新潟市農村環境計画
最終更新日:2018年4月1日
新潟市農村環境計画とは
本計画は、今後の農業・農村づくりの基本原則となる目標や方針と各種対応策を示したものです。
農村と都市がつむぎ合い、白鳥と共生する「田園文化都市」を目指し、環境との調和に配慮した農業農村整備事業を進める指針となる計画です。
農村環境計画策定の背景
平成11年度に制定された食料・農業・農村基本法は、その総則において、国土の保全・自然環境の保全・良好な景観の形成など、農業・農村の「多面的機能の発揮」を明文化しています。
さらに平成13年に改正された土地改良法の基本原則には、農業農村整備事業の実施において、「環境との調和への配慮」が追加され、環境意識の高まりとともに、環境との調和・配慮・保全が農業農村整備に求められています。
近年、農業を取り巻く環境は大きく変化し、土水路のコンクリート化や用水路のパイプライン化などの整備にともない、生産性・効率性が大幅に上昇しました。
しかし農地は、生産地として重要な役割を担っている一方で、多様な生物の生息空間でもあります。生物の生息・生育環境及び移動経路が急速に失われたことにより、20年程前には、普通に田園地帯で見かけられた生き物が最近では見かけられなくなりました。
これと連鎖して、鳥類・哺乳類を含めた生態系が崩れており、失われた自然環境の復元・改善を進めていくことが急務となっています。
新潟市農村環境計画の目的
ゴイサギ
美しい農村景観
トノサマガエル(絶滅危惧2類)
本計画は、合併前の旧14市町村においてすでに策定済みとなっている農村環境計画との整合を図るとともに、農村環境の多面的機能の活用を新たに加え、農村環境計画等を一体的に推進することを目的としています。
そのために、生産基盤の整備と併せた豊かな生態系・生物多様性の保全や美しい景観の形成など、農村環境の広域的な保全とそれを生かした地域づくりの取り組みを一体的かつ永続的に推進するため、農村環境保全のための基本方針を定めています。
新潟市農村環境計画(概要版)
新潟市農村環境計画
関連事業へのリンク
平成19年10月に環境用水の水利権を取得し、非かんがい期の水路に通水することで、水質保全、景観保全、生態系保全に取り組んでいます。
集落にかつてあった景観について話し合い、それにもとづいた景観活動を行うことで、活気に満ちた美しい農村の形成を目指します。
集中豪雨などの際に、水田からの雨水排水をゆっくり流すことで、排水路の急激な水位上昇を防ぎ、農作物や農地、市街地の浸水被害を軽減する取組です。
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