市報にいがた 令和6年10月20日 2825号 1面・2面
最終更新日:2024年10月20日
朝ご飯食べてる?
- 目標 3:すべての人に健康と福祉を
- 目標 4:質の高い教育をみんなに
- 目標 17:パートナーシップで目標を達成しよう
子どもたちが今だけでなく、生涯健康であるために、朝ご飯はとても大切なもの。朝ご飯を食べると体に良いことがたくさんあります。今号では、朝ご飯を食べるメリットや朝ご飯レシピなどを紹介します。
問い合わせ 子どもの健康について…保健給食課(電話:025-226-3206)
食育について…食と花の推進課(電話:025-226-1802)
朝ご飯を食べる子どもが減ってる!?
新潟市「生活学習意識調査(平成30年から令和5年)」
朝ご飯を毎日食べていると学力や体力が高い!?
学力
朝ご飯の状況と教科調査平均正答率の比較
文部科学省「全国学力・学習状況調査 中学生(令和6年度)」
体力
朝ご飯の状況と体力テスト合計点の比較
スポーツ庁「全国体力・運動能力、運動習慣等調査 中学生(令和5年度)」
朝ご飯の大切さをアルビレックス新潟の選手が紹介します
堀米(ほりごめ) 悠斗 選手
宮本 英治 選手
選手写真提供:アルビレックス新潟
毎日食べよう! 体づくりに大切な朝ご飯
朝ご飯を食べると良いことがたくさん!
脳と体が目を覚ます
睡眠中は体温が低く保たれ、脈拍も減少しています。朝ご飯を食べると、胃や腸などが動き、体温が上昇して、脳と体が活動を始めます。
便秘の予防
胃の中に食べ物が入ると大腸が動き、排便を促します。朝ご飯を食べることで、排便のリズムがつくられ、便秘の予防になります。
体を動かすエネルギーになる
体は寝ている間もエネルギーを消費します。起床時にはエネルギー不足になっているので、朝ご飯でエネルギーを補充する必要があります。
体温維持の効果
朝ご飯を食べることで、体温が上昇した状態を維持することができ、また体のリズムが整うため、やりたいことを充実して行うことができます。
良質な睡眠
朝ご飯を食べて、十分な栄養を摂取できると、質の良い睡眠を促すホルモンがつくられ、夜ぐっすり眠れます。
長谷川 元希(もとき) 選手
忙しい朝には手間のかからない朝ご飯を
Q. 時間がない朝、メニューを考えてる暇なんてない…
A. 筋肉や骨の材料になるたんぱく質は卵やハム、納豆で、体の調子を整えるビタミンやミネラル、食物繊維などは野菜のスープやみそ汁で取るのが手軽でお薦めです。
Q. 毎朝同じようなメニューで、子どもが飽きてる…
A. 前日の残りのスープに、卵やカット野菜、チーズなどを加えてアレンジしたり、トーストにのせる具材を変えたりして、手間をかけずにメニューをアレンジしてみましょう。
忙しい朝にお薦め 簡単朝ご飯メニュー
前日に漬け込み朝は焼くだけ
トマトフレンチトースト
材料(2人分)
- 食パン(6枚切り) 2枚
- A
・卵 2個
・牛乳 大さじ4
・粉チーズ 大さじ3強
・トマトジュース(無塩) 大さじ4
・黒こしょう 少々
- オリーブオイル 大さじ2分の1
- ウインナー 2本
作り方
- パンを1枚当たり4等分に切る。Aをよく混ぜ合わせて、ビニール袋やタッパーに入れ、パンを浸す。冷蔵庫に入れて一晩寝かす。
- フライパンにオリーブオイルを引き、1.と半分に切ったウインナーを入れ、中火で焼く。
- パンの両面とウインナーに焼き目が付いたら、皿に盛り付ける。
包丁を使わず簡単
餅入りとろたまスープ(ご飯でもOK)
材料(1人分)
- 豆苗 20グラム
- 切り餅 1切れ(ご飯なら茶わん1杯)
- 卵 1個
- コンソメ顆粒 小さじ1弱
- 熱湯 150ミリリットル
- 焼きのり 4分の1枚
作り方
- 豆苗をキッチンばさみで食べやすく切る。
- 深めの器に水で濡らした切り餅を入れ、ラップをして電子レンジ(500ワット)で40秒加熱する。ご飯の場合は器に入れる。
- 2.に生卵を落とし、豆苗とコンソメ顆粒を加え、熱湯を注ぐ。ふたをして卵が半熟になるまで待つ。
- 焼きのりを手で細かくちぎって散らす。
奥村 仁(じん) 選手
朝ご飯の大切さを学びました
濁川中学校3年生
佐藤 凪(なぎ)さん
6月に日々の朝ご飯を考える活動をしました。校内の調査で、濁川中学校は毎日朝ご飯を食べている人の割合が、新潟市の中学生全体の割合よりも、やや低いことが分かりました。また、朝ご飯を食べない日がある人は起床時間が遅い傾向があることが分かり、朝ご飯と睡眠の大切さについて、みんなで話し合いました。講演をしてくださった大学の先生からは、朝ご飯には豆製品を食べるのが大事ということを教わりました。私たちの体づくりに重要なので、できるだけ質の良い朝ご飯を食べていきたいです。
食育授業の様子(同中学校)
アルビ選手出演の動画配信中
朝ご飯や健康づくりをテーマにした取り組みを、アルビレックス新潟と連携して進めています。
吉満(よしみつ) 大介 選手