら、ぜひ家族で一緒に楽しんでください。

イラスト

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