西区意見交換3
最終更新日:2015年4月14日
平成27年1月25日(日曜)午前
自治会館がない自治会に対して、行政が全面的なバックアップをできないものか | |
登下校時の子どもたちの見守りについて | |
登下校時の子どもたちの見守りについて |
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(4) | 地域教育コーディネーターの更なる活躍とはどのようなものなのか |
PTAの弱体化、意識の後退について |
質問1
自治会館がない自治会に対して、行政が全面的なバックアップをできないものか
発言者
医療、介護、地域といった3本柱がうまくいっていなければ、今後行う地域包括ケアシステムはうまくいかないのではないかと思う。
まちづくり協議会としては、高齢者を支える担い手作りに取り組み始めたが、一番話題になるのが居場所づくりであるが、その居場所となる自治会館もないところがある。河田珪子さんから、行政の支援で居場所の賃貸料を負担してもらっているという話を伺った。現在のシステムでも若干の補助はあるようだが、全面的なバックアップができないものか。
市長
高齢者を支える担い手作りについて、すでに取り組んでいただいていることに非常にありがたく思っている。
地域包括ケアは市全域に広げていかなければならないが、まちなか型や田園農村部型、昔の新興住宅地型など、いくつかのタイプがあると思っている。そのような中で、まず地域包括ケアのモデルハウスを河田さんに一つ立ち上げていただいて、ここで様々な研修を受けた方が地元に戻って実践するということを我々は支援していきたい。その時に、居場所が無いという地域も数多くあると思うので、空き家の有効活用の支援ということも含めて進めていきたい。
全ての自治会というのは難しいので、まずはモデル的に取り組んでもらえる、タイプの違うところを優先して、今年度はじめていきたい。今から新年度は何か所というところまでは申し上げられないが、空き家の有効活用を含めて、できるだけ新年度に様々なタイプが動き出せるように努めていきたい。
質問2
登下校時の子どもたちの見守りについて
発言者
私どもはオレンジ色の帽子とオレンジ色のジャンパーを着て見守りをしているが、これまで保険制度もなく、一度も研修や情報交換の会もなかった。今後、情報交換の場を設けるといったようなことは考えているのか。
教育長
地域で見守り活動を続けてくださっていることに、本当に感謝申し上げる。
見守り活動というのは、以前に様々な事件があった時に、散歩や買い物、少し表に出たついでに子どもたちを見守ろうというのがそもそもの始まりだった。そのような中で、不審者と間違われないように、オレンジ色のジャンパーを着ていただいた。ただし、保険制度の適用となると、メンバーを決めて、活動内容がはっきりしていないと難しい。研修も同じような理由から行われていない状況だった。
最近は、コミュニティ協議会など、様々なところで子どもたちの見守りを進めてくださっている。確かに保険も研修も無いというのは難しいと思うので、市全体の見守り活動をまとめて何か良い方法がないものか考えさせていただきたい。
質問3
登下校時の子どもたちの見守りについて
発言者
「ながら」で見守りをやりなさいということでは話があまり進まない。検討しているとばかり言わずに、前へ進めてほしい。一生懸命やっているので、現場に出て見てほしい。
市長
子どもを守るためにどう対応するかについて様々な意見が出た。校門を閉ざしてガードマンを置くという意見もあったが、私は地域の方が多くの目で子どもたちを見守り、危険な箇所を学校とともにチェックし、不審者が出にくくすることが重要だと思う。
私も朝の散歩中に、交差点などで熱心に指導していただいている様子を見かける。多くの方々の目が子どもたちを守っているということをより地域の人に知ってもらい、賛同いただくことが必要だと思う。今後中学校区のミーティングなどで、そのような地域の協力を紹介し合い、雰囲気、気持ちを盛り上げて、取り組んでいただいている人に多くの人が感謝するというようにしていきたい。
また、これからコミュニティ協議会と学校の結びつきを更にお願いしていく中で、学校課題についてコミュニティ協議会に知っていただくことで学区が守られるのだと思う。
質問4
地域教育コーディネーターの更なる活躍とはどのようなものなのか
発言者
私たち地域教育コーディネーターは、学校に拠点を置いて、地域の方と学校をつなぐ業務をしている。
地域教育コーディネーターの更なる活躍という、すごく良いお言葉があったが、それは具体的にどのようなものなのかお聞きしたい。
市長
地域と学校の関係が非常に大切だということで、全国に先駆けて地域教育コーディネーターを配置させていただいた。平成23年度から地域と学校の良い関係によって効果を上げているものを文部科学省が表彰する取組が始まり、新潟市の学校が2校ずつ4年連続文部科学大臣表彰をいただいている。これが新潟の教育の特徴の一つになっている。地域コーディネーターの方々に本当に感謝している。
一時は中学生と地域教育コーディネーターが良い関係を結ぶのに苦慮している学校もあったようだが、それを克服して、中学生が地域に出て貢献していくというところに活路を作って、非常に効果を出しているところも出てきた。また、中学生は災害時にも戦力になるので、群馬大学の片田先生の研修を地域教育コーディネーターの皆さんに受けてもらうなどの形で、より活動の幅を広げていただきたい。
また、地域教育コーディネーターとして活躍している方は女性が非常に多い。女性の方にコミュニティ協議会の事務所に入って暮らしの視点などを生かしていただくことによって、非常に良い効果が出ているという先進事例がいくつか出ている。今後コミュニティ協議会と地域教育コーディネーターがより密接な関係を持ち、このような効果を上げていただきたい。また、PTAは必ず役員が替わっていくので、PTAに地域の活動に関心を持っていただくようなネットワークが、地域と学校の関係強化の中で生まれると大変ありがたいと思っている。
教育長
さらなる活躍とは具体的に何をやるかということになると、皆さんも悩まれると思う。私たちがお願いしたいのは、コーディネーター一人が頑張るのではなく、地域全体で頑張れるようなことを拾っていただきたい。そして、コーディネーターはこんなに楽しい、こんなに良いことがたくさんあるのだということを外に広げて次の後継者を育てていただきたい。ほかのコーディネーターや区の人たちとの研修もあるが、新潟市の学・社・民の取組を市外、県外に広げていただきたいというのが願いである。
質問5
PTAの弱体化、意識の後退について
発言者
地域の中では高齢者の方を中心に地域活動を行っていただいているが、現役世代の参加が難しい現状があると感じている。PTAの弱体化、意識の後退が問題になってきている。
私も現役を退いたら、地域の中での活動に汗を流していけたらと思っている。そのようなものが、次の世代につながっていくような醸成、雰囲気作りをお願いしたい。
市長
コミュニティ協議会は、PTA、民生委員・児童委員の方も入っておられ、部会によっては地域教育コーディネーターとの結びつきもある。学校に多様な世代が結びつき、学校にどのような課題があるのかを知っているという面では、自治連合会や自治会とコミュニティ協議会は若干違うのではないかと思っている。
これから子ども子育て支援が非常に大きなテーマになってくる時に、この学区をよくしていくのだという気持ちが求心力の一つになっており、それが更に延びていく余地があるのではないかと考え、コミュニティ協議会にお願いするものを明確に示した。
新年度、コミュニティ協議会への支援を前進させるべく、現在、大詰めの作業をしている。大体の方向性が固まれば、コミュニティ協議会の皆さんと意見交換をし、新年度には新潟市も前進したと思っていただけるように頑張りたい。
質問6
冬場のBRTの運行について
発言者
冬場に雪が降った場合のBRTの対策はどのようになっているのかお聞きしたい。
市長
今回、新潟市に導入するBRT連節バスの製造の特許を持っているところは、スウェーデンのスカニアという会社なので、雪道、氷道の走行に実績がある。雪原を時速60キロで走り、急ブレーキをかけたらどうなるかというものも映像で確認しているが、連節バスがジャックナイフ型に折れ曲がるようなことはない。新潟の雪道を60キロで走行することはないが、安全度は極めて高いと思っている。
また、BRT区間の除雪をしっかり行う必要がある。基本的には超低床バスが走れる道路の状況であれば連節バスも走れるので、除雪を行いながら、雪道の運行には最大限安全に心がけていきたい。
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