北朝鮮による拉致問題の解決に向けて
最終更新日:2021年6月5日
拉致問題解決に向けた市長メッセージ
市民の皆さまへ
北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの父滋さんがご逝去され、6月5日で1年が経ちました。
昭和52年11月15日、新潟市で中学校1年生のめぐみさんが突然、消息を絶って以降、滋さんは必死の捜索活動を続け、情報の提供を呼びかけてこられました。
その後、これが北朝鮮による拉致であると報道された平成9年に、滋さんは「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」を結成し、その代表として、全国で署名活動や講演を精力的に行い、めぐみさんをはじめ、拉致被害者を取り戻すための救出活動を続けてこられました。この滋さんらの行動が一部拉致被害者の帰国につながったと考えています。
先日、救う会新潟、大澤孝司と再会を果たす会から、全ての拉致被害者の早期帰国や大澤孝司さんら特定失踪者などを拉致被害者として認定するよう政府に働きかけることなどの要望書をいただきました。
新潟市としても、毎年、「忘れるな拉致 県民集会」やビデオ上映会などを開催するとともに、国に対しても、拉致問題の全容解明と拉致被害者全員の一刻も早い帰国の実現を強く要請してまいりました。
現在、各区で順次拉致問題パネル展を開催しており、中央区シネ・ウインドでは横田めぐみさんとご家族の苦悩を描いた映画「めぐみへの誓い」が上映中です。
ぜひ、パネル展や映画をご覧いただき、拉致問題を考える機会にしていただければと思います。
めぐみさんが拉致されてから、44年もの歳月がたとうとしています。拉致被害者のご家族の皆さまの高齢化は深刻であり、一刻の猶予もありません。拉致被害者を取り戻すまで私たちは絶対に諦めない。この思いを市民の皆様と共有し、共に声をあげ続けていきましょう。
令和3年6月5日
新潟市長 中原 八一
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