応急手当

最終更新日:2016年4月26日

応急手当の必要性

私たちはいつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるかわかりません。そんなときに、家庭や職場でできる手当てのことを応急手当といいます。けがや病気の中で、最も重症で緊急を要するものは、心臓や呼吸が止まってしまった場合です。このような人の命を救うためには、そばに居合わせた人の応急手当が必要です。

心肺蘇生法の手順

1 反応の確認

肩をたたき、呼びかけて反応を見る。反応がなければ、大きな声で助けを呼び、周りの人を集め119 番通報とAED を依頼する。

2 呼吸の確認

口元、胸、腹部の動きを見る。正常な呼吸がなければ、すみやかに胸骨圧迫を行う。

3.胸骨圧迫

胸の真ん中の骨に手の付け根を当て、強く・速く・絶え間なく圧迫する。

胸骨圧迫の目安
強さ 成人:少なくとも5cm以上 速 さ 少なくとも100 回/分以上
小児・幼児:胸の厚さの1/3 程度

4 人工呼吸

出来なければ、胸骨圧迫を継続する。

5 AEDが到着したら

電源を入れ、音声ガイドに従って操作

その他の応急手当について

出血があったら

  1. 傷口をガーゼやタオルなどで直接圧迫する。(直接圧迫止血法)
  2. 傷口を心臓より高く上げる。

※圧迫止血を行う場合は、手袋やビニール袋などを使用し、直接血液に触れないように注意しましょう。

骨折の疑いがあったら

  1. 動かさないようにして傷や出血の手当をする。
  2. 前後の間接を含め患部を固定する。
  3. 安静にして病院へ。

食べ物などがノドに詰まったら

  1. 背部叩打法手の付け根で、肩甲骨の間を力強く連続して叩きます。
  2. ハイムリック法(腹部突き上げ法)片手で握りこぶしを作り、親指側をへそより少し上に当てて、その上をもう一方の手で握り、すばやく手前上方に突き上げます。

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