にいがた2kmから新しい風を（2025年1月5日号）

　新年おめでとうございます。

　昨年元日に発生した能登半島地震から1年が経過しました。この地震によって、新潟市内でも揺れや液状化現象により、道路や住宅などで多くの被害が生じました。市ではこれまで多くの皆さまのご支援をいただきながら応急復旧を進め、現在は本格復旧の段階に移行しています。被災された市民の皆さまが一日も早く日常生活を取り戻せるよう、引き続き全力で復旧活動に取り組みます。また、先般取りまとめた災害初期対応の検証結果を踏まえ、「将来にわたって安心・安全に暮らせる災害に強いまち」を築いてまいります。

　さて、本市は新潟駅周辺から古町をつなぐ都心エリア「にいがた2km」を中心に、まちづくりの大きな転換期を迎えています。昨年、新潟駅ではバスターミナルが開業したほか、駅ビルが生まれ変わり、日本海側の拠点都市としての機能が着実に高まってきています。この好機を逃さず、にいがた2kmを「緑あふれ、人・モノ・情報が行き交う活力あるエリア」とするべく取り組むとともに、にいがた2kmからの盛り上がりを市内全域に波及させる取り組みを今後も進めてまいります。

　新しい年が明るく希望に満ちた一年となりますよう祈念しております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
　
　
新潟市長　中原八一
　
市報にいがた2830号（令和7年1月5日）掲載