木津薬師火祭り
最終更新日:2012年6月1日
木津薬師火祭り(横越地区)
薬師堂光明院
真夏の夜 火祭りで無病息災を願う
新潟市木津地区にある薬師堂光明院は、行基(奈良時代の僧。布教のために諸国を行脚、後に大僧正位を授かる)の作として伝えられる如来像が安置されており、眼の病を治すということでよく知られています。7月28日に火祭りが行われます。
この祭りは、修行僧による柴灯大護摩(さいとうおおごま)の火渡り修行として伝統ある祭りですが、昭和のはじめから50年あまり中断した時期がありました。しかし、経済が不景気等の理由で世間が沈み傾向になった際に、なんとか神と人々の力を授かって重苦しい雰囲気を吹き飛ばしたいとの思いから、再開しました。
毎年7月28日、夕闇迫る午後7時過ぎ、山伏姿の修行僧たちが山伏問答を唱え入場。暗闇の世界が訪れる頃、柴灯の大護摩が焚かれ、森閑とした境内に無病息災を祈る読経の声が響き、山積みされた薪に火が入ると、近郷近在から集まってきた老若男女は、燃え上がる炎と読経の声に誘われ、無病息災、家内安全を祈ります。
火の勢いも次第に衰え、下火になった薪を敷き広げ、いよいよ火渡りの開始。素足になった修行僧が、気合を込め歩き渡ります。これはまるで「心頭滅却するば...」を地で行くようなものです。順次、修行僧が渡り終わると、一般の人たちがこれに続いて、無病息災、家内安全など様々な願いを祈りながら渡ります。つま先で立って走り出す子、修行僧に手助けしてもらう子などさまざまですが、無事火渡りを終えることとなります。
- 所在地:江南区木津1-13-16
- 問い合わせ:光明院薬師堂
- 電話:025-385-2504
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