新潟市12次産業化(田園資源活用)優良事例表彰2018 受賞者を決定しました!
最終更新日:2019年11月28日
12次産業化(田園資源活用)優良事例表彰2018の表彰式が3月29日(金曜)に行われ、優良事例賞1件と奨励賞3件について、中原市長から表彰状の授与と記念品が贈呈されました。
新潟市12次産業化(田園資源活用)優良事例表彰2018 表彰式
日時
平成31年3月29日(金曜)午後2時
場所
新潟市秘書課
12次産業化優良事例表彰2018 表彰式のようす
受賞者と取組の紹介
優良事例賞
株式会社 U・STYLE
「鳥屋野潟を活用した豊かな水辺空間の創造と魅力発信」
田園資源×交流
事業の概要
近郊の自然栽培農家の農産物や加工品の販売や自然を活かしたワークショップ等を行う「潟マルシェ」や、鳥屋野潟周辺のレストランによるコラボレーションメニューの提供や潟でとれた魚料理を味わう「とやの潟ウィンターキッチン」の開催、小学生以下の親子を対象に鳥屋野潟の自然の楽しみ方を伝える「とやの潟アウトドアピクニック」など、鳥屋野潟を拠点に、その土地ならではの人やモノの魅力を食や体験を通して発信する取り組みを行っています。
事業の理念・コンセプト
土地の文脈を引き継ぎながら「エシカル&クラフトライフ」をコンセプトに、その土地の人やモノの魅力を引き出し、それを楽しむ機会を生み出したり発信することにより、より豊かで創造的かつ環境に配慮した水辺空間を創る。
動機・思い
鳥屋野潟にはかつて農業・漁業や食を中心とした潟と人の豊かな接点があったことを知り、それを冊子にして毎年発行する中で、今の時代にあった潟と人の接点を創出したいと思い取り組みを始めました。
評価ポイント
鳥屋野潟周辺の農商工が学校も含め、年間を通じて潟を利用した土地の魅力を楽しむ取り組みを行い、若者や都市生活者を呼び込んでいる。また、交流だけでなく、SDGsも視野に社会貢献となる取り組みを図っており、新しいコミュニティビジネスとしてモデルケースとなりうる。
奨励賞
株式会社 JR新潟ファーム
「『新潟しゅぽっぽ』による地域ブランド向上と観光流動創造」
田園資源×交流
事業の概要
JR東日本グループと市内の農業者が新潟市の国家戦略特区の特例制度を活用し設立した農業生産法人において生産した酒米を、県内の酒造と連携し日本酒や甘酒に商品化。
米づくりから酒造り、飲み方までつながる「新潟日本酒文化」を通じた地域ブランドの向上と観光流動創造の取り組みを行っています。
事業の理念・コンセプト
地元生産のお米を使った日本酒と鉄道を絡めた各種イベントを継続して行うことで、新潟の「ファン」づくり、ひいては地方創生の一助となることを目指す。
評価ポイント
農業と酒蔵の連携にとどまらず、事業者の特性を活かした観光や交流イベントを通じ地域の産業に貢献している。
奨励賞
NPO法人 新潟水辺の会
「鳥屋野潟の五方良し・がってん(潟再生・発展)事業」
田園資源×環境・教育・交流
事業の概要
鳥屋野潟の環境改善と湖面の利用拡大に向け、湖畔で空芯菜の栽培や潟茶(空芯菜でつくったお茶)などの加工販売、マコモやシジミの定着試験、間伐竹を活用したいかだづくりなど多様な取り組みを、地元の漁業者有志、コミュニティ協議会、元シェフ、潟研究者、地元の小中学校や専門学校などと連携して実施し、鳥屋野潟の持続的な活用を図っています。
事業の理念・コンセプト
鳥屋野潟の環境再生・活用発展を図る「五方良し(=潟利用者良し・漁業良し・住民良し・環境良し・子ども良し)」の事業を開発し、鳥屋野潟を地域づくりの有用な資源とする「潟文化地域づくり」の実現を目指す。
評価ポイント
鳥屋野潟の水質浄化と潟の栄養分を利用した作物の生産を両立させるユニークな取り組みである。
また、地元中学生等の環境教育に貢献している。
奨励賞
株式会社 曽我農園
「園芸福祉農園に向けた取組」
田園資源×福祉
事業の概要
障がい者福祉施設と連携し、障がい者の就労訓練としてトマトの選果や包装等の作業を委託しているほか、トマトラーメンなど福祉施設の商品づくりに協力しています。
障がい者の受け入れにより農作業の合理化につながる気づきが得られるなど、互いにwin-winな関係となっています。
事業の理念・コンセプト
選択と集中により経営の基盤強化を図るとともに、将来的には障がい者の直接雇用のほか体験農園や貸し農園等の事業展開も目指す。
評価ポイント
経営の継続性を見据えたうえで農福連携に取り組んでおり、将来に向けたビジョンもはっきりしているので、今後の事業展開が期待される。
過去の受賞者
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