市報にいがた 令和7年1月5日 2830号 4面
最終更新日:2025年1月5日
令和6年能登半島地震から1年
市内で甚大な被害をもたらした令和6年1月1日の地震から1年が経過しました。
今後の災害に備えた取り組みや申請期限が近づいた支援制度を紹介します。
新潟市防災マスコット
キャラクター
「ジージョ」「キョージョ」
災害初期対応検証報告書を公開
地震発生から3月末までの市の災害初期対応について検証した報告書を、新潟市ホームページで公開しています。市民の皆さんからのご意見を踏まえ、改善に向けた取り組みを検討し、次の災害に備えるための検証結果を取りまとめました。
検証結果を踏まえて、地域防災力のさらなる向上に取り組み、「安心・安全で災害に強いまちづくり」を進めていきます。
※報告書は市政情報室(市役所本館)、区役所でも閲覧可
問い合わせ 危機対策課(電話:025-226-1146)
主な検証結果
項目 | 課題・問題点 | 改善に向けた今後の取り組み |
---|---|---|
情報の受発信 | 速やかな情報収集体制が不足 | ・対応する配備人員の見直し ・災害情報収集のデジタル化 |
避難行動 | 平時における周知不足 | ・ハザードマップや避難所開設基準の周知 ・避難行動の周知と防災意識の啓発 |
避難所などの運営 | 避難所開設時の混乱 | ・避難所運営について平時からの意識啓発 ・鍵ボックスの設置 |
被災者支援 | 大規模災害に対応する被災相談窓口体制が不十分 | ・災害規模に応じた窓口体制の再整理 |
生活再建に向けた個別訪問を実施
被災した人が安心して生活再建できるよう、被災世帯の状況に応じて、個別訪問や電話などで困り事を聞き、必要な制度・サービスを案内しています。
個別訪問を希望する人は気軽に連絡を
開設時間 月曜から金曜 午前9時から午後5時 ※祝日・休日除く
問い合わせ 新潟市ささえあいセンター(電話:025-378-1765、FAX:025-378-1764)
避難所などへ鍵ボックスの設置
災害発生当初の混乱期に、避難所の開設をスムーズに実施するため、避難所鍵ボックスの設置を進めています。夜間・休日に大規模な災害が発生したときでも、市職員や施設管理者などを待たずに、地域の代表者が暗証番号式の鍵ボックスから鍵を取り出し、入り口を開けて避難所に入ることができるようになります。
また、津波災害警戒区域(発災から120分未満で津波が到達する地域)や同区域に隣接する避難所などには、遠隔操作に対応した鍵ボックスの整備も進めています。津波警報などが発令された場合は、特に緊急性が高く、速やかに避難所を開設する必要があります。全国瞬時警報システム(Jアラート)と連動して自動で鍵ボックスが開き、避難してきた人が鍵ボックスから鍵を取り出すことができるようになります。
問い合わせ 防災課(電話:025-226-1143)
暗証番号式鍵ボックス
警報連動式(遠隔操作可能)鍵ボックス
津波災害警戒区域は、総合ハザードマップの津波ハザードマップで確認しましょう。
※総合ハザードマップは新潟市ホームページに掲載
生活再建のための支援制度は早めの申請を
下記の支援制度は、申請などの期限が近づいています。期限までに必要書類を準備し、申請してください。
※支援制度の利用には、り災証明書が必要。各支援の対象、金額など詳しくは新潟市ホームページに掲載
支援制度 | 申請期限 | 問い合わせ先 |
---|---|---|
災害援護資金貸付 | 1月31日(金曜) | 福祉総務課(電話:025-226-1169) |
被災者転居費支援 | 3月31日(月曜) | 住環境政策課(電話:025-226-2821) |
水道料金・下水道 使用料の免除 |
3月31日(月曜) | 水道料金について…水道局コールセンター(フリーダイヤル:0120-411-002) 下水道使用料について…下水道部経営企画課(電話:025-226-2959) |
国民健康保険・ 後期高齢者医療・ 介護保険保険料の減免 |
3月31日(月曜) | 国民健康保険…保険年金課(電話:025-226-1085) 後期高齢者医療…同課(電話:025-226-1081) 介護保険…介護保険課(電話:025-226-1269) |