感染症発生動向調査について(詳細)
最終更新日:2024年5月22日
感染症発生動向調査の対象となる感染症
全数の届出を求める「全数把握対象感染症」とあらかじめ指定された定点医療機関で診断された患者数の報告を求める「定点把握対象感染症」が定められています。
区分 | 類型 | 届出 |
---|---|---|
全数把握感染症 | 一類から四類感染症 | 診断した医師は直ちに届出 |
五類感染症の一部 | 診断した医師は7日以内に届出 | |
新型インフルエンザ等感染症 | 診断した医師は直ちに届出 | |
定点把握感染症 | 五類感染症の一部 | 診断した医師は週報(一部の感染症は月報)で届出(定点医療機関) |
新潟市の定点医療機関
感染症患者の発生状況の調査や、病原体調査のための検体の採取・提供に協力してもらう医療機関はあらかじめ指定されています。患者情報を把握するための定点は「患者定点」といい、小児科定点、インフルエンザ定点、眼科定点、性感染症定点、基幹定点の5種類があります。病原体情報を把握するための定点は「病原体定点」といいます。
定点種別 | 患者定点数 | 病原体定点数 |
---|---|---|
小児科定点 (インフルエンザ定点を兼ねる) |
16 | 3 |
インフルエンザ定点 | 9 | 2 |
眼科定点 | 5 | 1 |
性感染症定点 | 6 | 0 |
基幹定点 | 1 | 1 |
警報・注意報
流行の早期把握が必要な疾病について、迅速に注意喚起を行うことを目的に警報・注意報が発信されます。定点医療機関あたり患者報告数の注意報開始基準値及び警報開始・警報終息基準値は、それぞれの疾患によりその数値が決められています。
感染症 | 警報レベル 開始基準値 |
警報レベル 終息基準値 |
注意報レベル 基準値 |
---|---|---|---|
新型コロナウイルス | - | - | - |
インフルエンザ | 30 | 10 | 10 |
咽頭結膜熱 | 3 | 1 | - |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 8 | 4 | - |
感染性胃腸炎 | 20 | 12 | - |
水痘 | 2 | 1 | 1 |
手足口病 | 5 | 2 | - |
伝染性紅斑 | 2 | 1 | - |
ヘルパンギーナ | 6 | 2 | - |
流行性耳下腺炎 | 6 | 2 | 3 |
急性出血性結膜炎 | 1 | 0.1 | - |
流行性角結膜炎 | 8 | 4 | - |
基準値はすべて定点あたりの報告数です。
病原体検査
病原体定点医療機関などから送付された検体は新潟市衛生環境研究所で検査を行い、検出された病原体についての情報を国へ報告しています。
関連リンク
国立感染症研究所感染症情報センター(外部リンク)(外部サイト)
このページの作成担当
本文ここまで