下水道管路施設に対する緊急点検状況について（路面下空洞調査）

埼玉県八潮市において下水道管の破損に起因すると考えられる道路陥没が発生したことを受けて、国土交通省から自治体へ緊急点検の要請がありました。本市が管理する下水道管路において、国土交通省から要請があった緊急点検の対象施設はありませんが、本市独自の取り組みによる下水道管路の緊急点検において、空洞探査車による路面下空洞調査を実施しています。
現在、空洞探査車による現地調査を終え、本年4月を目途に解析作業を進める中で、空洞の可能性がある異常信号が検出され、緊急対応が必要な箇所が確認されましたので、その状況と今後の予定についてお知らせします。

内径2m以上で整備後25年以上経過し、汚水が流入する未対策のコンクリート管が埋設されている道路（約3.2km）

1.空洞探査車による現地調査
現地調査実施日:令和7年2月20日（木曜）～21日（金曜）
2.現地調査データの解析（作業中）
速報結果:緊急で対応を要する箇所　1箇所（深さが極めて浅い異常信号を検出）
なお、道路下に埋設されている下水道管の異常は確認されていません。
※今回の調査は、空洞探査車による現地調査の結果であり、現時点で空洞の有無を確定したものではありません。

緊急対応を要する1箇所については、速やかに開削調査により空洞の有無を確認し、必要な対策を講じていきます。
今後も引き続き、補足調査などにより詳細に解析を進めるとともに、異常信号が検出された箇所においては、道路下の下水道管について、管内調査により異常の有無を確認するなど、適切な対応により安全確保に努めていきます。