サイチョプレス 令和6年7月21日 vol.82
最終更新日:2024年7月21日
「燃えなさそう」だから「燃やさないごみ」に出していませんか?
充電式の家電製品は電池として出しましょう
電池は「特定5品目」
電池類や小型充電式バッテリーが埋め込まれた製品
コードレス掃除機
電子たばこ
電気シェーバー
モバイルバッテリー
ハンディファン
充電式の家電製品には、電池類(リチウムイオン電池など)が本体から取り外せない状態で入っています。
危険!!
ごみ処理施設では、リチウムイオン電池が原因の発火が年間約60件起きています。
平成29年6月に新田清掃センターで発生した火災
新田清掃センターで話を聞きました
Q1 どうしてごみ処理施設で出火するの?
原因は「燃やさないごみ」に出された充電式家電。それらに内蔵されているリチウムイオン電池が破損することで発火します。「燃やさないごみ」は破砕処理をして、可燃、不燃、金属に分けるのですが、充電式家電が紛れ込んでいると破砕の衝撃で電池が破損します。もし、それが可燃ごみに分別され、燃やすごみを集めたピットで発火してしまった場合、大規模火災になる恐れがあります。
新田清掃センター
係長 水島さん
Q2 もし新田清掃センターで大規模火災がおきたら?
全国では火災によって処理施設が使えなくなり、ごみ収集がストップするという事案も起きています。当センターは、新潟市内で出される約4割のごみの処理を行っているので、同じような事になりかねません。私たちもさまざまな対策をとり、破砕処理前には目視チェックも行っていますが、大量のごみに紛れてすり抜けることも多く、近年は年間約60件もの発火が起きています。充電式家電は大きいものも、小さいものも、必ず「電池」としてごみ出しをお願いします。
新田清掃センター
所長 北詰さん
特定5品目で出せば、安全です!
収集時も衝撃を与えないように扱い、トラックの荷台に乗せて運んでおり、施設では手で選別しています。
電池類が取り外せない製品は本体ごと透明な袋に入れて「特定5品目」へ
「燃やさないごみ」処理の流れ
1 センターに到着
手選別で充電式家電を取り除くが、一部はすり抜けてしまう
2 破砕
細かく砕いて可燃物・不燃物、金属に分ける
※この工程で電池が破損。すぐに発火する場合と、時間を置いて発火する場合がある
破損し発火したリチウムイオン電池
3 処理
可燃物は燃やせるごみと一緒に焼却
焼却施設のごみピット
たったひとつの電池がみなさんの生活を脅かす火災を引き起こす原因になります。 正しい分別への協力をお願いします!
問い合わせ 循環社会推進課 電話:025-226-1391