新潟市では、学校が地域に開かれ地域と共に歩むことができるように、地域のネットワークづくりや協働事業などを推進し、「学・社・民の融合」による学校教育を進めています。全ての学校に「地域教育コーディネーター」を配置して、地域と連携・協働したさまざまな活動を行い、事業の目指す姿「学校が元気に、地域が元気に、子どもが元気に」の実現に向け取り組んでいます。
前号に引き続き、区内の小中学校および西特別支援学校の令和4年度パートナーシップ事業の活動を紹介します。

問い合わせ　西蒲区教育支援センター（電話：0256-72-8560）

3年生が地域のブドウ園でブドウ作りを体験しました。今年度は、自校でブドウ作りを行っている上越市の高士小学校とオンラインで情報交換する活動も行い、中之口のおいしいブドウをアピールしました。

地域の皆さんを対象に「フレイル予防講習会」を11月に行いました。市食生活改善推進委員から減塩レシピなどの話を聞きました。和気あいあいと楽しい講習会となりました。

地域行事「浜メグリ」に学校行事「浜っ子浜メグリ」を位置付け、出店しました。3年生から6年生がICT端末を活用して発表したり、販売、配付、調査活動をしたりして、訪れた大勢の人に地域の魅力を発信しました。1・2年生も地域の歌を映像で発信しました。

5年生は、総合的な学習の時間に地元の農業や特産物について学んでいます。ボイセンベリーの収穫やからし巻作りの体験などを通して、新たな地域の魅力に気付き、松野尾の良さを実感することにつながりました。

「鯛車復活プロジェクト」代表の野口基幸さんを招き、巻に伝わる郷土玩具「鯛車」について学びました。由来や作り方、復活への願いなどを聞き、鯛車に灯りをつけて引く体験を通して、地元に伝わる伝統文化の素晴らしさや文化継承の大切さを感じ取っていました。

1年生は自分たちで植え、大切に育ててきた「サツマイモ」を134個収穫しました。畑作り・いも掘りボランティアの人の支援で、児童は世話を続けることの楽しさや収穫の喜びを体験することができました。

地域の農家や農協の人から教わりながら、児童は「新之助」のすじまきから稲刈りまでの体験をしました。稲わらは松の雪吊りのわらぼっち、わらリース作りにも活用され、児童は充実感を得ることができました。

中之口地域に関係する人を講師に招き、その人の生き方や経験から学んだことを全校で聴く「生き方講演会」。生徒にとって将来を考える良い機会となっています。

事前学習の「職業講話」「マナー講習会」の学びを生かし、7月に巻地区内で職場訪問を行いました。事業所の担当者より説明を受けながら働く姿を見学しました。簡単な体験もさせてもらい学びを深めました。

1年生対象の「農業体験」では、8か所の事業所から協力をいただきました。生徒は、作業体験のほか、仕事をする上での喜びや苦労、思いなどを直接聞き、就労について考える有意義な時間となりました。

学校運営協議会に生徒も参加
今年度から全小中学校・特別支援学校でコミュニティ・スクールの取り組みが始まりました。
西川中学校では、第3回学校運営協議会に生徒代表が参加しました。西川中学校の代表的な生徒会活動と3年生が総合的な学習でまとめた西川地域への提案を発表しました。続いて、学校運営協議会委員と生徒代表が3グループに分かれて、西川地域の未来の姿と今できることを話し合いました。

【コミュニティ・スクール】　学校運営協議会を設置し、保護者・地域・学校が一体となって地域の子どもたちを育むために力を合わせる仕組み。
【学校運営協議会】　保護者代表・地域住民・学校支援者などが学校教育に必要な支援に関して協議する合議制の機関。年4回開催。

人口 54,153人（−81）　世帯数 20,839世帯（±0）　男 26,253人（−44）　女 27,900人（−37）
注記：1月末現在の住民基本台帳。カッコは前月末比

---

---

---