1.さまざまな読書の方法(バリアフリー図書の紹介)
最終更新日:2024年8月6日
このページでは、さまざまな読書の方法を紹介します。
(1)耳で読む(本の内容を音声で聞くことができます。)
音声デイジー
視覚障がい者や活字による読書が難しい方のために作られたデジタル録音図書。
音声読み上げ対応の電子書籍
本の内容を音声で聴くことができます。
オーディオブック
本を朗読したものを録音した音声コンテンツ。聴く本とも呼ばれています。
(2)目で読む(文字の大きさや色を変えて読むことができます。)
大活字本
文字の大きさや行間等を調整し、大きな活字で組み直した本。
LLブック
わかりやすく書かれていて読みやすい本のこと。やさしい日本語による文章、文章の意味理解を助けるピクトグラムなどを用いることが特徴です。主な読者として、知的障がい者や外国にルーツのある人が想定されます。必ずしも子ども向けではなく、生活年齢にあったテーマをわかりやすく伝えることが意図されています。
※「LL」とはスウェーデン語の「Lattlast」(わかりやすくて読みやすい)」の略。(「Lattlast」の表記は、正しくは2つの「a」の上にウムラウト記号が付く)
(3)目と耳で読む(音声と同時に画面に文字などでわかりやすく表示します。)
マルチメディアデイジー
音声と同時に画面で挿絵や文字をわかりやすく表示するデジタル図書。
※デイジー(DAISY):「Digital Accessible Information System」の略で、日本語では「アクセシブルな情報システム」と訳す。視覚障がい者、高齢者、発達障がい者、知的障がい者及び聴覚障がい者など、印刷された出版物を読むことが困難な人のためのアクセシブルな電子書籍の国際標準規格。
(4)さわる(点字や絵に凹凸をつけて指でさわって読むことができます。)
点字図書
点字で記された図書。点字付きの絵本などもあります。
布の絵本
布などを用いて作られており、さわって絵の形がわかるようになっています。
(5)りんごの棚
ほんぽーと中央図書館りんごの棚
大きい文字の本や、やさしい言葉で分かりやすく書かれている本、さわる絵本など、障がいのある・なしにかかわらず、だれもが楽しめる資料を集めた本棚です。
点字付きさわる絵本、LLブック、大活字本、布の絵本、障がいを知るための本などが置いてあります。
りんごの棚の由来
すべての子どもに読書の喜びを体験してもらう場所としてスウェーデンの図書館でスタートした取り組みで、言語障がいのある子どもたちを支援するために作られたこどものおもちゃが由来です。