教員を志す人へ
最終更新日:2024年12月23日
学校園で働く魅力~表彰された皆さんの学校・子どもたちへの思い~
令和6年10月2日(水曜)新潟市教育委員会表彰の表彰式を行いました。
表彰された皆さんから、これまでの経験を踏まえて、学校園で働くことの魅力を語っていただきました。
令和6年度 新潟市教育委員会表彰 表彰式
「工夫は無限」
教員の仕事の最大の魅力は「工夫が無限」な点です。私はこれまで、持久走で自分の身体と対話できるように心拍数計を活用したり、都道府県に詳しくなるために手作りパンフレットを都道府県知事に送ったりするなど、目の前の子どもたちの学びをデザインする、クリエイティブな仕事を心がけてきました。
思い通りにならないこともたくさんありますが、これまで出会ってきた子どもたち、保護者の方々、地域の方々、同僚や私を支えてくれる方々に胸を張れる仕事をこれからも続けていきます。
「子供の笑顔が元気の源」
私が大切にしていることは、全ての授業で子どもが「わかった!」や「できた!」をたくさん体験できるように、子供に寄り添って一緒に考えたり、仕掛けや手立てを講じたりしていることです。一緒に考えることで子供が笑顔になるとやりがいを感じます。
教員は、子どもの笑顔から毎日元気をもらい、楽しい日々を送ることができます。子どもから学ぶことも多く、成長し続けることができる素晴らしい職業です。
「未来を担う子どもたちのために」
私が大切にしていることは人のつながりです。子どもも大切な一人の人間として尊重し、相手を大切に思う関わりを大事にしてきました。そして、よい時だけでなく、うまくいかない時のことも大切にしてほしいと考え、子どもと向き合っています。教師は、子どもの喜びや成長を自分のことのように感じることができる職業です。また、仲間と共に未来を担う子どもたちを育てていくやりがいのある仕事だと思います。
「一緒に未来の花を咲かせましょう!」
どの子どもたちも、未来に大きな花を咲かせようとしています。
教師という存在は、その子どもたちに知らず知らずのうちに影響を与えます。何を教えたか、どう教えたかよりも、「どう関わったか」が大切だと思います。そのために求められる教師の役割は、子どものそばに立ち、共に学び、共に前に進むことだと考えます。新潟市の教育を通して、共に大きな花を咲かせてみませんか。
「子どもたちの将来を見据えた支援」
特別支援教育に携わり、様々な困難をもつ子どもたちとかかわる中で、まずは子どもや保護者の気持ちに寄り添い、話をよく聴き、受け止めるようにしてきました。その上で、将来の生活を見据えてその子が今どんな力を付ければよいかを考えて、支援しています。
気持ちを受け止めること、将来に向けて支援を考えること、チームで支援すること。それがこの仕事をする上で私が大事にしてきたことです。このように、子どもたちにかかわる中で成長した姿や笑顔から、日々パワーをもらい幸せを感じています。
「最高の自分になるために」
教師の魅力は、ずばり「生徒とともに学び続けることができる」ことです。授業がうまくなりたい、生徒にとって安心・安全な学校を創りたい、特色ある魅力的な学校を生徒と共に創りたい。これらの「〇〇したい」に向かうためには、私たち教職員は常に学び続ける姿勢が求められます。生徒と共に、なりうる最高の自分になるために、挑戦を楽しむことができる、キラキラ輝いた教職員、社会人を目指してみませんか?
「思いが伝わった時の感動が私のやりがい」
生徒とすれ違う時は必ず挨拶をすること、授業だけでなく日々の何気ない会話を大切にして、ラポートをとることを心がけています。生徒は、中学校3年間で、授業・行事・生徒会活動など様々な場面で成長します。日々の何気ない会話や行動からその成長を実感できたとき、うれしく思い、教師をしていて良かったと感じます。大変なことはもちろんありますが、その分思いが伝わった時の感動は大きく、本当にやりがいのある仕事です。
「ワクワクがあふれる素敵な職業!」
みなさんは「ワクワク」していますか?「ワクワク」こそが自分を動かす原動力!自分の好きなこと、得意なことをとことん考えると自然と「ワクワク」してきますよ!
教員には様々な仕事があります。授業をはじめ、学級経営、学校行事、生徒会活動、クラブ活動。どの仕事も一生懸命やることは大事ですが、すべて100点満点である必要はありません。自分が好きなこと・得意なことで自分にしかできないことができれば最高!そのためには自分が一番「ワクワク」してみることです!
「私を突き動かす力とは」
中学校で教員生活が始まり、特別支援学校、それから病弱・身体虚弱特別支援学級・院内学級と勤めてきました。一人の生徒が学び、育つということは、生徒本人を中心に家族や同僚、医療スタッフ、福祉や行政の関係者、時には地域の方々が一緒になって向き合い関わることだと心から実感するようになりました。そんな中、ほんのわずかな心身の成長やできることの獲得が、日々この上ない喜びとなり、私を突き動かす力となっています。「子どもたちは私の大きなエネルギー」
私の一番の喜びは、目の前にいる子供たちが「なるほど!分かった!できた!難しいけど頑張りたい!」と思えた瞬間に立ち会い、その思いを共有できることです。試行錯誤の毎日ですが、この瞬間の子供たちの表情や仕草、つぶやきは次への大きなエネルギーであり、多くの学びを与えてくれます。
「私の楽しみとは」
教師という仕事は、たくさんの子どもたちと出会います。その日々の中で、子どもたちが、時には笑顔で、時には歯を食いしばり、時には涙を流しながら、少しずつ、そして着実に成長する様子をすぐ近くで見守ることができました。今、私がとても楽しみにしていることは、大人になった教え子たちと会って、語り合う時間です。想像もできない世界で、私が経験したことのない課題に向き合う彼らと語り合うことで、自分自身の世界まで広がったような気持ちになれます。子どもたちとのかかわりは、3年間で終わるものではない、ということです。こんな出会いができる教師という仕事を、私は心から愛し、楽しんでいます。
「子どもたちの成長を支える存在・自分も成長し続ける教員でありたい」
子どもたちの「できなかったこと」が「できる」に変わる瞬間を目の当たりにした時、自分自身も「できなかったこと」を「できる」に変えたい勇気をもらいます。子どもたちの成長を間近で感じ、感動できる、子どもたちと一緒に自分も学び成長できる、そんなところに教員という仕事の魅力を感じています。子どもたちの成長を支えられるよう、自分自身も成長し続ける教員でありたいと思っています。
「すべては子どもたちのために」
直接子どもたちとかかわる機会は少ないですが、教育環境の整備や職員の事務負担軽減を通じ、子どもたちの成長を支えています。「すべては子どもたちのために」という思いを胸に、自分の仕事が学校全体の円滑な運営に貢献し、子どもたちの未来につながることを意識しながら日々取り組んでいます。
「教育活動に多方面で関わることができるやりがい」
学校事務の仕事は多岐にわたり、特に情報や財務を扱うため、責任感が求められます。しかし、その分、教育活動に多方面で関わることができるやりがいがあります。直接子どもたちと接する機会は少ないですが、各種行事で子どもたちの活躍する姿を見たときは、とても感動します。
教職員や地域、保護者と協力し、子どもたちが笑顔で学べる環境を整える学校事務の仕事は、やりがいがあり魅力ある職業です。
「子どもの安心が第一」
用務員として私が大切にしていることは「スピード」です。修理や製作など何か依頼があった時はすぐに対応するようにしています。また、危険な箇所や壊れているところがないか依頼がある前に気づき、修理するよう心がけています。スピード対応することで、子どもたちがけがをしてしまうリスクを減らし、落ち着いて学習に取り組む環境を早く整えたいと考えるからです。
子どもたちが安心して学校生活を送れるように、学校全体の環境を整える用務員の仕事はとてもやりがいがあります。
「先生・子どもたち・地域のために」
グラウンドや校庭で楽しく遊ぶ子どもたちの姿を見て、元気をもらっています。また、外で仕事をしている時、「いつもきれいにしてもらってありがとうございます。」と地域の方から声を掛けていただくことがあります。学校の環境美化等により、先生方や子どもたちだけでなく、地域の方まで喜んでいただける素敵な仕事です。先生方、子どもたちが安心して過ごせるように、また、先生方が授業に取り組みやすいように環境を整えることは、とてもやりがいがあります。
受賞者のみなさんから素敵なメッセージをいただきました。教育に携わることへの魅力ややりがい、喜びがあふれており、子どもたちの成長はもちろんですが、自分自身の成長や生きがいにもつながっているようにも感じました。
子どもたちは「家族・学校・地域の宝物」、そして「未来の宝物」です。宝物である子どもたちの幸せ、そして自分の幸せのために、あなたの力を教育現場で活かしてみませんか!
このページの作成担当
〒951-8554 新潟市中央区古町通7番町1010番地(古町ルフル4階)
電話:025-226-3239 FAX:025-226-0065