令和3年度　南区自治協議会提案事業

　超高齢社会を迎え、複雑・多様化する地域課題に対応し、市民力・地域力を活かしたまちづくりを進めるため、区自治協議会の企画提案を、その主体的な取組みのもとに事業化する制度です。
　事業は企画段階（提案書の作成）、実施段階（多様な実施主体のコーディネート等）、評価段階（実施事業の点検）、改善段階（提案の見直し）の各過程において区自治協議会が主体的に関与して取り組むこととしていることから、評価についても区自治協議会が事業の自己評価を行っています。

　南区の区バス・住民バス・乗合タクシーの利用啓発を図り、利用者数増加につなげるため、情報紙などの作成や地域の茶の間でのPR等を行う。

　防災意識の啓発のための活動を行い、安全で、住みよいまちづくりにつなげるための仕組みの検討等を行う。

　南区家族ふれ愛事業の10年目として、児童・生徒の絵画・川柳展を行い、「家族ふれ愛月間」のさらなる定着を図る。

　少子化対策、晩婚化・未婚化対策、定住化の促進を目的として、独身の男女を対象に、南区での出会いイベントを開催する。

　白根大凧合戦が単に凧揚げではなく「凧合戦」であることを来館者にアピールし、誘客を図ることで凧の文化を広く啓発することを目的に、しろね大凧と歴史の館の展示替えに関する調査研究を行う。

　白根のまちなかを会場に南区の特産品や農産物の試食販売イベントとまち歩きをリンクさせ、地域の食や観光資源等の掘り起こしを行うことで魅力の再認識を促し、中心商店街の活性化を図る。

　講師を招いて防災計画の必要性についての研修会やワークショップを開催し、地域全体で防災について考え、「庄瀬地区防災計画」を作成し、全戸配布した。

　「平澤興」、「曽我量深」の二人の地域の偉人のキャラクターを生み出し、また地域の宝「笹川邸」について小中学生が学び、小学校6年生による笹川邸応援マップや小中学生による動画の作成を行い、広くPRを行った。

　地域の財産である角兵衛獅子のより広い活用・周知することを目的に、学芸員や専門家の協力を得て、情報発信に活用できる映像やWEBページとして時代に沿ったアーカイブ発信しやすい形にした。
　全国的にみても貴重な資源であるかつての月潟劇場を様々な専門家の助言等を受けながら劇場の調査・整備を行い活用方法を探った。

　白根今昔写真展「白根大凧合戦と商店街の今昔」、白根今昔写真クイズ「この写真、今はどこ？」、ドキュメンタリー映画の上映「白根紙鳶見聞録 凧ノ国」を行った。南区の地域の歴史や個性ある伝統・文化を知り、地域の方々の交流のきっかけづくりを行うことができた。

　コロナ禍のため、当初予定していた小学生の不参加は少し残念だったが、当協議会防犯部が主体となって、小林小学校PTAと連携し、小林地区の石碑等について現地での調査・取材を行い「こばやしの歴史地図」を作成し、小林地区の全世帯へ配布した。

　昨年度作成したレシピ集を活用して、講話、調理実習などの食育体験を行った。コロナ禍のため、当初の予定より活動の制限があったが、保育園、小学校や地域行事などで、1773人に普及啓発を図ることができた。

　2021年も新型コロナウイルスのまん延が収まらず、月潟まつりや大道芸フェスティバルなどの地域行事も中止となり、閉塞感の漂う日々が続いたが、スカイランタンの打ち上げに加え、旧月潟駅の夜間開放や竹灯籠の設置を行うなどして、月潟地域の活性化を図ることができた。