市報にいがた 令和8年5月3日 2862号 1面から3面
最終更新日:2026年5月3日
今年も暑い夏が来る! 熱中症への備えできてる??
- 目標 3:すべての人に健康と福祉を
- 目標 13:気候変動に具体的な対策を
- 目標 17:パートナーシップで目標を達成しよう
5月になりました。近年、この時季でも夏のように暑い日があります。体がまだ暑さに慣れていないと、熱中症になるおそれがあります。今から始められる熱中症対策を紹介します。
問い合わせ 環境政策課(電話:025-226-1365)
市長より
新潟市長
新緑の季節。心地良くてお出かけしたくなる時季になりました。外で過ごしやすい日が増えてきましたが、5月は本市でも気温が高くなる日があります。体が暑さに慣れていないため、熱中症による救急搬送が増え始めます。熱中症は、こどもから高齢者まで、誰にでも起こる可能性があります。重症になると命に関わることもあり、注意が必要です。熱中症を防ぐためには、一人一人が意識して対策をすることが大切です。本格的に暑くなる前の今のうちから、体を少しずつ暑さに慣らしていきましょう。
本市では、民間企業の協力を得て、一時的に暑さをしのげるコミュニティオアシスの設置や、熱中症対策の啓発ポスターの配布、学校での児童生徒向け教材の活用など、さまざまな取り組みを行ってきました。今年度も引き続き、皆さまへ呼びかけていきます。
熱中症に負けない体づくりを進め、しっかりと対策を行い、この時季の新潟を楽しみましょう。
熱中症対策ってもっと暑くなってからすればいいんでしょ??
いいえ、今からの対策が効果的なんです!!
日本の夏はどんどん暑くなってきている
猛暑日の平均日数は増加傾向
猛暑日(35℃以上)の年間日数
※1910年から2024年の全国13地点平均 気象庁資料
熱中症で400人以上の人が救急車で運ばれた
新潟市の熱中症による救急搬送者数(令和7年)
topic 01 キケン!熱中症の恐ろしさ
医師に聞きました
新潟市保健所
北澤 医師
1. 熱中症ってどんなもの?
熱中症は、気温や湿度が高い環境で体温をうまく調節できず、体に熱がこもることで起こります。めまいや頭痛、吐き気などの症状が現れ、重症になると命に関わることもあります。「自分は大丈夫」と思わず、日頃から予防を心掛けましょう。
日常生活でできる予防のポイント
- のどが渇く前に水分補給
- 朝食をしっかり食べる
- 体調が悪いときは無理をしない
2. なんで5月から注意が必要なの?
熱中症は真夏だけ起こるものではありません。暑くなり始める5月は、体が暑さに慣れていないため、気温が急に上がる日は特に注意が必要です。暑さに体が慣れるには時間がかかるので、今から汗をかく機会を意識的に取り入れることが大切です。
3. 熱中症を防ぐために、気温以外で気を付けることはあるの?
気温だけでなく湿度や風の強さなどにも影響されます。湿度が高かったり風が弱かったりすると、汗が蒸発しにくく、体に熱がこもりやすくなります。
また、熱中症は屋内でも起こるため、小まめに換気を行い、無理をせずにエアコンを使いましょう。
外出時は、日差しや地面からの照り返しにも注意が必要です。特にこどもやベビーカーの乳幼児は大人より地面に近く、大人が感じるより高い温度の中にいることがあります。
日陰を選んで歩く、帽子や日傘を使うなど、日差しを避ける工夫を心掛けましょう。
コミュニティオアシスを利用しよう!
暑さを一時的にしのげる場所として、冷房施設のある公共施設や民間の店舗などのコミュニティオアシスを利用できます。
topic 02 暑さに体を慣らして熱中症を防ごう!
暑さに体が慣れたときの変化
暑さに慣れていない時
- 皮膚の血流量が増えにくく、熱を体の外に逃しづらいため、体温が上昇しやすい
- 汗に含まれる塩分が多く、ナトリウムを失いやすい など
熱中症になりやすい状態
暑さに慣れている時
- 皮膚の血流量が増えやすく、熱を体の外にうまく逃がせるため、体温が上昇しにくい
- 汗に含まれる塩分が少なく、ナトリウムを失いにくい など
熱中症になりにくい状態
日常生活でできる 暑さに強くなるための動きや生活
ウオーキング ジョギング
目安 週5回
ウオーキング 30分
ジョギング 15分
サイクリング
目安 週3回 30分
適度な運動(筋トレやストレッチなど適度に汗をかくもの)
目安 週5回から毎日 30分
入浴(シャワーだけでなく、湯船に入る)
目安 2日に1回
※あくまで目安です。個人の体質・体調、その日の気温や室内環境に合わせて無理のない範囲で行ってください。運動や入浴の際は水分や塩分を適宜補給して、熱中症に十分注意してください
熱中症に特に注意が必要な時期
熱中症は、5月の急に暑くなる日や、梅雨の晴れ間、梅雨明けの頃など、暑さに体が慣れていない時期に起こりやすくなります。一度暑さに慣れた体も、涼しい日が続くと元に戻りやすいため、再び暑くなる日は注意が必要です。
熱中症警戒アラートで確認を
熱中症の危険性が極めて高いと予想される日に、気象庁から「熱中症警戒アラート」が発表されます。さらに危険な日には「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。アラート発表時には、にいがた防災メールや新潟市LINE(ライン)公式アカウントで情報を発信します。
暑さへの慣れチェックリスト
| 1. 入浴(シャワーだけでなく、湯船に入るもの) | 点数 |
|---|---|
| 2日に1回以上入浴している | 3 |
| 週に3日入浴している | 2 |
| 週に1、2日入浴している | 1 |
| 入浴することはほとんどない | 0 |
| 2. 運動(汗をかく程度のもの) | 点数 |
| 週に5日以上している | 3 |
| 週に3、4日している | 2 |
| 週に1、2日程度している | 1 |
| 運動はほとんどしていない | 0 |
| 3. その他の汗をかく行動(運動・入浴以外の外出など) | 点数 |
| 週5日以上あった | 3 |
| 週3、4日以上あった | 2 |
| 週1、2日以上あった | 1 |
| 汗をかく機会がほとんどなかった | 0 |
| 合計点数 |
1. から3. 全ての点数を合計して
7点から9点 暑さに体が慣れているかも。でも熱中症対策は忘れずに!
4点から6点 複数の習慣で汗をかくことができています。継続が大切!
3点 汗をかくことを習慣づけ、暑さに体を慣らしましょう。
1点から2点 体が暑さに慣れていないかも。熱中症に注意!
0点 体が暑さに慣れていない状態。暑くなる前に対策を!
参考:日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」
私たち 熱中症対策に取り組んでいます
暑さ指数で危険を回避
新潟市立小・中学校
学校支援課
渡邉 指導主事
小・中学校では、日頃からの声掛けや小まめな健康観察を通して、こどもたちの体調の変化や初期症状に早く気付けるよう注意を払っています。5月でも気温が高くなる日は、熱中症の危険度を判断するための暑さ指数(WBGT)を測定し、その結果に応じて水分補給や休息を小まめにとるほか、運動や屋外活動の短縮・中止などの対応を行っています。
また、熱中症予防には、適度な運動に加え、朝食をしっかり取り、栄養バランスのよい食事を心掛けること、十分な睡眠を取ることなど、日々の生活を整えることが大切です。
これから迎える暑い季節に向けて、こどもたちが元気に過ごせるよう、引き続き声掛けを行っていきます。
みんなに優しい快適な車内づくり
新潟交通株式会社
同社
棚橋 哲也さん
夏場でもバスを快適にご利用いただけるよう、アイドリングストップ中もエアコンを使って車内温度に気を配っています。屋根付きのバス停は日差しを避ける場としてご活用ください。職場では、イベント臨時バスの運行などで屋外業務が増えるため、無理のない勤務体制や小まめな水分補給、体調変化を見逃さない声掛けを意識しています。新たな取り組みとして、6月から9月まで、運行中の運転士の制帽着用を任意とする「ノー帽子」運用を試験的に始めます。熱ストレスや疲労を軽減することで、運転に集中しやすい環境を整えます。今後も、お客様への安全で快適なサービスの提供と、従業員が安心して働ける環境づくりに取り組んでいきます。

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