赤ちゃんが泣いて困ったら・・・
最終更新日:2023年11月15日
乳幼児揺さぶられ症候群を知っていますか?
赤ちゃんが生まれ、育てることは幸せを運んでくれる素晴らしいことです。
しかし、大変さもあります。
例えば赤ちゃんの泣き。
赤ちゃんがいつまでも泣きやみそうもないとき、とてもつらいものです。
無理に泣きやませようとして赤ちゃんを激しく揺さぶると首の筋肉が未発達なために脳にダメージを与えてしまい、重大な後遺症が残ったり、場合によっては命を落とすこともあります。
これが乳幼児揺さぶられ症候群(SBS:Shaken Baby Syndrome)です。
目安として、1秒間に2から3往復以上揺さぶり、それを5から10秒続けると乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)は起こると考えられています。
赤ちゃんの泣きの特徴
これまでの研究で、関わり方によらず生後1から2か月に泣きのピークがあることが分かりました。
そのときの泣きは何をやっても泣きやまないことが多いことも分かっています。
しかし、ピークが過ぎれば泣きはだんだん収まってきます。
赤ちゃんの泣きへの対処法
まず、赤ちゃんが欲しがっていると思うものをたしかめてみましょう。
- 母乳やミルクをあげる
- おむつを替える
- 抱っこをする
- 暑がっていないか ・・・など
思いつくものをたしかめてみましょう。
次に、たとえば赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいたときの状態を思い出させてあげましょう。
- おくるみで包んであげる
- 「シー」という音を聞かせる
- 抱っこをして心臓の音を聞かせてあげる
- ビニールをくしゃくしゃした音を聞かせる
その他に、ドライブに行くなど心地よい振動で泣き止むこともあります。いろいろ試してみましょう。
また、高熱が出ていたり、心配であれば医療機関を受診しましょう。
お住まいの区の「妊娠・子育てほっとステーション」や、地域の相談先に連絡してみるのもいいですね。
それでも泣き止まない・・・
いろいろ試しても泣きやまない。
そんな時は赤ちゃんを安全な場所に仰向けに寝かせて、その場を離れましょう。そして自分がリラックスしましょう。
少ししたら戻って、赤ちゃんの様子を確認しましょう。
乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)を防ぐために
- 首がすわる前、特に4から5か月までの赤ちゃんをあやす時は、頭や身体を支えてゆっくりあやしましょう。
- 赤ちゃんの「泣きの特徴」と「激しく揺さぶってはいけないこと」を家族やご近所にも知ってもらいましょう。
- 赤ちゃんのお世話をするすべての人に揺さぶりの危険性を知ってもらいましょう。
よく泣く時期があることなど赤ちゃんや子育てに関する基礎的な知識を、ママだけでなくパパや周りの大人も共有し、みんなで助け合って子育てをしていきたいですね。
揺さぶられ症候群(SBS)についてもっと知りたい・・・
厚生労働省のホームページからDVDの視聴ができます。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/nakiyamanai.html(外部サイト)
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