南区意見交換1

最終更新日:2015年4月16日

平成27年2月7日(土曜)

(1)

1月の新潟日報の記事に関して

(2)

介護保険法改定以降の新潟市の現状について

(3)

避難所の避難可能人員の設定について
白根学習館の大会議場(ラスペックホール)の照明について

(4) 堤防の補強について

(5)

国の登録有形文化財への積極的な申請をお願いしたい

(6) BRTによる増便の中で、白根中心部を経由するバスの増便をお願いしたい

質問1

1月の新潟日報の記事に関して

発言者

 1月の「防犯灯電気料金の自治会負担 合併直前の譲渡で格差」という新潟日報の記事に関して質問したい。
※新聞記事を読み上げる。

市長

 合併時に、新たな負担が発生しないような措置をとった地域がいくつかあり、江南区では、同じ区の中で負担の差があるのはおかしいという意見もある。また、除雪などのあり方についても、地域によってはやり方が違っているので、不公平だという方もいるが、それは従来どおりの形で行わせていただきたいということでお願いしている。
 行政サービスが全く公平だということは難しい。除雪は全て行政の負担だと言う地域があるが、それで今後持続可能になるのかということも問いかけている。除雪を請け負う業者の数が減っている中で、地元のコミュニティ協議会、自治会が除雪機材貸与を受けて、地域の方が汗をかいてくれているところもある。このようなやり方のほうが持続可能なのではないかと思っている。
 まずは同じ区の中でできるだけ不公平感を感じないように差を縮めていくということで動いている。不公平感の解消を図りたいと思っているが、地元も少し汗を流し、負担をお願いするという方向が正しいのではないかと思っている。今までより負担が増えるということをお願いするのは難しい。しかし、特色ある区づくり予算などで工夫ができるのではないかと思うので、どのような解決策があるかを、江南区に先行モデルとして考えてほしいということで進めている。当分の間、全てのところで公平を担保するのは難しいが、不公平感を強く感じているところから優先的に改善していきたいと思っている。

質問2

介護保険法改定以降の新潟市の現状について

発言者

 介護保険の導入にかかわる問題について質問と提案を申し上げたい。
 新聞報道で、介護保険法の改定がされて以降、2015年までに要支援サービスの一部の移行が全国でも少なく、新潟県内では上越市、南魚沼市の2つであり、2016年度でも三条市をはじめ4市町村しかないとあった。新潟市は2017年度からということだが、何故このような現状になっているのかを説明していただきたい。
 また、十分意見を聞き、意見を集約するための基盤づくりをしていただきたい。コミュニティ協議会に期待をされているようだが、地域のばらつきを吸収するためにも検討委員会や検討の準備室といったものを作って、区の一体化を図っていただきたい。

市長

 新潟市の場合は、要支援、介護度1の方は、ほかの政令市に比べ少ないというのが一つの特徴になっている。しかし介護度4、5という方は他の政令市の平均以上になってしまう。 
 少し具合が悪くても我慢しているような方に早めに診断を受けて要支援に入っていただき、適切な健康管理、食の管理、可能な人は筋トレをやり、介護度が上がるのを抑えていただくだけでも、ご本人やご家族が幸せになると思う。
 要支援の部分は非常に重要であり、特に生活支援の中の介護保険の診断を受けてはどうかという声掛けをご近所、自治会、コミュニティ協議会から行っていただければ大変ありがたい。
 今年度の後半から、モデルとしてコミュニティ協議会や自治会、民間など、様々な方が手を挙げてくれている。半年活動していただいて、どこに課題があるのかを把握したいと思っている。その上で、新年度はモデルを広げていき、空白地がないようにしていくためにその半年の期間を有効活用させていただこうというのが新潟市の考え方である。
 上越市、南魚沼市などが成功すると課題を把握できるので、そのようなところと情報を密にとりながら、今のタイムスケジュールでやっていきたい。また、理解を広げていくために、広報も行っていきたい。

質問3

避難所の避難可能人員の設定について
白根学習館の大会議場(ラスペックホール)の照明について

発言者

 各避難所ごとに避難可能人員の設定がされているが、その人数が避難所の実情にあっていない。収容人員には立入禁止場所や支援物資倉庫等の場所が加味されていないのではないか。
 また、避難所になっている白根学習館の大会議場(ラスペックホール)の照明が天吊り式のため落下の危険性があり、避難所には不適合ではないか。早急に調査をして対策をお願いしたい。

市長

 実情が収容人数とあっていないというご指摘について、残念ながらそのようなところがあると思っている。他にも避難所として活用できるところがあるか精査させていただきたい。
 また、天吊り式の照明は、3.11の大震災のときにも東京で死者が出た。そのような構造が非常に問題だということで、それらについては順次解消するよう動いている。
 具体的な指摘をいただいたので、直ちに改修ということにはならないと思うが、専門家などに見てもらい、皆さんと意見交換もさせていただきたい。

質問4

堤防の補強について

発言者

 中ノ口川の左岸側に面している地域は、常に中ノ口川の水が増えることについて危険を感じている。現在は、高井橋までは補強がきているようだが、堤防の補強がどのようになっているかお聞きしたい。

市長

 中ノ口川は大変心配な河川の一つである。大河津分水の本格的な河道の拡幅、改修が一番安全度を上げる基になると思うので、それにあわせて中ノ口川も国に改修管理を一括で行ってほしいということを何度もお願いしている。このことについては、信濃川の河川計画の中で、国が検討をはじめた状況である。
 沿線に暮らしている方から見ると遅々として進まないことで、非常に心配だと思うので、これからも繰り返し国に改修も行ってほしいとお願いしていく。
 新潟・福島豪雨のときは大河津分水に上流からの水をすべて流したが、それでも厳しい状況だったので、大河津分水の本格改修を行っても、依然として残る問題である。その後、信濃川もさらに流下能力を上げるように改修しているので、そのころよりは安全度は少し上がっている。しかし、本格的に安全だとは沿線の方に言える状況ではないということを国、県に伝え、これが破堤したら大変なことになるのだということを繰り返し訴えていく。

質問5

国の登録有形文化財への積極的な申請をお願いしたい

発言者

 市民文化遺産にさまざまなものが登録された。白根地区の旧白根配水塔もその一つであり、全国的にも価値のあるものと評価されている。
 国の登録有形文化財の手続きについて、三条市や燕市は非常に積極的に申請が進んでいる。ぜひ、新潟市も旧白根配水塔について、積極的に申請手続きをお願いしたい。

市長

 新潟市も、登録できるものは登録させてもらいたいということで動いており、その中でいくつか登録をいただけたものもある。
 市民文化遺産を皆さんから推奨いただき、登録させていただいたものもある。白根の大凧をもっとレベルの高いところに登録すべきだという意見もいただいており、これらについては積極的に対応していきたい。具体的な話があった配水塔についても、専門家に聞き取りをして、どのようなレベルのものであれば登録の可能性があるのかを調べ、地域の方にその状況をお知らせして、登録いただけるものは登録してもらうという方向で動きたい。

質問6

BRTによる増便の中で、白根中心部を経由するバスの増便をお願いしたい

発言者

 BRTによって地方のバス路線が増便されると聞いているが、旧味方月潟路線は白根市の中心部を全く通っていない。白根中心部を経由するバスの増便をお願いしたい。

市長

 この夏から新バスシステムをスタートさせることにより、新潟交通は営業走行キロ数を5年間キープすることになった。営業走行キロをどのように活用するかということについて、まずは各区の公共交通検討委員会で議論し、そこから第三者委員会へあげていく形にさせていただきたい。味方、月潟から国道8号を走るバスについても検討するポイントになるルートだと認識している。営業路線では補えないところについては、新年度、住民バスの拡充ということで一歩を踏み出すが、次年度以降は区バスなども含めて連携を行い、空白地帯の解消につなげるように動いていきたい。
 路線バスの場合は利用者数が新潟交通の一番の関心事である。そのため、この路線ではこれほどの利用者数が見込めるので営業路線としての可能性が高いということを皆さんから声を上げていただき、それを点検しながら、第三者委員会と意見交換をする。
 南区はJRの路線がないので、バスの問題を考えていくときに、今のようなご意見を公共交通検討委員会などでも検討していただき、できるだけ南区でバスが良くなってきたと言われるように頑張りたい。

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