認知症とは

最終更新日:2021年11月11日

認知症とは

認知症とは、脳に起きた何らかの障がいによって、いったん獲得された認知機能が低下し、日常生活を送ることが困難になる病気です。
その中で、18歳以上、65歳未満で発症した場合を「若年性認知症」といいます。

認知症の種類

認知症の種類には、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。
また、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫などが原因で認知症のような症状が出ることがあり、その場合は早期の治療で回復する可能性があります。

認知症の症状について

認知症の症状は、「中核症状」と「行動・心理症状」の大きく2つに分けることができます。
中核症状は、原因となる病気の違いで、程度の差はありますが、共通して現れる症状です。「記憶の障がい」・「見当識障がい」・「実行機能障がい」などです。
周辺症状は、ご本人の状況や周囲の環境で、現れ方に個人差があります。「抑うつ気分」・「不安・焦燥」・「妄想」・「徘徊」・「暴言」などです。
以下に症状の例を挙げます。

中核症状

記憶障がい

新しいことが覚えられない、体験や出来事を忘れるなど。
認知症による記憶障がいは、老化による「もの忘れ」との区別が難しいものですが、もの忘れが「体験の一部を忘れる」、「忘れたことを自覚している」のに対し、「体験そのものを忘れる」、「忘れたことが自覚できない」などは、認知症による記憶障がいの症状です。


老化によるもの忘れと認知症による記憶障がいの違い

見当識障がい

時間や場所がわからない、今日が何月何日かわからない、近所で道に迷うなど。

実行機能障がい

段取りが立てられない、料理ができなくなるなど。

行動・心理症状

抑うつ気分

やる気がなく気分が落ち込むなど。

意欲の低下

物事に興味・関心がなくなるなど。

不安・焦燥

不安が強く落ち着かない、イライラしているなど。

妄想

物を置いた場所を忘れて、盗まれたと思い込むなど。

徘徊

目的の場所がわからなくなり、歩き回ったりすることがあるなど。

軽度認知障がい(MCI)とは

約束をよく忘れるようになる、服装に関心がなくなる、会話が少なくなるなどの変化は、認知症を発症する前の軽度認知障がい(MCI)の現れで、認知症予備群に該当します。この段階で予防に努め、適切な対処をすることで、認知症の発症を防いだり、進行を遅らせることもできます。
できるだけ早くかかりつけ医、地域包括支援センターに相談しましょう。


時間の経過による認知機能の変化

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