農業DX・SDGsモデル事業の採択者の取り組みを紹介します
最終更新日:2022年11月9日
本市では、持続可能な農業を実現するため、農業DXの活用によって生産性・収益性向上を図る取り組みや、SDGsに繋がる環境負荷低減の取り組みを行う農業者等を支援しています。
今回は、本事業に採択された事業者の取り組みについて紹介します。
水はけの悪い水田土壌でのサツマイモ栽培
事業名
「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材(肥料原料)を活用した水田転作サツマイモ栽培と化学肥料の使用削減
実証内容
過湿な土壌環境に対する植物の耐性向上や土壌環境改善が期待できる「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材を使用して、大規模な排水対策工事を行わずに、かつ、化学肥料の使用を削減しながら水田で行うサツマイモ栽培
取り組みの様子
10月上旬、「ビール酵母細胞壁」由来の農業資材を使用したサツマイモ栽培実証に取り組む農家の1人、帆苅亮太さん(北区在住)のほ場で収穫作業が行われました。
一般的に、サツマイモは水はけのよい土壌でしか育たないとされているため、水田土壌での生産は難しいとされています。そのため、本実証が成功すれば、水田転作における作物選択の自由度が高まり、広大な水田面積を有する本市において園芸導入の一助となることが期待されます。
帆苅さんにお話を伺うと、「サツマイモを見てみると、畑で育てたものと遜色のない出来だと思う。水田だった場所でも、今回の方法であればサツマイモ栽培ができることを証明できた。」と笑顔で語っていました。
本市では、引き続き、持続可能な農業の実現に向けて、農業者等の皆様を支援していきます。
ほ場の様子
サツマイモを手にした帆苅さん
収穫したサツマイモ
参考
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